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🔴いつも大安吉日213 〜みんなそのまんまでいることが生き抜くことにつながっていく〜

【みんなそのまんまでいることが生き抜くことにつながっていく】

無事に朝を迎えることができました

仲間と夜の商店街に繰り出すことが決まったとき、「帰れないな」とぼくは思ったんです
前回は、酔ってスナックから突然失踪したらしく、まずは冷たいアスファルトの上を寝床にし、そこから仲間のお店に転がり込みました

「今回は寝袋持参しました」
過去の経験からしっかりと自己分析をし、備えることを怠らない
財布はなくさないように置いていき、ポケットに裸銭だけを入れていく
失敗を失敗のまま終わらせず、その学びをしっかりとつぎにつなげられる男なんです

ただ、軽トラはものすごく狭く、しっかり寝付けなかったのか、体はバキバキで頭は少しばかり昨夜のお酒を引きづっているようです
この部分もしっかりと改善していきたい

これから東町商店街が盛り上がります
昨夜のように仲間が集うことがあるでしょう
路上や軽トラは寝るところではありません

お店に早急に寝る部屋を作りましょう
朝の商店街を散歩しながらそう思いました
冷たい風が頭を冷やすのに丁度いいんですね


🔴田んぼと畑を観察

昨日はひさしぶりの田んぼ作業
畦の伸びた草をすべて刈りました
短く刈られた草の横に伸びる稲が、急に大きくなったように見えました

全部で八枚に分かれている田んぼには、うるち米三種類と赤米ともち米が育っています
マコモもおっきくなりました

植えた時期ははじめと終わりで十日ほどの開きがあって、土の状態もそれぞれにちがう
茎まで黄色くなった田んぼもあれば、まだ青々としている田んぼもある
水路の水はすでに止まっていて、まわりの田んぼは穂も茎もみんな黄金色できれいだ
稲刈りを終えた田んぼもチラホラある

ぼくがいちばん早く植えた田んぼでも、まわりのおじさんたちの田植えよりも十日くらいは遅れていた
遅れている稲が、しっかりと成熟できるのかが少し心配になってきている
まだ寒いときからしっかりと、ハウスの中で温めながら苗を育てることが必要だ

種類ごとに大きさや成熟ぶりが違うことは、「そりゃそうだ」とぼくにもわかる

おもしろいのは、同じ田んぼの同じ種類の中にも、育ちっぷりの違う稲があることだ
違う品種が種に混じっていた可能性ももちろんあるんだけど、「ぴよーん」と伸びたその稲たちがやはり気になる
突然変異って話しもよく聞くからね

畑では大豆がしっかり育っている
何度も鹿にやられたことが嘘のように、最近では鹿の足跡が畑にあることはない
はじめに喰われた大豆たちは、やっぱり大きく育つことはなく、ちいさいまま実を付けた
鹿の被害を免れた大豆たちの実は、ぷっくらと大きく育っていた
いよいよ来たんだ、この時を待っていたよ

「枝豆の季節がやってきたんだー」

ぼくは今年初の枝豆を収穫して、急いでうちに帰るとことにした
「枝豆は湯を沸かしてから収穫しろ」
そんなことを本で読んだことがある
まあ、それほどまでに枝豆は鮮度が重要だってのを、ぼくはそれほど感じたことはない
ただ、とにかくいつでもうまいんだよね

鹿も「このときを待ってたんだよー」なんて、畑にこなけりゃいいけどな
やつらは「うまいとき」を知ってるからね

🔴個体差があってつながる種

うちで大豆の茎から枝豆をもぎ取る
こどもたちにも手伝ってもらいもぎ取る
ひとつの茎にたくさん付いてる枝豆も、やはり育ちにはバラつきがある
ペチャンコなのもあればプックリもある

同じ田んぼでもバラつきがでる稲
ひとつの木からもバラつきがでる枝豆
果樹も野菜もやっぱりそこは同じなんだよね
なんでもかんでもやっぱり個体差がある

これが種をつないでこれた理由なんだよな
こうやって生き残ってきたんだよな

すべて同じタイミングで実ったら、「いまうまいときだぞー」って、一気に狙われて一気に喰われて「はいっ」おしまいだもんね
台風がどかーんとやってきてすべてなぎ倒されても、そのあとから遅れて育つ実があれば、そこからまた種はつながるもんね

まわりの変化に対応できるように、自分自身も変化して進化してきたんだよね
「生きる、つなぐ」ってのに理由なんてもうなくて、それはただ本能なんだよね

🔴混ざってうまれるもの

夕方ぼくは商店街に向かった
「夜の東町商店街探検」だったんだ

前回の大日向小学校保護者の枠を越えて、この地区に住む先輩移住者や、この商店街に育った同世代の人ともつながれた
こどももいれて十人を越えていた

四軒ほどしか開いてない商店街
人の通りもまったくない商店街

そんな商店街の端っこの「仲好食堂」に行くと、急に大人数は厳しいと言われ、楽しいおかみさんのいるらしい「吉の寿司」へ
これまた「前もって言ってくれれば」とは言われたものの、ぼくたちを受け入れてくれた
あまり作れるものがたくさんはないらしく、数軒先の「やきとり甲の池」でやきとりを持ち帰りにして、それを「吉の寿司」に持ち込むという離れ業を了承してくれた

実にすばらしい商店街のつながり

たのしい時間の締めに、おかみさんの下ネタ混じりの歌で気分は最高潮
良い子は寝る時間になり、子守りはおかあさんたちに任せて、ぼくらはあのエリアに向かう

歩いて三分、ぼくらは「スナック山福」
ママに「あんたはこっちに座りな」と、失踪防止に奥のテーブルの奥の席に押し込まれる
すぐ近くでお店をやっている仲間たちも合流して、飲めや唄えや脱げやの大盛り上がり
地元のおじさんもちょこちょこ席に乱入してくるあたりは、やはり地元の人が同じ席にいることのいいところだ

店の垣根を飛び越えて、他の店のやきとりが並ぶ寿司屋のテーブルで楽しむ
地域も歳も飛び越えて、裸の付き合いができる仲間とスナックで笑いあう

米や野菜や枝豆が、本能のまま「生きるつなぐ」を個体差をもって成し続けるように
同じカタチ同じタイミングできれいに揃っていることだけでは、「いま」を生き抜くことがかなりむずかしい時代にぼくらは生きている
いろんな垣根を飛び越えて、混ざり合ってつながって、そこからあたらしい何かを生み出して、そしてつぎの時代につなげていきたい

「右にならえ」の時は必要だった
そのおかげでいまのこの時がある
でもいまは違う生き方を選択できる
考えて学んで実践し続ける努力ができれば、好きなことで生きていくことが出来る
仲間とつながって、どんな波だって乗り越えることができる

すべてを「疑う」っていうと少し違うかもしれないけど、自分の中のごくごく当たり前になっていることからもう一度見直してみよう
いつの間にか決めつけて、いつの間にかつくってしまった枠を取っ払おう
目の前の現象はまんまるで、見る角度によって全然ちがうってことを忘れないでおこう
「まんまるだ」ってタトゥーを入れよう

ぼくはそんな風に生きていこう
みんなといっしょにたのしく生きていこう

そんなことを夜の商店街で思った⋯
ような気がする
記憶が完全にあるわけじゃないけど、その気持ちはブレずにいまも真ん中にある

東町商店街
ここはたのしくなりはじめてるよ
ここをつないでくれたご縁
ここでつながったご縁
ここからこれからはじまるご縁

ありがたいよ
ありがたい気持ちをしっかりつぎにつなげられる、そんな場所と自分を目指します

どうぞみなさんよろしくお願いします
ではみなさん今日もめでたいいちにちを

五穀豊穣 子孫繁栄 
大安吉日や さかいひろし

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