前田@旅する弘前
旅先では観光するというよりその土地の日常に浸かるのが好きです。長期ならもちろん日帰りでも、できれば地元の人の暮らしぶりの中に溶け込みたい。私の他にもそんな人もいるかな⁈と思い、弘前の日常を紹介していきます。弘前人になったつもりで追体験してくださったら嬉しいです。
弘前市内で開催されるツアーをお知らせしています。開催後の報告も上げていきます。
今年のねぷたまつりまであと2週間。 この時期は弘前の街を歩いているとたまにねぷた小屋に遭遇します。 週末、蜷川実花さんの展覧会を開催中のれんが倉庫美術館で行われた美術館会員向けナイトミュージアム企画に行ってきました。蜷川実花さんの作品には夜の空気も似合いました。 そしてナイトミュージアムのあと外に出てみると、れんが倉庫美術館&Blickの隣にあるねぷた小屋の美しいこと。 弘前は今でも町内会でねぷたを出すところが多く、地元の祭りが脈々と受け継がれているのが推せるポイント。
9/24、10/1は水の街巡りでした。 弘前の街がどれほど水が豊かだったか、今もその恩恵をどれだけ受けているか、歩いて街巡りをしているうちに実感する旅になっています。 れんが倉庫美術館に生まれ変わった福島藤助の福島醸造。大工から転身した彼が酒造りで成功したのも豊富な水のおかげ。 れんが倉庫から富田のしつこは歩くとすぐ。その途中は豊かな水を利用した某家の庭の名残が垣間見えたり、大正、昭和当時の街が想像されたり。 参加の皆さんの思い出とオーバーラップして面白い話が飛び出すんで
9/1〜10/10古津軽ウィーク2023 参加ツアーです(^^) https://kotsugaru.com/ 日時 2023年9月24日(日) 10月 1日(日)・10月8日(日) 昨年実施の「ひろさき水の街巡り」をリニューアル、昼食付になって再登場のツアーです。 昨年実施のツアーはこちら https://note.com/preview/n1e5c0e1d3930?prev_access_key=b93e979825d6ab47189c96aff342
秋からのツアーのお知らせ第二弾! 近年、津軽地域では古津軽ウィークとして 秋に地域全体でのイベントを多数準備! こちらは今年の9/1〜10/10古津軽ウィーク2023参加ツアーです。 もちろん普通にお申し込みいただけます(^^) https://kotsugaru.com/ 日時 2023年9月24日(日) 10月 1日(日)・10月8日(日 昨年実施の「ひろさき水の街巡り」をリニューアル、昼食付になって再登場のツアーです。 昨年実施のツアーはこちら 詳
〜三門に写経奉納〜 日時 2023.9.9(土)9:00-12:00 2023.9.16(土)9:00-12:00 秋からのツアーのお知らせ第一弾(^^) その数33の曹洞宗寺院が立ち並ぶ禅林街の突き当たりに位置する長勝寺。津軽家の菩提寺として歴代藩主の墓を今も守っています。 長勝寺といえば正面に聳えるその三門が印象的。 長勝寺の入り口にあるこの三門は1629(寛永6)年に津軽信枚が建立した、江戸時代初期から残る貴重な
4月30日(日)、 弘前の前川建築に都合35年関わった仲邑さんを東京よりお迎えし、18人の参加者の皆さんと前川建築を巡ってきました。 「大学は建築学科を目指しています。地元を離れる前に弘前にある建築をしっかり見ておきたい。」という高校3年生2人を含め、大変熱量のある皆さんが集まってツアーはスタート。 市役所から始まり、市民会館、市立博物館、緑の相談所、中央高校、旧木村産業研究所(現こぎん研究所)、そして最後に斎場。3時間を超えるツアーでしたが、仲邑さんは疲れも見せず、それど
昭和29年、報恩寺の津軽家墓所を長勝寺に改葬。その折、津軽家12代のお殿様になるはずだった承祜公が「埋葬時そのままの姿で予期せぬミイラ化」で発見され、当時の新聞では発掘の様子が報道されました。以前には長勝寺にて見学することができていたというお話で、シニア世代の方には、見たことがある という方もいらっしゃいますね。 藩主になることが決まっていましたが12代目を継承する前に18歳の若さで亡くなられたため、わからない部分も多い承祜公。しかしながら残した書画、遺品からは家族に愛されて
弘前市民会館 1964(昭和39年)竣工 管理棟とホール棟を長いピロティで結ぶ姿が印象的な弘前市民会館。弘前公園内にあるので視界を遮るものがなく、大空間を欲しいままにする重厚感溢れる作品です。 4月は散る桜の花びらも美しい園内。前川さんはピロティの上部、テラスの向こうに岩木山を臨む構想があったようです。 東京文化会館を彷彿とさせる星をイメージした照明。中二階に喫茶室を構え、喫茶室は窓側からピロティの上に出られるのが愉しい。 そしてホール棟も圧巻。一階の天井の低い空間
弘前市役所 19548昭和33年)竣工 弘前市民は前川建築とともに一生を共にするとよく言われています。 例えば、「市民病院」で生まれ、「市役所」に届け出を出し、中学校の合唱コンクールは「市民会館」、桜をはじめ季節を問わず弘前公園を散策しては「緑の相談所」で休息を取り、たまには「博物館」で芸術鑑賞、「中央高校」に進学、今なら「こぎん研究所(旧木村産業研究所)」でこぎんを買い求め、人生の最後は「斎場」で荼毘に付される。 前川建築8棟が今も市民生活と深く関わっているのがたいへん贅
青森県立弘前中央高校講堂 1954(昭和29年)竣工 もちろん今でも現役の県立高校、その講堂。現在進行形で高校生が活動しているところなので、セキュリティーの観点から滅多やたらと見学できない、大人にとっては幻に近い建物です。というわけで、今回のツアーでも中に入ることはできません。高校生になるしかないかな。 木村産業研究所初代理事長・木村隆三氏の兄で、弘前中央高校のPTA会長であった木村新吾氏から前川さんに依頼があったもの。いいご縁が続いていたのだなと勝手に嬉しくなります。
(旧木村産業研究所) 1932年(昭和7年)竣工 長いこと弘前に住んでいるのに、前川建築のことを全く知らずにいたんですよね。市民会館は子供の頃でもなんとなくかっこいいなぁとは思っていたけれど、誰も建築家が誰かなんて教えてくれないし。まぁ他所を知らないし、比べようがないから市民会館っていうのはどこもこんなものかと思っていた。 弘前公園の桜と一緒。春になると日本全国みんなこのくらいの規模の(ディズニーランドと同じ広さを持つ公園の中に2,600本の桜、どこまでいっても続
今年の桜前線は本当に早い。 弘前も弘前公園の開花は平年より15日も早くなったそう。これまで最も早かった90年の4月13日と比べても6日早く、満開は12日の見込み。いつもなら暖かい年でも4月になって寒の戻りがあったりするのに、今年はそれも感じられませんでしたね。 そんなわけで本日9日、弘前公園に行ってみました。風が少し強いけどいいお天気。 市役所前は日当たり良好ですので、桜も例年早いですよね。 それでも園内に入るとまだまだです。 日当たりの良し悪しで全く違う園内。 外濠
4月30日(日)14:00-17:15 前川國男建築ツアー 旅する弘前のツアーが今年もいよいよ始まります(^^)/ 35年に渡り弘前での実際の建築に携わった仲邑さんと歩く、前川國男建築ツアー! 弘前には前川國男建築が8棟もあります。処女作の木村産業研究所をはじめ、中央高校講堂、市役所、市民会館、博物館、緑の相談所、市立病院、そして斎場まで。弘前市民の生活は前川建築と共にあると言ってもいいくらいです。 地方の一都市になぜこんなにもたくさん、前川建築があるのでしょう。そんな
2022.10.16(日) さわやかな秋晴れの空のもと、 「満天姫に出会う旅」を開催しました。 (2年前は大雪の中の開催だったなぁ。。。) 講師に福井敏隆先生をお迎えして、 いつもはのんびりまちあるきが多い中、 今日は座学も重要ポイント! 勉強するぞぉ(^^) いつも朗らかな須藤住職。 御住職のはからいで実現に漕ぎ着けている企画です。御住職、いつもありがとうございます! まずは本堂にて御本尊にご挨拶。 そして御住職の楽しいお話が始まります(^^) 長勝寺の縁起を(縁起
2022.10.16(日)18(火)実施します(^^)/ 津軽家は江戸時代、豊臣や徳川と深いつながりがありました。石田三成の娘、辰姫が二代目信枚(のぶひら)公の室となっていた津軽に、徳川家から家康の養女、満天姫(まてひめ)が正室として輿入れしてきます。 わざわざ北の果ての地に徳川から輿入れさせるなど、家康には一体どんな考えがあったのでしょうか?ともあれ満天姫は津軽に嫁ぎ、津軽のためにさまざま尽力されました。いち早く東照宮を勧請し、国替えの危機を回避させ、自分と一緒に津軽に
2022/10/1(土) 「ひろさき水の街巡り」行ってきました(^^) 今日は最近の中では暑いほう。 なので行程を少し短くしてゆっくり歩きながら、水の街ひろさきを堪能する旅に出ました。 弘前に住んでいても、知らないことってたくさんありますよね。弘前は歴史も深く、街の人たちも面白い人がいっぱいいて、掘れば掘るほど味わい深くなる街。 さて、旅のスタートはまちなか情報センター。 昇天教会を左にれんが倉庫美術館の裏手を進み、御膳水や富田のしつこに向かいます。 今回最後にお邪魔