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満天姫に出会う旅

2022.10.16(日)18(火)実施します(^^)/

津軽家は江戸時代、豊臣や徳川と深いつながりがありました。石田三成の娘、辰姫が二代目信枚(のぶひら)公の室となっていた津軽に、徳川家から家康の養女、満天姫(まてひめ)が正室として輿入れしてきます。

わざわざ北の果ての地に徳川から輿入れさせるなど、家康には一体どんな考えがあったのでしょうか?ともあれ満天姫は津軽に嫁ぎ、津軽のためにさまざま尽力されました。いち早く東照宮を勧請し、国替えの危機を回避させ、自分と一緒に津軽にやってきた連れ子をも犠牲にした満天姫。

「満天姫に出会う旅」では、徳川から大いなる役割を持って嫁いできた満天姫に、時間をかけて向き合っていただきます。

長勝寺蔵 満天姫の掛軸

満天姫の掛軸も今回の目玉の一つ。
2年前、初めて満天姫にまつわるツアーを作った際、こちらの掛軸が拝見できるかどうか、御住職がとあるところに確認をとってくださって公開が実現したものです。今回は2年ぶりの公開となります。

2年前は講師の福井敏隆先生により、この掛軸の意味するところなど解釈していただきました。

満天姫については今回も福井先生に、約1時間にわたって解説していただきます。
これであなたも満天姫通!
相当詳しくなれること間違い無しです!

そして御住職の案内にて御位牌堂を拝観。
歴代の藩主と正室の御位牌が並ぶ厳かな空間。

歴代の藩主の御位牌が並びます

そしてここからは外へ。
本堂左手奥の杉木立の中に5棟の津軽家御霊屋(おたまや)が並ぶ空間に足を踏み入れます。

こちらは満天姫の御霊屋

5棟の御霊屋は為信公の御影堂より、位置的には南へほぼ一直線に並び、いずれも東に面して玉垣で囲われ、正面に門を置いています。

満天姫の御霊屋は明鏡臺(めいきょうだい)。
満天姫のお隣には夫信枚公の碧厳臺(へきがんだい)が並びんでいます。

明鏡臺の文字が見てとれます。

この御霊屋が5棟並んでいる様子は普段でも、御霊屋一帯の手前に設置された塀越しに、遠目にご覧いただくことができますが、今回はこちらの御霊屋一帯へ入らせていただきます。

他の4棟には津軽家の杏葉牡丹の紋が描かれていますが、満天姫の廟は葵の御紋が。

満天姫の廟に描かれた葵の御紋


今回は満天姫の法要を執り行うため、この御霊屋を開帳の上、中を荘厳(清掃)、法要を執り行います。明鏡臺の鍵を開けますので、中までご覧いただくことができます。

明鏡臺の鍵を開けていただきます
扉の向こうは。。。

こちらの明鏡臺を開け、その前にて御住職が法要を執り行います。
(明鏡臺の写真撮影は御遠慮ください)
津軽に尽力してくださった満天姫には、私としては感謝しかありません。みなさんはどのような想いを満天姫にお待ちでしょうね。参加者の皆さんにも、もちろん初めて満天姫の存在を知ったという方もいらっしゃると思いますし、それぞれの想いで法要に参加していただきます。

最後は福井先生に講話いただいたお部屋に戻り、御住職や福井先生を囲んで歓談タイム。スイーツとお茶でゆっくりしてください。質問などもなんでもどうぞ。

という盛りだくさんの3時間です。
満天姫の詳しいお話に普段印刷物でしか見ることのない満天姫の掛軸を間近にてご覧いただけ、更には御霊屋のある空間に入り、明鏡臺での法要。と、
大変贅沢なツアーとなっています。

弘前の奥深さを是非味わっていただきたい!
あの御霊屋の場所の空気を感じていただけたら!ご参加お待ちしております。

10月16日(日)午前9:00-12:00
                    午後13:00-16:00
10月18日(火)午前9:00-12:00
(3回とも同内容です)

集合場所 長勝寺三門
     (P有、お問い合わせください)
行程  御住職より挨拶
    満天姫掛軸紹介
    福井先生講話
    御位牌堂拝観
    御霊屋荘厳、法要
    御成座敷に戻り、歓談
参加費 5,000円(税込)
定員  各15名
締切  各前日17:00
お申し込み、お問い合わせ 旅する弘前
    080-1680-9387(前田)
    maedaita@gmail.com


明鏡臺の中を少しだけ。
天井には龍が描かれています。


ご参加お待ちしてます^_^/

旅する弘前
前田

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