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「熊野那智大社&那智御瀧」参詣録【和歌山県・那智勝浦町】

熊野那智大社くまのなちたいしゃは、和歌山県那智勝浦町にある神社です。熊野本営大社くまのほんぐうたいしゃ熊野速玉大社くまのはやたまたいしゃと並び 熊野三山くまのさんざんを構成する神社で、全国に4千社ある熊野神社御本社です。主祭神の熊野夫須美大神くまのふすみのおおかみ伊弉冉尊いざなみのみこととも言われ、その御神徳により諸々の願いが叶う 結宮むすびのみやとしてあがめられています。大社の社殿、境内地はユネスコ世界遺産(2004年7月に登録)です。・・・と言うことで 今回は「熊野那智大社&那智の滝」の参詣レポです🙂👍



熊野那智大社

熊野那智大社くまのなちたいしゃは、和歌山県那智勝浦町那智山にある神社です。本宮町の熊野本営大社、新宮市の熊野速玉大社と並び、熊野三山を構成する神社であり、全国約4千社余ある熊野神社の御本社です。那智御瀧(那智の滝)を神と崇める自然信仰が起源で、元は瀧元に祀られていた神々を仁徳天皇5年(317年)に現在の場所(那智山中腹)に社殿を創建し、遷されたのが熊野那智大社の始まりとされています。🤔

主祭神の熊野夫須美大神くまのふすみのおおかみは、伊弉冉尊いざなみのみこととも言われ、その御神徳により諸々の願いを結んで頂ける「結宮むすびのみや」として崇められています。熊野那智大社の社殿境内地ユネスコ世界遺産(2004年7月登録)です。🙂

463段の石段を上り、標高500mに位置する朱塗りの社殿は六棟から成り、御主神の熊野夫須美大神くまのふすみのおおかみをはじめ、夫々の神様をお祀りしています。境内には神武天皇を大和に導いたとされる「八咫烏やたがらす」が石になったとされる「烏石からすいし」や、その根元の空洞で「胎内くぐり」ができる樹齢850年の大楠の木が茂っています。🤓


那智山青岸渡寺なちさんせいがんとじ
熊野那智大社に隣接する那智山青岸渡寺もまた、熊野那智大社とともに熊野信仰の中心地とされ、今も尚厚い信仰を集めています。1600年前 仁徳天皇の時代に印より渡来した裸形らぎょう上人が、那智の滝で観世音菩薩を感得し、現在の場所に庵を造ったのが起源とされています。青岸渡寺もまた、熊野那智大社とともに世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されています。🙂

那智の滝
那智の滝熊野那智大社別宮・|飛瀧《ひろう》神社では滝そのものをこの地に大己貴神おおなむちのみことが現れた御神体として古くから崇められています。「一の滝」とも呼ばれ落差133m日本一の名瀑で、日本三名瀑(他は栃木県「華厳の滝」と茨城県「袋田の滝」)の一つです。熊野の山より流れ落ちる姿はまさに圧巻です。🤓


熊野那智大社へのアクセス

■所在地
 〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1

アクセス

※お車を御利用の方
◆大阪から
 大阪から国道168号線・国道42号線を経て那智勝浦町へ(約5時間)
 大阪から阪和自動車道、紀勢自動車道を利用して、すさみ南インターより国道42号線を経て那智勝浦町へ(約4時間)
◆名古屋から
 名古屋から東名阪道・伊勢道・紀勢自動車道を利用し、熊野尾鷲道路、熊野大泊インターチェンジより国道42号線を経て那智勝浦町へ(約4時間)
 那智勝浦町より約20分

鉄道を御利用の方
◆大阪~紀伊勝浦
 JRきのくに線新宮行 特急くろしお号で新大阪から約4時間、大阪天王寺から約3時間45分・紀伊勝浦駅下車
◆名古屋~紀伊勝浦
 JR紀勢本線・名古屋から特急ワイドビュー南紀号で約3時間50分・終点、紀伊勝浦駅下車
◆紀伊勝浦駅から
 熊野御坊南海バスでバス停「那智山」まで約30分、タクシー約20分
(紀伊勝浦駅のバスのりばは勝浦駅と表記してあります)

バスを御利用の方
東京方面から
 西武観光バス 高速バス/大宮営業所発20:25~勝浦温泉着翌日8:12
 三重交通株式会社 高速バス/勝浦温泉発19:43~大宮営業所着翌日7:20
 紀伊勝浦より那智山バス停までバスで約30分

飛行機を御利用の方
南紀白浜空港より
 羽田空港~南紀白浜空港まで 1時間
 白浜からJRで紀伊勝浦へ 1時間30分
 関西国際空港や名古屋空港を利用し、JRにて紀伊勝浦

熊野那智大社公式HP>トップ>アクセス より抜粋
熊野那智大社の最寄り駅とIC

※熊野那智大社、那智の滝の最寄り駅は「JR那智駅」ですが、那智観光への玄関口は「JR紀伊勝浦駅」に集約されており特急は停まらないようです。
公式HPのアクセスでは「すさみ南IC」と「熊野大泊IC」からのルートが示されていますが、最寄りは「那智勝浦IC」です。

熊野那智大社の所在地


境内地マップ

熊野那智大社~那智の滝の散策には、
以下のURL
熊野那智大社HPトップページ > 社殿案内(PDF)
からダウンロードできる「社殿案内」が便利です。👇😊

社殿案内(PDF)
熊野那智大社、那智山青岸渡寺、三重塔、那智の滝の位置関係


参詣録(熊野那智大社~那智山青岸渡寺~三重塔)

表参道(石段)の入口からスタートです。🙂👉⛩️

表参道入口/石段数は463段とのこと・・・心して上りましょう🫡」
表参道入口に那智山参詣道案内があります🙂
「フラットな道もあったり・・・」
「・・・実は鹿がいたりもします😮」
参道途中の様子・・・でも、ひたすら上ります」
実方院跡じっぽういんあと/表参道途中にあります🤔歴代の上皇や法皇のご宿泊場所です(庭の池は干上がっていました😓)」
観音堂/参道途中(右側)にポンと発見😮(那智山青岸渡寺の管轄のようです)」
観世音菩薩像/人類和合・世界平和の為・・・合掌😌
観音堂奥の庭からの眺め那智の滝がよく見えます!🫡」
「おぉ~やっと鳥居が見えたぞ!😅」
「ごっつあんです!😌」
熊野那智大社が世界遺産に登録されたのは2004年7月・・・ちょうど20周年ですね!🤘😀
手水舎/・・・最後の石段を上った所にもあります🙄」
児宮/多富気皇子は九十九王子の最後の一社。ここへ熊野那智大社の摂社として遷されました😌」
神馬舎/おっ、中に神馬が・・・」
神馬/エ~っ、この馬面うまづらがぁ?・・・なんて失礼な!😓たてがみが緑色のアバンギャルドな神馬です🙂」
「両脇に狛犬が立つ、最後の石段を上ります🫡」
「熊野那智大社の扁額へんがく😌」
社務所/石段登って直ぐ左側にあります🤔」
宝物殿(左)、礼(拝)殿(中央)、手水舎(右)
手水舎/石段下の手水舎よりこちらの方が多少立派です🙂」
宝物殿/入館料300円です🤔」
熊野那智大社・礼(拝)殿/※なお礼(拝)殿後ろの本殿の一般参拝はしていないそうです😭」
御縣彦社みあがたひこしゃと八咫烏像熊野那智大社の境内にある摂社で「八咫烏」を祀っています。現在の社殿は1867年に建てられたものです(御縣彦社の前には八 咫烏の銅像が立っています)。🙂」
八咫烏像やたがらすぞう/しっかり足が3脚あります😮」
大樟おおくす/樹齢850年の大樹😮」
大樟おおくすの胎内くぐり入口/ちょっとしたトンネルみたいな感じのようです🤔」
樟霊社胎内くぐり護摩木300円祈願絵馬500円を奉持して入り、出口の護摩木・絵馬掛けに納めるとの作法に則り、胎内くぐりをするようです🙄(まぁ・・いいかな?)」
「赤門をくぐると・・・」
那智山青岸渡寺なちさんせいがんとじ・本堂/本堂(如意輪堂)は1590年に秀吉の命により豊臣秀長によって再建されました🤔」
観音菩薩立像/ご本尊は金ピカの如意輪観世音菩薩にょいりんかんぜおんぼさつです」
那智山青岸渡寺・本堂/(如意輪堂)重要文化財です😌」
信徒会館/蛇腹ゲートが閉まっていて入れませんでしたが、ここから那智の大瀧を背景にした三重塔を眺める絶好のフォトスポット・・・らしいです🫡」
水子堂/ご本尊は如意輪観音菩薩です」
「水子の石像が不憫でなりません😭」
宝篋印塔ほうきょういんとう(重文)鎌倉時代(1322年)に建立された日本最古の宝篋印塔です😮」
鐘楼(梵鐘つりがね/鎌倉時代(1342年)に建立。以来ずっと朝7時に鳴鐘めいしょうされます😮」
大黒堂は石段の上
大黒天堂妙法堂とも呼ばれています」
大黒天堂/大正13年(1924年)に大修理を行い現在地に移転されました」
「大黒天堂/ご本尊はもちろん大黒天です」
おっと、そっちの道は熊野古道行きだよ~🤨👉
この石段を上ったところには・・・
行者堂/令和5年(2023年)に150年ぶりに建て替えほやほやです😀」
行者堂/月に一度の特別拝観を実施、熊野修験者による護摩供を厳修ごんしゅされています😌」
見晴亭・売店/ここだけの(黒飴(那智黒※)ソフト400円を食べて、ここで一服(あの懐かしい黒飴の味がするソフトです!)」(※那智黒:和歌山名物の黒飴です)
阿弥陀堂三重塔の間にある小径です🫡」
阿弥陀堂/納骨・永代供養にてご供養されるご精霊をお護りしています」
「家紋の中でも最も権威が高い五七桐紋が金ぴかに輝く朱塗りのゴージャスな阿弥陀堂です🤑」
阿弥陀堂からの景色」
そーです。あれに見えるは三重塔🙂👉TouへGo!」
「石段を下りる時、斜面の中腹に立っておられたのは観世音菩薩?🤔」
那智山青岸渡寺三重塔/初代は平安末期に建立され、白河法皇鳥羽上皇も訪れた歴史ある宝塔(1581年に焼失。現在の塔は1974年に再建されました)。高さ25m。」
「拝観料:大人300円、子供200円(エレベータ完備です!😮)」
手水所三重塔敷地内の地蔵など」
「1階からでも那智の滝が見えます」
「1階塔内に飾られてる僧の絵画」
「こちらは白馬の絵画(たてがみが緑じゃない・・・😒」
「2階の仏教壁画/阿弥陀如来像(比叡山法華総持院に描かれた仏画と同じ画家なんだそうです)😮」
「壁画の続き(右側)」
阿弥陀如来像/戦国時代の武将山中鹿之介やまなかしかのすけの持仏堂の本尊だったと言われています🤔」
三重塔の上層からの景色🫡」
「3階の塔の壁面に四方向に干支の彫り物がありました(亥・寅・辰・巳)🙂」
「3階から見える那智の滝
「すこし上から目線で那智の滝が拝めます🙂」
千手観音像那智大滝(飛瀧ひろう権現)の本地仏であったことに由来します😌」
二十五菩薩來迎図(一部)/3階の壁画です」
金剛界曼荼羅 二十八部衆/3階の壁画です」
那智極楽曼荼羅/熊野の光の中の極楽浄土を油絵で表現したものとのことです🤔」
吾道一以貫之(論語より)/私の人生、ただひとつの道を歩む。ひたすら力尽きるその日まで😭」
「・・・いや・・・どう見ても布袋さんでしょ?🤔いんや~ぁ、布袋どす🤨」
三重塔横の坂道を下ります」
坂道をくねくね下って行くと・・・
「おっと、標識が・・・那智大滝は左へ進む👈😉」
石畳をどんどん下って行きます。😐
さらに道なき道・・・元い・・一応道らしき道をどんどん下って行くと・・・😕


参詣録(那智の滝)

那智大滝の鳥居の前に辿り着きました😅」
「この「飛瀧神社」の鳥居をくぐって滝方面へ進みます⛩️🙂👉💧」
世界遺産・那智御瀧の石碑🙂
「瀧へ続く参道
昭和天皇御製歌碑/そのかみに 熊野灘より あふぎみし 那智の大瀧 けふ近く見つ 御製 侍従入江相政謹書」
「渋沢栄一の親戚の諸井春畦もろいしゅんけいが滝を見ての詩華畦かけい女子書(華畦は春畦の奥さんです)🤔」
「滝へは石段を100段ほど下って行きます・・・」
「下りの石段の終端に広場が見えます。ゴールはもう目の前です!🙂」
「石段を下ってからさらに進むと・・・見えてきました那智の滝!🫡」
亀山上皇御宸翰木牌建立地跡/亀山上皇が熊野詣時に建てた木製の牌の写しを建てたものです🤔」
光ヶ峯遙拝石/熊野神様が降臨した那智山の原点となる石です。1回撫でて縁結び他、2回撫でて金運隆昌他、3回撫でて厄除け他のご利益があるとのこと🫱🪨🫲」
「拝観料300円を払い左奥のゲートから進み、滝をさらに間近で観よう👈🙂」
飛瀧ひろう神社/飛瀧神社では、滝そのものをこの地に大己貴神おおなむちのみことが現れた御神体としてお祀りしています(なので 飛瀧神社には神様を祀る社はなく、直接那智の滝を拝礼しています😌)」
「巫女さんに拝観料を支払ってゲートの中に入ったところです🤔」
滝正面とお瀧水/お瀧水は那智の滝から汲み取られた水とのことです」
「~お瀧水は二か所の手水所からいただけます😋」
「看板に「延命長寿のお瀧水」とありました(お瀧水はとっても冷たいです🥶)」
神霊石みたまいし/H23年(2011年)瀧元に出現したありがたい丸石😌」
御瀧本祈願所/那智御瀧や修験に纏わる神様を祀っている所です」
飛瀧神社拝所の石碑/飛瀧神社では那智の滝自体を礼拝します🙂」
御滝拝所舞台/滝を一番近く、真正面で拝観できる観覧舞台です(もう一度、拝観料:大人300円、小中学生200円)。」
御滝拝所舞台より/滝に一番近い所で滝に礼拝します😌」

滝の雰囲気を動画でお楽しみください(約46秒)

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那智の滝よ・・・さらば!🫡

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・・・と言うことで、
熊野那智大社
那智山青岸渡寺三重塔参詣の後、那智の滝をたっぷり堪能できました。🤗

・・・熊野那智大社&那智の滝 参詣録はここまで。


感想

当日は良いお天気にも恵まれ 熊野那智大社那智山青岸渡寺三重塔などの参詣は殊の外 順調に推移しました。なので「ウヒョ、今回のご参詣は楽勝ペースかな?」などと有頂天で境内をウロウロしていたのですが・・・😚

実は境内の立体構造を十分把握しておらず、山門に続く石段をパスしてしまっていることに気付きませんでした。湛慶たんけい運慶の長男)作の仁王像は観ておきたかったのですが・・・おごれるものは久しからずですね😔

那智の滝の方は 鳥居から一本道なのですんなり辿り着けました。こちら高さ133mから一気に落下する水量が毎秒1トンとも言われる日本一の名瀑。あ~やっぱり滝ってイ~ですね~。😂

流れ落ちる水の様子をジ~っと眺めていると、まるで サラサラな血液が血管内にたまってる老廃物を洗い流しているように見えて、心も身体も綺麗に洗い流されているような錯覚に陥ります。・・・すっかりスッキリ・爽やかになりました。🫷😆🫸

今回は熊野三山の一社 那智大社を訪れただけですが、残りの本宮大社速玉大社にも 是非参詣しようと 心に誓い帰路につきました。🙂👍

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の参詣ルート


おまけ

那智大社の神馬しんめのインパクトが強くて・・・他神社の神馬ってどうだったけ?🤔


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