🔴いつも大安吉日211　〜こんな想いでお店をはじめるよ中編〜

【こんな想いでお店をはじめるよ中編】
〜集落から集楽へ〜

それじゃ昨日の続きいってみましょうか

昨日はまずお店に並べる商品のことを書いた

「顔の見える関係」
「ありがとうの直接届く距離」
「アマゾンでは買えないもの」
そのあたりをまとめて見えてきたカタチ

「物語のあるもの」
そんな商品が並ぶお店にしていきたい

仲間が一生懸命育てた葡萄うまかったなあ

今日はそこから広がる、これからの時代に必要になってくるであろう「つながり」を、お店を通して深くしていくイメージを共有したい

昨日の記事読んでなくて、「なんだ？」って気になる人はそこから読んでみてね

🔴地域に育って地域を育てる

既製品も置くつもりではいる
「ここにあるものすべてつながる仲間の作ったものですよ」ってのはいきなりは厳しい
大きく全国に売られているようなものには、やっぱりそれなりの理由がある
だけどそれよりも魅力的になり得るものが、「物語のあるもの」だと思っている

ぼくらが街にお店を出すのには理由がある
誰もが来やすい場所でまずは発信して、その先の世界まで見てもらいたいからなんだ
それは「自分で作りだす世界」なんだ
そこが唯一無二の「物語」になるんだ

「街の中から自然の山の中へ」
「コンクリートの上から土の上へ」

なんかうまくおさまったねえ

土づくりから種蒔きをして、草取りをして収穫する喜びまでをみんなと味わいたい
「やったことないからなあ」とか、「小さいこどもがいるからなあ」とか、そんな人にもまずは畑や田んぼに来てほしい
とりあえず山の空気を感じてほしい
「それがはじめの一歩になるからさ」

みんなで作ったものをみんなで味わうんだ
それはとっても美味しいはずだよ
自分が汗を流して育てた作物は、舌で味わうだけじゃないからね
そこまでの物語まですべて味わうわけだから

そうやって山の空いた畑や田んぼで、まずは自分たちの食べるものを作る
草だらけになってしまった田畑も喜ぶよ
地元のじーちゃんばーちゃん先輩に、その土地の農のリズムを聞いたり、採れた作物の加工の仕方を教えてもらうんだ
小さいこどもがいれば先輩も喜ぶよ

こうして作物を育てながら、近いつながりもしっかりと大切に育てていく
たくさんの地元の大先輩や、いろんな価値観の大人がいる中で育つこどもたちは、たくさんの当たり前に触れるだろう
たくさんの正解があることを知るだろう
正解がひとつじゃないってことを、そのときの自然の厳しさや、気分でその日暮らしをする大人からも「体験」を通して学んでいくだろう

そんな地域そんな集落で暮らしを営む
地域に育つみんなが、いずれまた地域を育てていってくれることをイメージしてるよ

🔴集落から集楽へ

距離の近いつながりはもちろん大切にする

実はここまではね、頭の中をまとめて書いたらこうなっただけで、ぼくがやってきた暮らしそのまんまなんだよね
とっても大切なことで、すべてをぼくは出来てはいないんだけど、こうして地域でつながることは間違いなく大事になってくると思う

そしてここからさらに深くしてみたんだ

お店に物語のある商品を置いてくれることになる距離の離れた仲間にも、やっぱりそんな「距離の近いつながり」はあるんだよね
離れた仲間のところに行くと、そんなつながりの中に混ぜてもらうことがあるからね
前に暮らしていた群馬でも、やっぱりぼくらみたいな移住者と地元の人が仲良く暮らすコミュニティの中にぼくはお世話になっていた

ただ同じ近くに暮らす「集落」じゃなくて
同じ地域に暮らす「集まって楽しむ仲間」
そんな「集楽」がやっぱりあったんだ

それぞれが自分の食べ物をまずは育てて、そこからもう少しだけ畑を広げる
手間はそこまで変わりはしない

その作物を商品としてお店に置く
その作物と、距離の離れたつながる仲間の作物をうまくコラボさせるんだ
ここにしかないものと、ここにはないもの

もちろんそのまんまでもいい
ぼくがつながる仲間たちと、そうやってみんなにもつながってもらいたい
そしてその仲間の先にあるつながりともしっかりつながっていきたい

たまにお店に来てもらって、直接顔の見える距離でつながるようにもしていくつもりだ
米や野菜や加工品、木工やアートに技や知恵
みんなのいろんなものが物語のある作品として、お店に並んでいくんだ

日本地図や世界地図を壁に貼ったら、その仲間の暮らす場所が少しでもリアルになるかな

ぼくとぼくの仲間たち
同じ地区にたのしく暮らす仲間たち
離れたところに暮らす仲間
その仲間のまわりにいる仲間たち
そこがつながるきっかけになるお店
まだボロだけど⋯

知ってるよりももう少し深くつながって
個人個人よりももう少し広くつながる
そんなコミュニティ同士でつながることが、いまからは大切になってくる

ぼくはそれを自分の経験から知ったんだ

🔴手を取りあおう

お店を作る想い中編はここまで

「コミュニティ同士でつながる理由」
明日最後の後編で、ここをしっかり書くね

「途絶えてしまう先人の知恵や技」
「ぼく自身が思いがけず経験した災害」

このふたつを考え動いて乗り越えていくには、ぼくはコミュニティ同士でつながることが欠かせないと思っているんだ

広く大きすぎない範囲の仲間と
まずはしっかり手を取り合っていくことだ

長くなったけど明日で終わりね
ここまでで「んっ？」てなってたら、コメントでもDMでもくださいね
ぼくの世界なんてせまいから、みんなのいろんな意見を聞かせてほしいんだ

ではみなさん今日もめでたいいちにちを

五穀豊穣　子孫繁栄　
大安吉日や　さかいひろし
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