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シーズンイン岩国への想い

先日、noteに書いた競技会プロデュースの件ですが、
第一弾として、4月11日㈰、山口県岩国市にて、開催する運びとなりました。

大会名は、『シーズンイン岩国』
岩国市陸上競技協会様、岩国市スポーツ推進課様の全面的なご協力のもと、実現することができ、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

なぜこうした競技会を行うのか?、なぜ開催地は地方都市なのか?、選手招聘に関することなどなど、私なりの想いを纏めてみました。少し長くなりますが、お付き合い頂けましたら幸いです。

コロナ禍の競技会

昨年から、コロナウィルスの影響で、次々と、競技会が中止や延期に追い込まれる状況となりました。

日本選手権や、大阪国際女子マラソンなど、日本陸連が主催する競技会は、厳重な規制の中、辛うじて開催できていますが、その他の競技会、特に地域レベルの競技会は、軒並み開催を見合わせているのが実情です。

アスリートにとっても、ファンの方にとっても、このままの状況が続くのは、良くないのは明らかですね…

そういった中、何とか、コロナ時代に見合った新しい競技会ができないだろうか?と、日々考えていました。運営方法、開催規模、タイムテーブル等、既存のやり方を変えていけば、新しい発見があるかもしれないと考えたわけです。

◆コロナ対策として、密を避ける
=立案段階から、大会の規模を小さく
=会場は、中小規模
=招待レースは、正味60分以内で実施(4種目)
結果、感染予防対策がしやすい

かつ、

◆大会を盛り上げる仕組み作り
=大会MCの導入
=SNSの活用
=出場選手のバックグラウンドを知って頂ける様な事前の取り組み

などなど、アイデアを纏め、一つ一つ、取り進めている状況です。

なぜ地方都市開催なのか?

これは、個人的な主観かもしれませんが、トップアスリートが出場するような競技会というのが、大都市(関東メイン)に集中しているような印象なんですよね。

地方から関東に進学してきた学生が、日体大長距離競技会を見て、ひと言、『県選(県選手権)よりも人が多くてビックリしました。トップ選手が、こんな間近で見れるなんて!』と驚いていましたが、長年、関東地方に住み、こうした光景が当たり前になっていた私にとっては、大きな衝撃でした。

普段、テレビやYouTubeの画面を通じてしか見ることが出来なかった、トップアスリートを間近で見ることができたら、その地方の子供たちにとって、後々、大きな財産になるのではないかと考えました。

また、日本トップクラスではなくとも、地方で頑張っているアスリートの方々が活躍できる舞台、脚光を浴びる舞台を作りたいという思いもあります。

このほか、今後の取り組みとして、招待競技者の民泊というアイデアもあります。これは、オリンピック女子マラソン初代女王・ジョーン・ベノイト・サミュエルソンさんが、主催するBeach to Beacon 10Kから得たヒントですが、

地方開催ならではの取り組みとして、実現させていきたいと考えています。

選手招聘に関すること

私の仕事の一つに、招待競技者の選定、招聘業務がありますが、シーズンイン岩国に関しては、下記の観点から、選手を招聘しています。

・地元出身のトップ選手
今回で言うと、君嶋愛梨沙選手@土木管理総合試験所の出場は、マストでしたね。幸い、彼女も快諾してくれましたので、100mを入れることになりました。

・地元で頑張っている選手
西山華織選手@OPC

・広島県尾道市を拠点に活動されている
田阪亜樹選手@せとなみTC
※77番の選手

田阪亜樹

西山選手は、日頃から、大会会場である55フィールド愛宕スポーツコンプレックスを利用されていらっしゃる地元中の地元選手!

田阪選手は、岩国市から車で2時間ほどの広島県・尾道市が活動拠点。
準地元選手といっても良いでしょう!

・ストーリーを作れる選手

高校時代にはインターハイ3連覇の偉業を達成し、「天才」と呼ばれたハードラー・福部真子選手@日本建設工業。今季、8年ぶりに練習拠点を東京から広島に戻して活動されています。
紆余曲折を経て、故郷からの再出発。シーズンイン岩国での走りが、今から楽しみです。

大森郁香

2014年の日本選手権制覇から7年…
近年は、思うような成績が残せていない大森郁香選手@奥アンツーカ
学生時代から見てきて、一緒に合宿やトレーニングをしたこともある、思い入れのある選手なので、こんな時こそ、応援したいと思っています。

まだまだ書き足らないことが、たくさんありますが、今日のところはこの辺で!可能な範囲で、このnoteの内容を、ご紹介頂けましたら幸いです。




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