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貴婦人と夜を駆ける

我が家に貴婦人がやってきました。

名を、ストリークフライと言います。


なぜ、この子を貴婦人と呼んでいるのか。

そのきっかけになったランを記事にしました。


そういや、うちには関西弁のおっちゃんもいます。




◎なぜストリークを?

ナイキのシューズでいうと、もしかしたら、やや影が薄いかもしれないシューズ。

それがストリークフライ(だと思っています)。

ナイキだとね、

「アルファフライ」や「ヴェイパーフライ」というハイエンドのシューズが売れ線。
(ヴェイパーは3が出ましたし)

そういうメインストリームから外れたい、という一匹狼的な判断ではありません。

「5kmや10km用のシューズが欲しかった」

これが一番の理由です。

今までの記事からしても、10kmの大会出場が主だった私。

いろんなシューズを履いて自己ベストに挑んできたのですが、よくよく考えると、

「フルで使うシューズでは?」

という今更ながらの事実に気づきました。

過去のシューズレビューで出した、ボストン11やFLY5などはその典型。
(ボストン11で5kmレースに出たんだから、今思えば驚き)


10kmレースでは、靴に助けてもらう以上に、

自分の脚力を強くしておくベースが必須となる

というのを強く実感します。

距離が短いですから、あんまりアレコレ機能はなくて良い。
(カーボンプレートもフルレングスではいらん)
(厚底だと、速度を上げている中でバランス崩すと怪我につながる)

むしろ軽くて、全速力に近いスピードで走っている自分の足に臨機応変に馴染んでくれるシューズがいい。

これがストリークフライを選んだきっかけです。
(まぁ、あとピンクとオレンジのツートーンカラーが好きだったというのもある)


とはいえ、陸上界ではそれなりに注目されているのも事実。


でも、こういう記事を読んだとしても、ストリークフライは、

ある程度、ランニングを知っている玄人が持つシューズ

というステータス感があるため、持っているだけでも、なんだかいい気分になっちゃうんですよね😁




◎外観等、いろいろ見ておこう

まず、なんてったって軽い。

ナイキの最軽量シューズと言われているだけある。
比較対象として出すシューズは、タクミセン8。
アディゼロシリーズの軽量シューズよりもストリークの方が軽いのです。


そして、ニットなアッパーが優しく包み込んでくれます。

ピンクは女の色、なんて言われた時代は、とうの昔に終わったのです。
いいコントラストです。
素晴らしいですね。自分で言うのもなんだけど。
シュータンの真ん中が窪みがあるのもフィット感向上の一つ。
そして、ヒール部にはクッション内蔵。かかとの密着感がいいね。
5km、10km専用というのは、シューズにも書かれています。


ちなみに、zoomXってなんだ? と思う方もいるでしょう。

実は、私が「貴婦人」と呼んでいる理由がここにあります。

ざっとまとめると、以下2点。

・めちゃめちゃ希少価値のある素材である
(手に入りにくい)

・耐久性はそこまでない
(寿命が短い)

ナイキの中でも、相当ランクが上なソールであり、その分、ランナーの力になります。

しかし、扱いはなかなか大変。雑に扱おうものなら、いつ壊れてしまうかわかりません。

そういう点で、「気品が漂い、風格のある存在」というしるしとして「貴婦人」と呼んでいるのです。




◎貴婦人と踊る初夏のダンス


レース本番で使用するのが主な用途だと思うのですが、全く使わずにレースに出るのもいかんので、日曜日に走ってみました。

で、試しにジョグペースで走ってみるのですが、

うーむ、調子が出ない

あまり、思ったように進んでくれません。

なんかモヤモヤする。そんな感じ。たぶん、その時は貴婦人が私とデートする気にならなかったのでしょう。
(デート中、女の子のテンションが低くなってやばい雰囲気になるアレと似てましたwww)

(やはりレース用シューズなのか。だったら、レースと思ってペースを上げるしかない)

ジョグ気分で外に出ましたが、ポイント練習をする羽目に。

貴婦人を振り向かせるにはこれしかない。

と思って、ペースを上げると、

(おぉぉ…!)

ものすごい推進力。それに応じて、ストライドも広く!

やっぱり、本気で向かわないと真価を発揮してくれないんですね。。。

走っていた時の着地はというと、

めっちゃフォアフットで走っていました。

確かに、短距離だったら足の前側しか使いませんものね。

ストリークでフォアフット。これはまさに、スパイク履いてトラックを走る感覚と一緒でした。

ですから、アウトソールにも特徴があります。

前足部のみ黒なんです。
黄色の部分は削れていました。
しかし前はめちゃめちゃ元気。すっごい前傾で体重かかっていたのに。


いやぁ、なんと高貴なシューズに出会ったしまったものよ。

常に本気で、彼女をその気にさせられる脚力を持たないと、この子は味方になってくれんなぁ。

でも、いい夕焼けが見れたから、貴婦人もいい気分でしょう。

私は高いわよ。

わかってますって。

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