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タイ以外マガジン

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タイ以外の話をここに。
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2021年3月の記事一覧

大阪は神社がきれいだと思う

大阪は神社がきれいだと思う

 タイ語で神社はサーン・ジャオという。直訳すると神の祠とか廟とかそんな意味合いになるのかな。日本のように神仏分離がされているわけではないので、神社という概念が日本とは大きく違う。逆に言えば、日本の神社は日本独特のものであると思う。

 本殿の建て替えや場所の移転・移築をした神社もあるし、歴史そのものが本当なのかもわからない可能性はあるとはいえ、数十年とかではなく、1000年も前からそこにあって、今

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たこ焼きは小さいに限る

たこ焼きは小さいに限る

 大阪でたこ焼きの元祖という店に行った。

 タイには2000年代初頭にはすでにたこ焼きを売る店はあった。しかし、そのころはタコが一般的には食されていなかったから市場にはあまり出回ってなくて、イカやカニカマが代用されていた。実際、今でもタコが入っていないたこ焼きをよく見かける。

 和食ブームが始まってからはタコの入ったたこ焼きもタイで見るようになったものの、居酒屋などの大半が冷凍ものだし、屋台も

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誰もやっていないところを見ると難しいのかな【ミャンマーで石を仕入れて売る】

誰もやっていないところを見ると難しいのかな【ミャンマーで石を仕入れて売る】

 先日ミャンマーの記事を書く際にネピドーの写真がフォルダにあったので使ったのだが、ほかにもすっかり忘れていたことがあった。ミャンマーは宝石類の産出国で、ルビーの産出量はかなり多いという。ほかにもサファイヤ、翡翠、それからペリドット、ラピスラズリ、ガーネットなどが出てくるそうだ。

 そんなミャンマーの首都ネピドーや、かつての首都ヤンゴンには宝石センターみたいなのがあって、そこで安く宝石を仕入れるこ

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ミャンマーの逆行ぶりがすごいと思う

ミャンマーの逆行ぶりがすごいと思う

 タイとミャンマーはこの時代においても政治的に不安定で、将来的に長く安心して暮らすには厳しいかもしれないと思えてしまう。トップが変わるとすべてが覆されるので、先が見えないというか。

 タイも現在の不安定な状態は2006年から続いているので、近代のゴタゴタした中ではわりと長引いている方だ。とはいえ、それ以前70年代、あるいは戦後からずっと似たような状態で、なにか問題があればクーデターが起きたり、市

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日本にあってタイにないもの【肉編】

日本にあってタイにないもの【肉編】

 当然ながら肉はタイにもあるし、ジビエはないにしても、ワニとかカンガルーとかがあるので、肉の種類は日本と大して変わらない。なんなら、よく食べられている豚肉や鶏肉そのものは日本よりもいいものである気がする。しかし、やっぱり日本で食べた方が肉はおいしい。たぶん、切り方とか管理が違うのではないかなと思う。

 ボクにとってのタイ最初の肉の思い出は、カオサン通りの屋台で売っていたヤキトリだ。ガイヤーンとい

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やっぱり20年も経つと街が変わる

やっぱり20年も経つと街が変わる

 タイは日本よりも建築に関する基準などが違うからか、異様に早く建物が建ったり、店がオープンする。道を歩いていて、昼前になにか造っていた場所に看板が掲げられて、ああ店ができるのか、と思っていたら、夕方には開業していることもよくある。

 日本はその点では始まるまでが遅い。日本のビジネスにスピード感がないと言われることのひとつのような気がする。でも、さすがに20年近くも経つと、街の様子は大きく変わる。

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日本の薬師如来・タイ(中国)の薬師如来

日本の薬師如来・タイ(中国)の薬師如来

 2019年秋、29年ぶりに日光東照宮に行った。ここまでくれば川の水が透き通っているという、タイにはない自然が見られるということを知っていたのもあるし、滞在先の最寄駅から切符1枚で行ける路線であるということもあった。なにより、というか行くことを決めてからあとでわかったのが、東照宮の中にある薬師堂、鳴き龍で有名なお堂が薬師如来を祀っているという事実もまたここに行く意味があると感じていた。ボクはなにか

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