【中医基礎理論 第3講】 中医学の四大経典 『黄帝内経』 『難経』 『神農本草経』 『傷寒雑病論』
ここからは、中医学の形成と発展の流れを見ていきましょう。
中国の古代哲学、当時の最先端自然科学を取り込み、豊富な医学理論と実践経験を蓄積し、多くの医家の努力により、秦漢時代には中医学理論体系が形成されたと考えられます。
理論ができたら次は何をするでしょうか?
本にまとめて出版しようと思いますよね。そうです。この時期に中医学理論が形成されたとする指標となる書物が存在します。それが、「四大経典」と呼ばれる、『黄帝内経』『難経』『傷寒雑病論』『神農本草経』の四つの医学経典です