シーズンイン岩国開催に向けて
プロローグ
2022シーズンイン岩国開催まで、残り一か月となりました。
今年の大会は、総勢23名の招待選手(3/10現在)の方々が出場して下さることに。
注目の女子800mには、東京オリンピック1500m8位入賞の田中希実選手がエントリー。田中選手のシーズンインに注目が集まります。
実行委員会のメンバーは、それぞれの持ち場で、大会の準備に奔走中。
私は、選手招聘、スポンサーセールス、統括が主な仕事ですが、なかなかのボリュームです。
現状、スポンサーセールスは苦戦しており、当初、考えていた選手入場のパフォーマンスや、音響設備などは、断念せざるを得ない状況に…(まだ諦めていませんが)
せとなみTCの山田代表が担当して下さっているクラウドファンディングと連携して、大会直前まで、動いていきたいと思っています。
大会コンセプト
昨年、シーズンイン岩国への想いというテーマで、noteを書きましたが、
大会のコンセプトとして、陸上競技界の『地方創生』を掲げ、通常、主要都市を中心に開催している全国レベルのレースを、地方都市で展開し、地域活性化や、地域の子供たちに夢を与えることを目的にしています。
大会テーマは、『再生=リボーン』『育成』『発掘』
近年、思うようなパフォーマンスが出せなかった選手にも再びチャンスを!若手選手が、日本のトップクラスの選手にチャレンジする機会を!
日本選手権や、GPシリーズにはないコンセプトです。
招待選手の横顔
総勢23名の招待選手ですが、男女含めて、多彩なメンバー構成となりました。女子800mの展望に関しては、後日、本noteに掲載予定ですが、11名の選手一人一人にストーリーがあり、田中希実選手を軸に、新天地で、13年ぶりの800m日本選手権制覇を目指す陣内綾子選手、昨年、この大会がリスタートのきっかけとなった山口真実選手、日本のトップランナーに挑む高校生3名など、楽しみなメンバーです。
高校生3名のうち、1名は、チャレンジレーンでの出場枠。選手招聘担当として、全国各地の競技会を視察してきた中で、一番可能性を秘めていると感じた選手です。
男子800mは、沖縄県記録チャレンジという命題を掲げ、現記録保持者の仲井真タイ剣人選手と、歴代2位の記録を持つ瑞慶覧裕介選手が直接対決!
2人のマッチレースになるかと思われたこのレースは、1分50秒台の記録を持っている高校生の参戦によって、俄然おもしろくなってきました。
バセドウ病という難病を克服し、戦列に復帰してきた大宅楓選手は、兵庫リレーカーニバル、織田記念陸上に向けての総仕上げレースとなります。
叶わなかった東京オリンピック日本代表という目標。引退という選択肢もあった中で、走り続ける道を選択した大宅選手。夢破れた選手の生き様にもフォーカスする、それがシーズンイン岩国という競技会です。
おもてなしの心
私は、今まで、アメリカ、カナダ、中国、韓国、香港、タイ、ベルギー、スイス、オランダ、スペインでの競技会に参加してきました。
一番多いのはアメリカの競技会ですが、アットホームかつ、競技を楽しんでいる雰囲気が大好きで、遠征がとても楽しみでした。
カナダの港町・ハリファックスで行われたNational Track Leagueという競技会の時には、最寄りの空港まで、私と選手二人のために、大会の関係者の方がお迎えに来てくれました。
我々のエージェントの佐藤幹寛さんからのメールだけを頼りに、心細い思いで空港に降り立ちましたが、「遠い日本からよく来てくれた、歓迎するよ」と満面の笑みで迎えて下さったことを、今でも鮮明に覚えています。
けして、大きな規模の競技会ではなく、大会予算もそれ程ないように思いましたが、宿泊は、夏休みの大学の寮に、格安で、泊めて頂きました。記憶が曖昧ですが、確か2泊分は、大会側が負担して下さったと記憶しています。
この時の体験を基に、第一回目のシーズンイン岩国では、空港や大会会場への送迎は、自腹でレンタカーを借りて、一部の招待選手をサポートしました。宿泊に関しても、一部の招待選手にはなりますが、できるだけ選手やチームの負担がないように、1泊分は大会側で負担させて頂きました。
首都圏の会場で、大きな企業のスポンサーがつかないと、トップ選手たちの競技会を見ることができないというのは、少し寂しい気がしています。
地方都市で、手作りの競技会であっても、その競技会に関わる方々の、まごころやおもてなしの心、創意工夫があれば、きっといい競技会になると信じています。
コロナが収まれば、招待選手の民泊プランや、レース翌日の小中学校への出前授業、高齢者施設への訪問、観光・地域特産品とのタイアップ事業などなど、色々仕掛けていきたい企画が目白押しです。
エピローグ
いよいよ大会まで残り一か月となりました。
正直なところ、課題は山積みですが、走りながら考えていこうと、前向きに捉えています。
大会エントリー、大会スポンサー、クラウドファンディングへのご協力など、まだまだ大募集しておりますので、引き続き宜しくお願い致します!
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