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満天姫に出会う旅 実施しました

2022.10.16(日)
さわやかな秋晴れの空のもと、
「満天姫に出会う旅」を開催しました。
(2年前は大雪の中の開催だったなぁ。。。)

講師に福井敏隆先生をお迎えして、
いつもはのんびりまちあるきが多い中、
今日は座学も重要ポイント!
勉強するぞぉ(^^)

いつも朗らかな須藤住職。
御住職のはからいで実現に漕ぎ着けている企画です。御住職、いつもありがとうございます!

まずは本堂にて御本尊にご挨拶。

そして御住職の楽しいお話が始まります(^^)
長勝寺の縁起を(縁起なのに!)いつも柔らかく、楽しくお話ししてくださいます。津軽為信周辺の時代、弘前という街を作っていく過程がありありと目に浮かんできます。

御成座敷に移動。
満天姫のお話を詳しくしてくださるのは福井敏隆先生です。先生のうしろ、床の間には満天姫と2代目信枚公の掛軸!

福井先生は、弘前に残るさまざまな古文書から満天姫の人物像を紐解いていきます。情報を調べ尽くしている知識量に圧倒されます。満天姫が生きた頃は藩日記はまだない時代ですが、文献から読み解ける満天姫とはどんな方だったのでしょうか。「掛軸の満天姫にはよく見ると桐の紋が描かれている。ここからこの掛軸が満天姫の生涯の中でいつ頃のものを描いたものなのか推察される」というお話をはじめ、小説とはまた違う、実際の文献からわかることを解説してくださいました。

お話のあとは、それぞれ間近で満天姫の掛軸を鑑賞。ガラス越しじゃないところがいいですよね。

目の前50㎝?30㎝?

そしていよいよ御霊屋一帯へ。

右側に御霊屋が並んでいます

いつもは入れない御霊屋一帯。
それだけでもワクワクします(^^)
満天姫の廟は三番目にあります。

佇まいがすでに美しい
江戸時代の仕事の良さを肌で感じます

そしてなんとこの中に入れるのです!こんな特別なこと、本当になかなか無いのです。
今回は満天姫の法要ということで特別に。
まずは荘厳(しょうごん、お掃除)から。

満天姫の廟を開けていただきました。

中は彩色も豊かに残っています
真ん中の石塔がお墓に当たるそうです


そしていよいよ満天姫の法要。御住職の読経が静かな御霊屋一帯に響くなか、一人一人御焼香させていただきました。

読経の響きに、
法要の空気感がさらに高まります

「御霊屋を直に拝観できたのが凄く良かった」
「お掃除、御焼香までできて、満天姫にとても親近感が湧きました」
とは参加の皆さんの感想から。

拝観の最後は御位牌堂。
歴代の藩主とその奥方のお位牌が並び、こちらも背筋が伸びる思いがします。
歴代の御位牌を解説していただきました。

最後は講師の福井先生と御住職を囲んで歓談。
津軽家の菩提寺である長勝寺さんですから、ここはやはり津軽藩の御用菓子を務めてきた大阪屋さんからお菓子を。今回は旭餅をいただきました。

みなさん勉強熱心で質問がどんどん湧き、話に花が咲きます。

「最後に歓談があったのがよかった」
「お菓子とお茶、サプライズでした(^^)」
                                    (参加者感想から)

最初から最後まで、満天姫づくしの今回。
参加の皆さんに堪能していただけていましたら何よりです。

同様のものが明日もあります(o^^o)
10月18日(火)9:00-12:00
午前の回一回のみとなります。
今日いっぱい受付できますので
ご希望の方はお気軽にご連絡ください(^^)/

旅する弘前
080-1680-9387(前田)
maedaita@gmail.com

次回、長勝寺にお邪魔するのは
12月4(日)6(火)、
三代目信義公にスポットを当てます。
こちらもお楽しみに。

信義公の掛軸

こちらが、意匠も美しい信義公の掛軸。

破天荒なイメージのある信義公は、どんなお話が飛び出すかこちらも楽しみですね。
公開をお楽しみに(^。^)/

おしまい。

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