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前川建築。弘前市民会館

弘前市民会館  1964(昭和39年)竣工

管理棟とホール棟を長いピロティで結ぶ姿が印象的な弘前市民会館。弘前公園内にあるので視界を遮るものがなく、大空間を欲しいままにする重厚感溢れる作品です。

ピロティは後ろ側に、上部に上がる階段を抱える

4月は散る桜の花びらも美しい園内。前川さんはピロティの上部、テラスの向こうに岩木山を臨む構想があったようです。

管理棟ロビー

東京文化会館を彷彿とさせる星をイメージした照明。中二階に喫茶室を構え、喫茶室は窓側からピロティの上に出られるのが愉しい。

こちらは東京文化会館

そしてホール棟も圧巻。一階の天井の低い空間から2階に向かうと急に大空間が開けます。

 ホール棟1階
ホール棟2階

そしてホールに入ると人々を迎える棟方志功の緞帳「御鷹揚げの妃々達々」は前川さんも大好きな作品。
棟方志功がこの緞帳のそれぞれの色を決める際一緒にいた前川さんは、その色決めのあまりの速さに驚いていたとか。

こちらは前川さんの赤。当時の「フェラーリの赤」という前川さんからの指定だったと市民会館の方が教えてくれました。

私たち市民にとってはここから入る時は発表会が何かですから、いつも緊張が伴う楽屋口の赤。

そして博物館へ向かう側。前川さんはこちらに野外劇場を置く構想も持っていたそう。

本日、仲邑さんも新幹線で弘前入りしました。
東京駅の混みようったら、もう家に帰ろうかと思ったほどだったそうです笑

明日のツアーは14:00開始。
午前中は雨、午後は曇り予報。
満員御礼。

仲邑さんと巡る前川建築ツアー4/30(日)14:00-17:15

行程 弘前市観光館集合→弘前市役所→弘前市民会館→弘前市立博物館→緑の相談所→弘前中央高校講堂(外観のみ)→木村産業研究所→弘前市斎場→弘前市観光館解散
参加費 5,500円
    (数回のタクシー移動料金含む)
定員  14名
問合せ、申込 旅する弘前(前田)
                 maedaita@gmail.com
                 080-1680-9387

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