見出し画像

お遍路67 友の湯(小岩駅) 〜東日本一のスチーム〜

はじめに

桜が満開に咲き誇った"さくらの日"、その日は午後に時間があったので、以前から気になっていた友の湯さんに自転車で向かうことにしました。
(午前の様子は⬇コチラです)

浅草から小岩まで約11km。
台東区▶墨田区▶葛飾区▶江戸川区の大冒険です。
出発時は、帰りも自転車を漕がないといけないということをすっかり忘れていました。

友の湯さんの情報は、Twitterで話題になっているのを少し見たことがある程度で、全く下調べしていなかったんです。

へー、リニューアルしたんだ。
へー、スチームサウナが熱いんだ。
へ〜

という、あまりにも軽い気持ちで向かったのが、後々痛い目を見ることに。(物理的に)

道中

道中は色んな川を越えましたが、やはり荒川は大きかったです。
最寄りが隅田川の住民にとっては、河川敷がこう広がる風景はまた違った印象になります。

色んな野球チームが試合をしていました。

また、色々な場所で桜が咲いていました。
ほんと、見頃ですね🌸

寺と桜の相性は◎
江戸川区、何気に初上陸かも。

自転車を走らせること50分強、ようやく到着しました。

程よい疲れ、若干の汗ばみ…これは銭湯、ひいてはサウナにもってこいのコンディションです。

いざ入湯

リニューアルされただけあって、とても綺麗な銭湯でした。
フロントも広々としていて、休憩用のテーブルもある。
券売機で入湯とサウナのチケットを購入し、(シャンプー石鹸があるか分からなかったのでそれも一応購入し)脱衣場へ。
脱衣場も、清潔で気持ちよかったです。
もちろんトイレも。
※私は銭湯に着くと、必ず初めにトイレに行きます。銭湯によって全然タイプ異なるので、比べるのが面白い。

さあお風呂場へ。
昼間の銭湯って良いですよね…
明るくて、気持ち良さ倍増する気がします。

友の湯さんが凄いのは、めちゃくちゃ軟水なんです。
トゥルットゥルで髪の毛もサラサラで、リンス不要でした。
※備え付けのシャンプー・ボディソープ、ありました。
体をしっかり洗ってお風呂へ。

お風呂はしっかり熱めですが、軟水なので気持ちいいんです。
ちなみに生グレープフルーツ湯でした。

サウナ

温もった後はサウナへGo!
いつも通り口に手ぬぐい、頭にサウナハット、あと頂いたバスタオルを腰に巻いて、サウナ室の扉を開けて一歩踏み出す………と、信じられない熱気が防御していない上半身を襲い、「ぐえっ」っていう声が出ました。

あ、あかんやつや

と瞬時に察したので直ぐにお風呂場に戻り、手ぬぐいじゃなくてタオルを顔に巻き、バスタオルは肩から巻く形で再度入室…
すこし動くだけで痛みが走るほどの熱に耐えながら最深部に進み、座ります。
1分?にも満たないペースの速さでお湯がジョワーーーと湿度追加されていくので、気が休まることがない。
でも動くと痛いので動けない、という状況の中、訳が分からなくなりながら必死に熱に耐えました。
時々天井から落ちてくる湯滴…
巷では"いくら爆弾"と呼ぶそうですが、一粒一粒が熱を帯びてるので余計に熱く、やっぱり気を休めることが出来ない。
あぁっ!もう限界、出るっ!と飛び出そうと思ったのですが、動くと痛いので泣きそうになりながらソロリソロリと忍び足で出口まで向かい、なんとか生還しました。
その後の水風呂の気持ちいいことよ…

ちょっとこれはマズイなぁ、と思いながら、既に病みつきになりつつありましたので、再入室。
顔を守るタオルは二枚重ねにしました。
(二枚重ねにした理由は、目元も覆わないと熱かったからです。)
今度は最初よりも長く入れたんじゃないでしょうか。
湿度が高いと、足先まで全身あったまれるので、すごく好きです。
そういう意味では友の湯さんは、最高峰のあったまれ具合でした。

ラストセット(体力的に)は、上半身バスタオル防御をしないチャレンジで挑みました。
その代わりすぐに出れるように入口の真横に座ったんですが。
ここ、盲点だったんです。

入口の真横=蒸気発生装置の目の前、なんですね。
ということで、腕組みをしてしばらく耐えてたんですが、熱いから痛みに変わり、痛みから"痛痒い"に変わってしまったので、もう辞めときました笑

フロントにて

己の体ひとつで入れた訳では無いため、若干の敗北感を感じながらフロントで鍵を返却すると、来た時と違って番台さんがご年配の男性の方でした。

「熱かった?桶使った?」
ん?桶?
「桶を扉に咬ませたら丁度いい温度に調整できるからね。」

おぉ…それは聞いてなかった。

で、その番台さんは、肌ツヤが凄くて、それもこれも友の湯さんの軟水効果なんだそうです。
しかもサウナも軟水を使っているということなので、入れば入るほど綺麗になるとのことでした。

「何歳に見える?」
私は60くらいでしょうか?と答えましたが違いました。ビックリ。
(※答えは直接友の湯さんで✨)

その後ロビーのテーブルで休憩しました。
いやぁ良い銭湯だったなぁ、また行きたい。
でも今度は自転車じゃなくて電車やな。

靴脱ぎながら「うわー熱かったぁ!」と独りごちたら、隣におば様がいらっしゃって、
「大きいお風呂って良いわよねぇ」と談笑しました。

小岩が好きになりました。

エピローグ 

帰り道、来た道で帰ってたつもりが全然違う道を走っていたようで、夕方の鳩の街(旧赤線跡)とかを見て帰りたかったんですが、叶いませんでした。

行きしの時に立ち寄りました。

その代わり、新小岩公園という桜の公園に出会えました。
みんな花見をしていて楽しそうでした。

桜グラウンドと名付けます。

サウナとサイクリングで体力をすり減らした感ありますが、その日は爆睡できたので良かったです。
振り返るとかなり密度の濃い一日でした。
また自転車で遠くの銭湯にチャレンジしたいと思います。
ありがとうございました。

ただいま!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?