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ファッションのプロはどれだけ稼げるの?アパレルの職種別年収を探ってみる


そもそもアパレルとは

アパレル産業とは、衣服の製造業及び流通業のこと。アパレル は衣服を意味する英語の古語に由来する語で、日本語では主に洋装系の既製服を指し、また「アパレル産業」の意味にも用いられる。衣服の企画・製造・卸売を行う企業をアパレルメーカーと呼ぶ。

Wikipedia引用

アパレルの職種

アパレル業界はファッションデザイン、製造、販売まで幅広い職種が存在し、多様なキャリアパスを提供します。
この業界はクリエイティブな才能とビジネススキルが必要とされ、特に流行の変化に敏感です。アパレル業界に従事する人々は、ファッションへの情熱と消費者ニーズの理解が求められます。

職種としては、デザイナー・パタンナー・生産管理・MD・バイヤー・営業・プレス(広報)・など多様な仕事が存在します

ここでは、業界全体の給与の傾向を掘り下げ、アパレル職種における年収の全体像を見ていきましょう!

アパレルデザイナーの年収

さっそく・・・(笑)

入って間もないデザイナーは、主にアシスタントデザイナーとしてキャリアをスタート!
このポジションでは、デザインの基礎的なタスクを担当し、先輩デザイナーやディレクターのサポートを行います。
アシスタントデザイナーの年収は、経験や企業によりますが、一般的には280万円から350万円程度です。彼らの主な役割には、トレンドリサーチ、素材の選定、ラフスケッチの作成などがあります。(細かい仕事もた~~っくさんあるよ)
アシスタントデザイナーは、スキルを磨き、業界での経験を積むことが優先で重要。

ちょっと成長したデザイナーの場合

アシスタントが取れるようになったデザイナーは、プロジェクトを独自に担当し、デザインプロセス全体を管理します。このレベルになると、年収は400万円から600万円程度が一般的です。
ブランドのコレクションを形成し、トレンドを予測しながらデザインを開発します。デザイン=売り上げと取られるので、クリエイティブな発想と技術的なスキルが不可欠です。また、マーケティングや商品開発の知識も重要です。もうアシスタントではない為、自分のスタイルを確立し、ブランドのビジョンを具現化します。

デザイナー兼クリエイター

ブランドのクリエイティブディレクターとして、全体的なデザインビジョンをリードします。彼らの年収は、企業や経験により大きく異なりますが、一般的には600万円~800万円以上であり、トップデザイナーになると1000万円を超えることもあります。デザイナーは、デザインチームを指導し、ブランドのアイデンティティを確立します。また、経営陣と密に連携し、ブランド戦略を策定し、市場での成功を確保します。
ここに順序で上がってくる人もいれば、昔から名が知れたカリスマバイヤー・販売員(表現古いが)、インフルエンサーなどもここに位置してくる場合が多い

どう?イメージは安い?高い?


ファッションバイヤーの年収

これはね、結構難しい。会社に寄りすぎるかも・・・?

入社間もないバイヤーの年収は、280万円から350万円程度です。デザイナーと大体一緒ですね。
商品の選定やサプライヤーとの交渉を学び、基本的なバイイングスキルを習得します。

その後バイヤーは、重要な商品カテゴリを担当し、年収は500万円から700万円程度です。データ分析と消費者ニーズの予測を行い、企業の利益を最大化する役割を果たします。
バイイングした商品が店頭で当たって、売り上げが倍増したなどあれば一気に収入上がったりもする。

そうするとお店・ブランド全体見てほしいと言われたりして、バイイング業務以外にもふえていきつつ、年収は800万円以上~1,000万円を超えることもあります。グローバルな市場分析を行い、企業のバイイング戦略をリードします。


マーチャンダイザーの年収

マーチャンダイザーの年収は、最初280万円から350万円です。
商品陳列やプロモーションを担当し、消費者の購買意欲を引き出すことを学びます

その後、経験を積んで500万円から700万円です。商品のライフサイクル管理と販売戦略の策定を行い、企業の利益を支えます。

マーチャンダイザーの年収は800万円以上~
全プロセスを監督し、企業の売上と利益を最大化する役割を担います。


あれ?ほぼほぼ一緒かな?流れは―――って思うよね。
確かに似ている。
けど、ココからはちょっと違う

アパレル販売員の年収

初級販売員の年収は、250万円から320万円です。
ちょっと少なめ。接客と商品の基礎知識を習得し、顧客のニーズを満たします。おまけに所属している店の商品も着て接客するために購入しなければならなかったりする

だから、皆好きなブランドに行きたいんだよね。そりゃそうだ。

店の副店長・リーダークラス(お店によっては店長も入るかな)は、350万円から450万円くらい。
自分で経営している店長は別だけど、企業の1店舗だとこういう形かな。
店舗運営をし、売上の向上に貢献します。

店長やエリアマネージャーの年収は500万円から700万円くらい。
エリアマネージャーは範囲によるかも。
エリアマネージャーになると収入がかなり増えるイメージ。
移動も多いし、管理する人・サポートする店/人も多いようなイメージ
複数の店舗を管理し、売上とサービスの向上を目指します。

どうでしたか?
もちろん会社の規模や兼任している場合もあるので、そこは変動する
あと、今回はブランド側(リアル店舗がある設定)で書いてます!

アパレルで稼ぐには!

アパレル業界で高収入を得るためには、継続的なスキルアップと戦略的なキャリアパスの選択が重要!!
専門的なスキルや知識を深めることで、より高い役職や責任のあるポジションに進むチャンスが増えます。

やりがちなのは、入社1~5年くらいまでは必死に専門分野について行こうと勉強するんだけど、そのあと「これくらい」って停滞しちゃう人が多い。

特にデザイナーなど物つくり、発想する人にとっては、「新しい発見」「知識」「好奇心」「興味」「探求心」って色々な要素を常に持っていった方がいい
パタンナーだってそうだ。
パタンナーは知識の宝庫であればあるほど重宝される。
他のパタンナーと知識も技術も同じだったら、どっちでもいいになる

そうなってしまうと収入の交渉はしにくいよね!

じゃ、そうしたのちにどうするか―――

必要なのは技術やセンスだけじゃない、給料交渉術

給与交渉は、高収入を得るための重要なスキル。
自分の市場価値を理解し、適切なタイミングで昇給や昇進を求めることが成功の鍵!

自分の強みと成果をアピールする準備
具体的な自分が関わった商品やプロジェクトの功績=売り上げupに繋がった具体的な数字を把握すること

以外と思えるかもしれないけど、給料の判定するのは企業のTOPの方の方達なので、「その子のデザインセンスが~」という感情的な事で給料は上がらない。それよりは数字で表した方が確実に響く

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今非常に売り上げが悪い=給料交渉しにくい。 その時は諦めていい時を狙う
決算後全部終わったタイミングでは中々難しい(次の予算組んであること多い)会社によってシステムは違うけど、そういう内部事情に強い人に探るのも手(笑)
人事や給料交渉相手にそれとなく給料上げてほしいアピールしておくという小技もあり(それまでに関係性を作らないとだめ。急に言っても「なんだこいつ」で終わる)

無理な要求にしない(笑)

24万だった給料を「30万にしてください」って

それはなかなか難しい

だったら、2万×3回(3期かどうかは売り上げ次第だけど)とか、
リアルに上げてもいいかの数字にしてみる。

もしくは、交渉相手に聞いてみるってのもありかな。(私はやったことある)

「(交渉材料をみせて説明・アピールしつつ)沢山上げてほしい気持ちはあるけど、実際どのくらい(の金額)可能なんでしょうか?」

まとめ

  1. 専門分野は最初から給料は上げられない

  2. 常に勉強 知識を技術を磨く

  3. 上の人とも出来るだけコミュニケーションを取っておく

  4. 社内の情報をひそかに集める

  5. ある程度のキャリアを気づいたら、タイミング見計らって給料交渉

  6. 無茶な昇給を期待しない

どうかな、役に立ちそうかな?

経験年数は十分。交渉もしてみた。
それでも、給料が上がらない場合―――――

転職で自分の価値を測ってみてください。
それで転職してもいいし、今の仕事に留まってもいい

けど、客観的に自分を見れるので、転職活動してみるというのはおススメです


めっちゃ長くなったけど、あまり語られないアパレルの給料のお話ししました。今わたしはフリーになったけど、これはこれで給料・収入の概念から変わる、変わった。それについてもまた機会があれば!
では、また

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