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子どもは質問攻めというけれど。(918文字)




花屋さんにて。



「これなんていう葉っぱですか?」

「+*‘?+##*+*’です」

「へ~、ありがとうございます」

「紙に書いておきましょうか?」

「大丈夫だと思います。覚えてみます」


案の定家に着くころには忘れて、なんだったけか~?


そこで登場、アプリさま!

世界中のエジソンさんたちが日々便利道具をクリエイトしてくれていることに感謝。





ねえお母さん きな粉があまくないんだけど、なんで?

いつもの甘いあのきな粉ってどうつくるの?

私が子どもだったころは携帯なんてない時代。

「習い事やすみたいんだけど」

「生理の血が多すぎるんだけど」

などと、用事にかこつけ、

母の勤務する会社にほぼ毎日電話をしていたもの。




今は、シャザムさんや知恵袋さんがいる。

けれど、「これなんの歌?」

鼻歌でさえうろ覚えなときは、いまでも最終手段で母にきくし、

あの駅通過するくらいに見える山は何の山?

なんてことも未だに母にきく。



子どもによる質問攻めで困っているという親御さんをときどききくけれど、私は自分が親になってもあいかわらず生きていると日々疑問だらけ。




天上天下唯我独尊はなぜヤンキーが?

マルチアサインて?

卵胞て何でできているの?

ご教授とご教示の違いって?


今は母ではなく、発達した世の中のおかげで知恵袋さんやグーグルの手を借りているけれど。



息子と仲が良いとよくいわれる。

それはきっと私が子供のころとかわっていないのもひとつの理由。


あのおじさん、なんで怒っているのかな~

もしこの家に住んでいたら、どんな暮らしカナ~

銀河系には地球とそっくり星があるのかな~

名古屋ってどうして街として発達したのかな~



みためがどれほどアダルティになっても本質的なところは同じなままだから、どれだけでも小学生男子としゃべっていられる。

それでも世界の時計は進んでいるものだから、見た目年齢も進んでいる。

アルコール類を買い、

「年齢確認商品です!」

と声高にレジが叫んでも、レジの人は無表情でOKボタンをおしてくれる。

【見た目はこども、頭脳は大人】なコナン君の反対のようなものかもしれない。




今宵は久々に息子と居酒屋に行く予定でウキウキ♪

顔のシミにテープをはりつけた私には、なんの疑いもなくアルコールは提供してもらえるだろう。






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