素敵な街街にゆく怠惰ちゃんだけが邪魔。

ラヴのはなしをします。怠惰ちゃんのからだにはありあまるラヴ。からだからはみ出しそう!だからたまには放り投げてみる。

ラヴ。笹井宏之の、気のふれたひとの笑顔がこの世界最後の島であるということ、という短歌。

いまはまともというか理性があるので、気のふれたひとって意思疎通ができなくてぶきみだしおそろしいとも思うけど、そして、じっさいにおそろしい血まみれ事件を起こしてしまっているのだけど、そういった恐怖をぬきにすれば、かれらは「生まれもっての自我がなくなったもしくは変化した人」というかなり神秘的な存在だとおもう。

自我がなくなるというのは、いま持っているうれしいも苦しいも嫌もいいよもまるごとぜんぶなくなるってこと。いつか端から端まで忘れたい。

あるばいとあるばいと終わって本は別世界だね休みには素敵な街街にゆく喫茶店も別世界って恋人とわらう、素敵な街街で、怠惰ちゃんだけが邪魔。

この喫茶店にいるのが、恋人といるのが、この本を読んでいるのが、怠惰ちゃんじゃなければもっと素敵。いつかくるいますように。

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