タカヒグ/takahigu

夢をカタチにしていくコーディネーター。百貨店系列の広告代理店を4年経て、情報サービス会…

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夢をカタチにしていくコーディネーター。百貨店系列の広告代理店を4年経て、情報サービス会社へ2年勤務した後、イベント制作会社にて活動中。デザイン/映像/イベントについて、体感したことを書いています。以前のブログはこちらから→http://taka-higu.com/

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最近の記事

グラフィックデザインの4大要素

グラフィックデザインを考える上で、構成に必要な要素があります。 ・レイアウト(写真/イラスト) ・フォント ・色 ・文章(キャッチコピー) です。これに印刷物の場合は、出力される際に"紙"が追加されますが、グラフィックデザインで必要な要素はほぼこの4つに限定されると思います。 逆に言えば、この4つをきちんと構成すればグラフィックデザインはきちんと出来上がります。 レイアウトにもルールが、フォントには膨大な種類が、色には業種によって好まれる色組み合わせが、文章には気の

    • デザイナーのためのカメラ知識

      デザインをやっていてカメラ(一眼レフ)を持っているというひとは多いと思います。ただ、きちんと使えているかと聞かれるとどうでしょう? なんとなくオートのまま使っていたり、A(絞り優先)モードがいいよと聞いてとりあえずAで使ってみているとかいうパターンも多いのではないでしょうか? それは、おそらくPhotoshopが使えてしまうからだと思いますw デザイナーでPhotoshopが使えてしまえると、クライアントから渡されたなんということもない写真をどうにか素材として加工することに

      • 印刷工場の現場にて

        先日、展示会で知り合ったH社さんの内見会におジャマしてきました。 印刷会社さんで、ある面大っぴらに工場機材を紹介するというのは割と珍しいと思います。 私達もどちらかというと小ロットの仕事が多いのですが、やはり時折のページものの時に『ここ!』といえる業者さんが欲しいのも事実ですから。 これは!ということで、いい機会ですし参加させていただきました。 たしかに、以前関西で印刷会社におジャマした時も、CTP※が増えている現状やPDF・InDesignの直接入稿が増えている話を伺い

        • デザインで使える!ショートカット(3)

          今回も新たにイラストレーターで使える 便利なショートカットを紹介していきます! ——————————————————- [ Commandキー+G ]-選択したオブジェクトのグループ化- [ Shiftキー+Optionキー+G ]-グループの解除- [ Commandキー+2 ]-ロックを掛ける [ Shiftキー+Commandキー+2 ]-ロックの解除- これも非常によく使うショートカットです。 個人的にはこの2セットがいつも対になっていると言いますか、そういった

        グラフィックデザインの4大要素

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        • 知りたい!デザイナーって何だ?
          5本

        記事

          PDF-x1aの可能性

          1995年のWindows95から始まるインターネットの普及により、今や当たり前のツールとして存在するようになったメール。 そしてまた、それに合わせる様に"PDF"でのデータ確認・校正、入稿も増えるようになってきました。 そういった中、ここ数年話題になり、また実際入稿形式として増えているのが『PDF-x1a』です。 "クライアントへのPDFでの校正"というのは定着している感がありますが、 印刷会社さんに聞いても、やはり「PDFでの入稿は増えている」と聞きます。 また、私の以

          PDF-x1aの可能性

          デザインで使える!ショートカット(2)

          今回も新たにイラストレーターで使える 便利なショートカットを紹介していきます! ——————————————————- [ Commandキー+F ]-同じ位置にオブジェクトを複製- これは非常に使えます!コピー&ペーストはよく使いますが、イラストレーターを使い慣れてくると「別のファイルの、しかも同じ場所にコピーがしたい」ということがよくあります。その時使うのが、このショートカットです! 気持ちよ~く、まったく同じ位置にコピーしてくれます。 Commandキー+V(コピ

          デザインで使える!ショートカット(2)

          紙のバリエーションは無限大◎

          デザインの仕事を扱い出すと、必ず紙の仕様について考える機会があります。 といいますか、紙の使い方ひとつで大きく制作物のテイストは変わりますし、そこまでも紙によってデザインすることができます。 チラシ等のいわゆる"ペラもの※1"や大量部数のフリーペーパーなどは、始めから指定業者さんとの関係やコスト面で使用する紙が決まっている場合がほとんどですが、新規クライアントのDMや名刺、特に"ページもの※2"は紙のバリエーションを自由に選べることが多いかと思います。 ※1 ペラもの:チ

          紙のバリエーションは無限大◎

          デザインで使える!ショートカット(1)

          毎週1つ新しいショートカットを覚えた場合、1年で52個覚えられることになります。 幾つか知っているものを入れれば、1年続けただけで相当のショートカット通になれます。 この夢のような挑戦に(笑)挑んでいきましょう! やはり、"続ける"ことですね。 ———————————————– [基本ショートカットのおさらい(MAC編)] -皆さんは幾つ分かる?- ○コマンド+C コピーする ○コマンド+V ペーストする ○コマンド+X カットする ○コマンド+A 全てを選択する ○コ

          デザインで使える!ショートカット(1)

          金藤、されど金藤

          王子製紙の製品に、『OK金藤』という紙があります。 ポピュラーなアート紙の一つで、大手の出力センターでしたら ほぼ何処でも常備紙として扱っています。 私は特に、マットコート紙としても扱われている『サテン金藤』の マットPPの質感が大好きです。 パンフなんかにもよく使われるサテン金藤+マットPPの組み合わせですが、 もし自分で本を出版する際は、カバーは是非これでいきたい!なんて思っていますが。もしくはルミネッセンスか。 ちなみにこの『金藤』、なんと読むかご存知でしょうか?

          金藤、されど金藤

          デザイナーというポジション~業界でのデザイナーの役どころ~

          夢のデザイナー、されどデザイナー、そして現実はどうなのか? いきなりシビアな話になりますが、現実は『全て能力によりけり』です。 前回もクリエイティブディレクターやアートディレクターのことにかなりふれましたが、実際の現場では、「デザイナー」という肩書きは、正直軽いポジションになります。 こう言うと夢がないかもしれませんが、現場でのデザイナーの扱いは、大概"若手のオペレーター兼レイアウト担当"というのが妥当かと思います。 特に、印刷会社や自社で大量製作している会社はこういう扱

          デザイナーというポジション~業界でのデザイナーの役どころ~

          クリエイターのための税金知識

          どうしても作る側になると疎いのが、お金の処理周りの問題かなと思います。 特に会社員の場合、気にするのは保険料・年金・住民税くらいであとは毎月トータル幾ら引かれてるか結果を見るくらいでしょうか。会社員でも所得控除など、気に掛ければお得になるものは結構あります。 ・各種保険 民間の各種保険に入っている場合、年末調整で記載すれば微々たるものではありますが控除されます。 ・ふるさと納税 こちらは住民税が控除されて返ってきます。お礼の品(=ふるさと納税)は先にもらっているので、お礼

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          紙の奥深さ、あれこれ

          今日はいつもの銀座の某出力センターに行ったついでに、"OJI PAPER LIBRARY"と"ギンザ・グラフィック・ギャラリー"によってきました。 朝もそこそこ早くから行きましたが、ついて早々「この間の楽譜の見積の件発注まだですかね~」と担当営業Kさんに聞かれ、結構な額だし8月も近いし、相当期待されてるなと。 しかし、まだ先方決裁が取れていないので、その旨伝えつつも…。 こういう状況って、なんともいえないですよね。 まあまあ、営業の状況も分かるし、クライアントの事情もあるし

          紙の奥深さ、あれこれ

          アート/クリエイティブディレクター ~様々な役名~

          デザイナーになるまでは、グラフィックデザイナーにこだわらない限り、大概意識しないのですが、アートディレクターやプランナー、クリエイティブディレクターという職種があります。 巷で著名なデザイナーは、ほぼ全員といっていいほど、アートディレクターやクリエイティブディレクターを兼任、もしくは直で名乗っています。 どう違うのかといいますと、デザイナーは主にレイアウトをメインとしたどちらかというとオペレーション寄りの業務をこなすのに対し、アートディレクターやクリエイティブディレクター

          アート/クリエイティブディレクター ~様々な役名~

          デザイナーになるには ~意外な近道ルート~

          前回は私の実体験を通して、デザイナーに至るまでの流れをお話しましたが、「じゃあ、どうすればいいの?」とお思いになった方も多いかと思います。 そこで今回は、デザイナーになるための近道ルートをお教えします。 私自身、美大にて建築系の学科→DTPのスクール→広告代理店にて実務、という行程でデザイナーに至りました。 また、スクールに在学中に"DTPエキスパート"という資格を取得しています。 正直、前回のお話通り、ここまでご丁寧に道を歩んでいく必要はありません。 もっと早いルート

          デザイナーになるには ~意外な近道ルート~

          デザイナーはアーティストなの?~仕事としてのデザイン~

          クリエイティブに想えば想うほどぶつかるのがこの問題です。 仕事やクライアントが絡んでくると、どうしても言葉を悪く言えば独りよがりなデザインは嫌われます。 アートとしてはクオリティーが高いはずなのに、何故営業にもクライアントにも受け入れられないのか。 答えは簡単です。『カタチにした結果が売り上げと結びつかないと判断された』からです。 私も特に仕事を始め出す前の当初、非常にここに悩みました。 とにかく美大時代は、奇抜な提案と時代を先行く提案を心掛けていました。 それは正直

          デザイナーはアーティストなの?~仕事としてのデザイン~

          デザイナーになりたい!! ~就職前の希望と現実~

          私自身、美大に入学後、建築学科でしたが晴れて念願だったグラフィック系の職に付くことができました。今は何気な~くデザインの仕事をしていますが、正直美大に入学する前には夢のような話でした。 “デザイナー”。なんて素晴らしい響きなんだろう笑。まだまだ漠然としていましたが、そんな憧れの職業に自分が付けるのだろうかと思ったものです。 当時、都内の美大デザイン科の倍率は数倍~数十倍。2,3浪は当たり前で、美大受験生の必須項目「鉛筆デッサン」のスペシャリストでない限り現役での合格はまず

          デザイナーになりたい!! ~就職前の希望と現実~