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[1]太麻里の海風/花蓮と台東を旅してきた話。
花蓮と台東を旅してきた。その備忘録を。
<旅のスケジュール> 2024年3月
1日目:太麻里の海風を浴びて自転車を駆ける
台東の美食に舌を唸らせる
2日目:米どころ池上の田園風景に心を休める
花蓮の七星潭で太平洋の音を聴く
3日目:太魯閣の壮大な絶景に心を包まれる
4日目:雨の花蓮で原住民文化に耳を傾ける
[1]太麻里の海風
珍しく早起きをして、7:10高雄発の自強號に乗り込む。車窓の景色はヤシの森を抜けて西の台湾海峡から東の太平洋へと。
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太麻里、特に何もない田舎町。なぜ途中下車したかというと、たまたまインスタで見た写真がこの地域で撮られたものだったから、である。
(映えスポットや観光名所ではなく、変哲のない風景の写真に何故か惹かれた。誰かの写真を見て「この場所に呼ばれてる」と感じる時が稀にある)
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レンタサイクル(電動)は2時間200元とかなり割高だった。太麻里車站から華源椰林大道に、ゆったり寄り道しながら海風を浴びる。
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意外かもしれないけど、この場所が今回の目的地。高台の山道から覗く曲線を描く砂浜と青い海、存在感あるカーブミラーとヤシの葉。
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ちなみに太麻里には新興村という排灣族の原住民部落がある。街歩きをしているとこういった石碑や案内図、装飾が目に入る。
排灣族は台湾南部に広く居住する台湾の原住民族で、貴族制や階級制がある民族らしい。排灣族にとってヘビは守護神で、特に猛毒のある「百歩蛇」は神聖とされる。今回の旅でもヘビをモチーフにした彫刻を度々見かけた。
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時刻は11時過ぎ、お腹も空いてきたので次は台東市内に向かう。ちょうどいい時間の路線バスがあったのでそれで市内に直接向かう。
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