🔴いつも大安吉日229　〜みんながいてぼくがいる〜

【みんながいてぼくがいる】

ドッキドキのバックバクでした

もちろんなったことはないけれど、「マリッジブルーってのはあんな感じなんだろな」ってのが、振り返ってみたいまの感想
直前になって、「あれっ？これ全然ダメじゃん」て思ったりして⋯
「やっぱりやめた」とか言いそうになり⋯

でも、なんとか時間をつくってその場に集まってくれた人に話しをすると、そこにはうれしいことがたっくさんあったんだ

朝と夕方の二回もそんな時間を経験させてもらって、とてつもなく早起きしてただでさえ長かったいちにちは、その長さにさらにすごい落差の波が足され、ぼくにとってはやはりおっきな「ズドンっ」ていちにちになったんだ

そしてそれは今日もまたつづく⋯

🔴申し訳ないけどやらせてもらった

早起きして頭の中をノートに書き出していると、そこでも「これはいいじゃん」とか「これはなあ」ってのが出ては消える
結局朝にはさらにグチャグチャになった
緊張してドキドキして、不安の方がちょっと上回ることもあった

これは結局ぼくの準備不足
そしてそれはわかってた

でも、そんな段階の想いでも「いまやる」しかぼくには選択肢はなかったんだ
すでにぼくの体も頭も蝕まれていたから⋯
この作戦が頭に浮かんでから約半月
体を動かさないで頭ばっかり動かしていると、ぼくの頭の中はどんどん明るいイメージとは逆の方にも開いていってしまった
そのまま闇に支配される寸前だったんだ

みんなには、まとまり切らないわかりづらい話しになったかも知れないけど、それでもやっぱり「やるしかなかった」

🔴ゼロからイチ

予定の時間の少し前に学校についた
ぼくはいつもの瓶の水筒を落として割った
その現象を、なんとか勢いだけでもあげていきたいと、「あたって砕けろってことだな」とか勝手に思い込んだ

あさイチの時間は八人集まってくれた
八人の人がぼくに時間をつかってくれた

まとめるつもりがグチャグチャになったノートを横に置いたけど、それは一度も見なかった
目をつぶって思い出しながら話しもしたけど、途中からは想いだけでいくことになった
不安と緊張に隠れた想いを出していくと、みんなが聞いてくれていることもあって、想いだけがさらにどんどん出てくる
話す順番はめちゃくちゃだったと思う
何度か同じことを繰り返していたとも思う
自分で何を話していたかわからなくもなった

でも、「これじゃん」とも思った
この作戦の根っこにあるモノも、やっぱり「大日向」をよくしていきたい気持ちだ
自分もみんなもしあわせになるようなカタチで、大日向をよくしていくことだ
その気持ちはブレずにずっとぼくにある
そこを想ってきた時間はそれなりにある
だったら自分で何を話しているかわからない状態でも、しっかり想いだけは届けられる

振り返ればいまはそう思えるけど、そのときはそんな余裕はまったくなかった

最後まで聞いてくれて「応援したい」と言ってくれる人も、「こんなのどうかな？」と発展イメージを話してくれる人も、「ここはどうするの？」と質問してくれる人もいた
ただ聞いてもらっただけでもうれしいのに、さらにぼくに付き合ってくれることが、ただただうれしくってありがたかった

気持ちもアツくなって、「中途半端なことはしませんから、責任もってまずはやってみます」とか柄にもないことまで言っていた

「ゼロからイチ」
ぼくにとってはおっきな壁だったんだ
朝のお話し会が終わって「ふーぅ」となって、心はとってもスッキリした
ひとつ乗り越えたからあるスッキリだった

みなさんほんとうにありがとうございました

🔴みんながいてぼくがいる

心を切り替えずにもできる芋掘りにいった
無心で芋をただ掘りつづけた

立派な真っ赤な紅あずまがごっそりきた
掘り残していた白い芋との紅白に、ぼくはこっそりあったかくなっていた

頭をスッキリさせておきたいから、昨日は朝から何も食べずにいた
昼も食べなかったけど腹は減らない

午後イチは学校で、遊具プロジェクトの現場での最終調整で集まっていた
前までのイメージを元に、使う材のサイズや本数をひとつずつ出していく

「ぼくの頭はまったくついていけなかった」
夕方にもう一度お話し会があるのに、ぼくはこれ以上ない「ぽー」っとした状態だった
めずらしく頭を頑張らせたうえに朝から何も食べていなかったからか、頭を動かすエネルギーがかなり切れかかっていたようだ

そんな状態だから、夕方が近づいてくるとまたぼくの心臓はどきどきしはじめた

夕方にも八人くらいの人が来てくれた
ぼくはなんとか振り絞ろうとするけど、ただでさえ悪い頭の回転がさらに悪く感じた
それでもやっぱり聞いてくれる仲間がありがたくて、そんな仲間の時間を使わせてもらえてることがありがたいし申し訳なかった

でもね、「やっぱりみんながいるからやっていけるな」って思ったんだよね
ぼくのいままでの大日向での暮らしを知っている人がいて、うちにあそびに来たり田植えに来たりしたことがある人も何人もいる
すでにぼくがどんな想いでどんなことをしている野郎なのかをわかってくれてる人がいる

そんな人たちがぼくの途切れ途切れの想いを汲みとってくれて、それをわかりやすくみんなの体験と絡ませながら話してくれるんだ
ここでも「応援するよ」って言ってくれて、その先のことを考えてくれて、みんなですてきな時間をシェアできたんだ

緊張はほぐれて心はすっごく軽くなった
そのままの想いを口からだしたら、目からなぜか涙がでてきた
ぼくはまたみんなと乗り越えられたんだ
みんなとつぎのステージの入口に立てたんだ

あたらしい世界の入り口にまたやってきた
もうこの世界をたのしんでやる
楽しみながらさらに整えていく
やりながら考えて進んでいくんだ

みなさんのおかげさまでしかなかったです
ほんとうにありがとうございました

🔴大丈夫だ

この時期やることは山のようにある
稲刈りに芋に大豆の畑仕事
それらの加工も冬前にはやる必要がある
それからお店に学校作戦もはじまる
自分の家もまだ整ってないし、風呂なんてまだ手をつけてもいない

ぼくのこのすべての作戦の根っこは同じだ
大日向村計画の構想の中にある
根っこから伸びる地上部分には波風がある
いろいろ軌道修正したり、思いっきり舵をきることもあることだろう
でも根っこの想いは変わらないよ
ずっとそこを想って生きてきたし、そうしないと生きていけないような気もしてる

よかったらのぞきに来てください
こんなぼくの日常でも、だれかにあたらしい世界を見せることができるかもしれない
そしてそこからいっしょにあたらしい世界をつくっていけるかもしれない

さあ今日も朝からお話し会だ
ドキドキするけどその先にはワクワクがある
ドキドキするからワクワクできる

「大丈夫だ」
もうそうに思い込んじゃってるよ
そしてさらに思い込めるようにやるよ

みなさんには感謝しかないです
こんな気持ちにさせてくれてありがとう

ではみなさんめでたいいちにちを

五穀豊穣　子孫繁栄　
大安吉日や　さかいひろし
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