アトリエの始まり、そして始めてから
アトリエを始めたのは、「絵を描くことが好きになってほしい」「工作を上手に作れるようになってほしい」のではなく、造形活動は表現のひとつだということを体験してもらいたかったのです。
言葉にならない、言葉にできない感情を色や画材や素材が代弁してくれて、そこから出てきた本当の自分を怖がったり、嫌がることなく、むしろ、「やっと出てきた」と喜んでいた子どもたち。それをまわりも自然と受け入れ、ケンカしても前ほど激しくはなくなったし、ケンカ自体も減ってきました。それはお互いの違いを認めてい