子どもと歩みよること
【1分で読めて意味のある情報】
こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、「子どもと歩みよること」について書いていきたいと思います。
子どもに歩みよるだけでなく子どもと歩みよるというところが今回考えてみたいことになります。
目次は、以下の通りです。
①歩みよるについて
まずは、言葉をはっきりさせるためにいつものデジタル大辞泉さんで「歩みよる」を調べてみました。
【歩み寄る】
意見や主張の違う双方が、条件などを譲り合う。折れ合う。
これは、ざっくり考えれば、
✅意見が違うもの同士が折り合いをつけて、互いに納得できるちょうど良い着地点をみつける
と言えると思います。
そこで今回は、わかりやすく
「歩み寄る」=互いに納得できるようにする
と捉えて考えていきたいと思います。
②子どもと歩みよることのメリット
子どもと歩み寄るということは、
✅何かの物事に対して子どもと互いに納得できるようにする
と考えることができます。
子どもと歩み寄るに似ている言葉として、子どもに歩みよるという言葉があり、しばしば耳にすることがあります。
これは、「大人が一歩譲って子どものことを理解しようとする」と考えて良いのではないかなと思います
これに関しては、子ども側からのアプローチはなく、あくまで大人側からのアプローチと考えられます。
時にそういったアプローチは大切だと思います。
ですが、
✅小学生の中学年をすぎたくらいからは、子どもに歩み寄るから子どもと歩み寄るにステップアップしたほうが良いのではないか
と私は考えています。
なぜそう考えるかというと、
✅子どもに人と歩みよる経験をどんどん積んでほしい
と思っているからです。
子ども同士の歩みよりは生活の中で経験を積んでいきます。
それに加えて、大人とも歩み寄る経験も積んでほしいのです。
なぜなら、大人との歩み寄りでは、
✅大人が少しリードをしながら、歩みよる「モデル」を経験してもらえるというメリット
があるからです。
子ども同士の歩みよる経験に加えて、大人と歩みよる経験をすることで、より子どもは力を付けることができると思います。
大人との場合、年齢や立場が違う人と歩みよることになりますので、その効果は大きいのではないでしょうか。
実際に、学校現場で活動していてそう感じています。
③歩みよるの経験を増やすために大人が気を付けること
✅子どもに我を通して理解してもらうことから、人と互いに理解しあっていけるようにステップアップしていってもらう。
まずは、このようなイメージで考えていくと良いのかなと思います。
子どもに歩みよる経験を積んでもらうために大人が気を付けたほうが良いことは、
・意見の押し付けをせず、じっくり話し合うこと
ではないでしょうか。
子どものことを思うと、あれこれ言いたくなる気持ちが湧いてきます。
学校現場で働いていても感じるくらいです。
家庭ではそういう気持ちを強く感じる瞬間は多々あると思います。
ですが、
✅もしも、子どもに歩みよるという経験を積んでほしい、人と歩みよれるようになってほしいと願うならば、ぐっとこらえてしっかりと話し合うようにするのが良い
と私は感じています。
こうして書くのは簡単です。
しかし、実際にやるとなるととても時間や労力がかかるということだと思います。
でも、子どもにどうなっていってほしいかを考えたら、時間や労力を割くだけの価値はあるのではないでしょうか。
自分の意見が通らないから拗ねたり、落ち込んだりするのではなく、相手と納得できる最適解を探していける力。
これは、これから子どもたちが生活していく上でとても役立つ力ではないかと思います。
何気ない日常の中だからこそ、鍛えていける力です。
そして、この力は技能だけでなく、様々な経験によって培われていくものだと思います。
人との歩みよる経験を豊かにして子どもに成長してもらえるようにすること。
これは、身近で関わる大人が子どもにあげることができる、目には見えない素敵なプレゼントではないでしょうか。
今回は、以上になります。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。
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