金藤、されど金藤
王子製紙の製品に、『OK金藤』という紙があります。
ポピュラーなアート紙の一つで、大手の出力センターでしたら
ほぼ何処でも常備紙として扱っています。
私は特に、マットコート紙としても扱われている『サテン金藤』の
マットPPの質感が大好きです。
パンフなんかにもよく使われるサテン金藤+マットPPの組み合わせですが、
もし自分で本を出版する際は、カバーは是非これでいきたい!なんて思っていますが。もしくはルミネッセンスか。
ちなみにこの『金藤』、なんと読むかご存知でしょうか?
「きんとう」ではないですよ笑。
これ、「かねふじ」でもなく、実は『きんふじ』なんですねぇ。
ややこしい!
読み方もさることながら、もう一つ『金藤』にひそかに想いを寄せる理由がありまして。『金藤』は、なんとうちの実家の近県鳥取県の王子工場にて作られているんですね。
ここまでくるとかなりバカっぽいですが、
『好きな紙を持つ』っていうのは重要だと思います。
なにより紙を覚えていくキッカケになるので、
是非皆さんも好きな紙を作ってください。
竹尾のペーパーショウに行きましたが、
本当に紙一つでガラッと制作物のイメージが変わります。
また、表現の幅がイッキに広がりますね。
そんなにたっぷり予算を掛けてくれるクライアントは稀だといってしまったらおしまいですが、クリエイター魂に火を付けてくれる、それが各バリエーションの紙達なんです。
(2008年6月17日:記述)
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