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五十肩、もはや若年病に?

江戸時代のこと。

あるお爺さんが
「わしゃ、最近肩が痛くて上がらなくなったんじゃ~。」
と言った。

すると、まわりの家族は

「五十肩、長生きおめでとー♪」

とお祝いしたとか、しなかったとか?

その時代、
肩が痛くなるということは、50歳を超えて長生きした証だった。

実際に、江戸時代に編集された俗語の辞書にはこんな記述があった。

凡そ、人五十歳ばかりの時、手腕、骨節痛む事あり、程過ぎれば薬せずして癒ゆるものなり、俗にこれを五十腕とも五十肩ともいう。また、長寿病。

俚言集覧(りげんしゅうらん)より

五十肩は長寿病だったのだ。

今や五十肩と言えば中年病なので、
だれもお祝いなどしてくれない。

そんな中、
こんなニュースが飛び込んできた。

高齢者の定義が「75歳以上」になるかもしれない。

ここまで上がると、

五十肩は、もはや若年病だ。


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