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ひろさき水の街巡り

2022/10/1(土)
「ひろさき水の街巡り」行ってきました(^^)
今日は最近の中では暑いほう。
なので行程を少し短くしてゆっくり歩きながら、水の街ひろさきを堪能する旅に出ました。

弘前に住んでいても、知らないことってたくさんありますよね。弘前は歴史も深く、街の人たちも面白い人がいっぱいいて、掘れば掘るほど味わい深くなる街。

さて、旅のスタートはまちなか情報センター。

昇天教会を左にれんが倉庫美術館の裏手を進み、御膳水や富田のしつこに向かいます。

もしもし展で賑わうれんが倉庫も
裏手は静か。

今回最後にお邪魔する弘前銘醸さんも、れんが倉庫美術館と同じれんが倉庫があります。どちらも前身は明治時代に福島藤助さんが建てた酒造りのための建物。

美しさに定評のある弘前の五重塔

遠くに五重塔を眺めながら、福島藤助さんゆかりのれんがのある道を進むと。。。

まずは御膳水。明治14年の明治天皇東北巡幸の際、この清水がお茶や料理の用水として使用されたことから「御膳水」と命名されました。
江戸時代からある湧水の一つです。ここは、最近は残念ながら水が枯れていました。今日は少し湧いている風でしたが、使ってはいません。

そして目と鼻の先に富田のしつこ。

こちらは現役。
私たちが立ち寄っている最中にも、水を汲みにくる方がいらっしゃいました(^^)

この方はほぼ毎日汲みに来ているそうです。
こんな感じで結構広い

ここは紙漉町という町名です。江戸時代、紙を他藩から購入していた弘前藩。4代目信政公が自前で紙を調達できるよう技術者を上(かみ)の方から呼び、豊富な水を求めてこちらで紙漉を始めました。(本当の最初は下町の方です。そちらを廃止され、この場所に紙漉派立ができ、後年紙漉町になりました。)

私たちもコップ持参してたので試飲!
とても柔らかい感じでした。

この紙漉町郵便局のあたりが御用紙漉所跡

次は品川町の胸肩神社を目指します。

紙漉町郵便局を過ぎて左に曲がるとほどなく
「竹忠」さんが見えてきました。

竹忠さんは以前偕行社ツアーの折にお弁当を頼んだ仕出し屋さん。閉まっているように見えても注文をさばいています(^^)

(竹忠さんに関しては「弘前の日常」に記事を置いてあります。こちらを参考にしてください。)

竹忠さんのお弁当。津軽塗りの小ぶりのお重がいい味出してます。

そんなこんなで胸肩神社に到着。

弁天様で親しまれる胸肩神社
社務所の脇に湧水があります。

こちらも柔らかいお水でした。
この辺りは扇状地の端で、伏流水が出る場所が多かったそうです。
そしてこちらも、やっぱり近所の方が汲みに来ていました。

ブレイクタイムは胸肩神社近くのstay juicyさんへ。

期間限定ブドウのスムージーいただきました。
あまりの美味しさに写真撮るの忘れた!

そして「おさり煎餅」さんまで制覇!

看板がすでにいい味!
素朴な感じ、とても肉厚なお煎餅
もちろん超美味しかったです!

最後は弘前大学隣の弘前銘醸さん。

れんが倉庫美術館と兄弟筋に当たるれんが倉庫

その敷地内に昨年できた、ハチドリ酒店さんにお邪魔しました。

角打ちも出来る店内。
試飲セットもあります(*´∇`*)
弘前銘醸さんでも水が湧いています!
冬に日本酒を仕込み、夏には美味しい湧水を利用して氷を作るようになったのだそうです。
その美味しい水は、今でも一般の方に
無料で分けられているんです!
社長さん自ら水場を案内してくださいました
れんが倉庫を抜けて向かう先には。。。
さらに先に進むと。。。
こちらの蛇口がその美味しいお水!
こちらも柔らかいお水でした。
水が違うと、ご飯を炊くのも、
コーヒーやお茶も、美味しくなるそうです。
これは汲みに来るしかないでしょう。
ハチドリ酒店に戻ると更にサプライズが!
湧水で作った氷をそのまま溶かした水
を、試飲させていただきました!
全部氷を溶かしただけの水!
なんて贅沢(≧∀≦)!水も柔らかかったですが、更に超柔らかいお水でした

48時間かけて作る氷は、空気が入らない工夫をすることで更に美味しくなるそうです。大きい氷はかき氷などにも使われますね。

藤田記念庭園の匠館のかき氷には
こちらの氷が使われているそうです
ふわっとした口当たりの秘密です(^。^)

こちら弘前銘醸さんの日本酒「遊天」は棟方志功がラベルや包装紙、紙箱までデザインしています。志功さん、お酒のラベルデザインは生涯2つしか手がけていなくて「遊天」はその1つ!

アート好きとしてはラベル選びでこの一択でしょ。

水にこだわった弘前銘醸さんの美味しいお水を存分に味わえたひとときでした。
ご馳走様でした!

というわけで、今も湧くお水を巡った今回の
「ひろさき水の街巡り」
歩くと意外に近い、狭い⁈、弘前市内を実感した街歩きでもありました。

結構以前から私の作る街歩きに参加されている方の感想

「今日も歩いたことはない道があったけど、あそこから竹忠さんに抜けるんだとか、胸肩神社までの近さとか、体感できたのも楽しかった」

「富田のしつこは知ってはいたけど飲むのは初めてだった。胸肩神社にお水があるのはしらなかったし、市内のご近所でこんなに沸いているんだって改めて知れて楽しかった」

「いつもは車で通るなんともない道だけど、歩くとやっぱり楽しい(*^◯^*)」

4日(火)もちょっとアレンジを加えつつ、同じコースをまわります。なんと4日には温泉ソムリエの鎌田さんも登場!一緒に回ってくれますので鎌田さんファン必見、ならぬ必参加です!
お申し込みは「旅する弘前」まで。

080-1680-9387(前田)
maedaita@gmail.com

そして次回10月16.18日はいよいよ
「満天姫に出会う旅」
2年前大好評をいただいた、満天姫のツアーです。
満天姫の掛軸も、本物をご覧いただけるのは今のところこの企画だけ。
長勝寺の奥に居並ぶ歴代藩主や奥方の御霊屋。満天姫だけ、津軽家の紋ではなく葵の御紋が描かれている御霊屋を、中まで拝見できるのもこの機会だけ!
福井先生の約1時間の詳しい講話で
満天姫に詳しくなれる!!
何から何までスペシャルな機会を堪能してください(*´∇`*)!

お楽しみに!

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