「明確な答えのない問い」について子どもたちと考えてみた
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こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、「明確な答えがない問い」について考えたことなどを書いていきたいと思います。
目次は、以下の通りです。
①明確な答えがある問いは意外と少ない?
答えが2になる計算式を考えてみてください。
こう聞かれたら、子どもたちは1+1や3-1、10×0.2などなど色々と答えてくれます。
答えは複数ありますが、どれもちゃんと答えが2になることがわかっているからかもしれません。
また、日本で一番高い山は?と問われたら、富士山だと答えてくれます。
富士山が日本で一番高い山だと知っているからかも知れません。
ですが、答えが明確でない問いかけをされたら、どうでしょうか。
今日はそんなことについてのんびりゆったり考えてみたいと思います。
②答えの明確でない問いは答えにくい?
私自身、答えが明確でない問いは、答えが明確である問いに比べて答えにくいと感じています。
あなたはどうでしょうか。
試しに子どもたちに聞いてみたところ、何人かの子が
答えが明確じゃないと答えにくい。だってあっているかわからないから。
と話してくれました。
確かにそうだよなぁと思うと同時に子どもたちと私の間にちょっとした疑問が生まれました。
それは、
答えが明確じゃないのなら、そもそも合ってるかどうかもわからないんじゃないか?
ということです。
そうだよなぁと唸っているとさらにこんな意見がでてきました。
それは、
答えが明確じゃないならどんな答えもあってるかもしれないってこと?
という意見です。
さらにさらに続けて、
そもそもあってるとか間違っているとかではないんじゃないか?
という意見が出てきました。
私はしっかり混乱しました。
子どもたちも混乱してました。
落ち着いて整理してみると
・答えの明確じゃない問いは答えにくい。
・答えがあってるかどうかわからないから。
・答えが明確じゃない問いはあってるとか間違ってるとかそういうものではなさそうだ。
…あれ?
あってるかどうかわからないという原因は取り除けたように感じますが、だからといって答えやすくなったかといえば、そうでもありません。
じゃあなんで答えにくいと感じるのだろう??
子どもたちと一緒に考えてみました。
私も考えました。
あれこれ話した結果、
・答えの有無に関わらず、自分の答えがあってるかどうか(変じゃないか)やっぱり気になる
・自分がどう思うかを伝えることが難しい
ということが原因かな?ということでは落ち着きました。
子どもたちの意見は素直で、確かにそうだよなぁと感じるものばかりでした。
そして、私自身もあまりゆっくりと考えたことがないことだったので、とても勉強になりました。
明確な答えのない問いというのは生活していると至る所で発生します。
では、どうやって明確な答えのない問いと向き合っていこうかな?ということについて最後に考えていきたいと思います。
③明確な答えのない問いとどう向き合っていくか
私は明確な答えのない問いに対しては、
✅自分なりに考えたことを人に伝えたり、人が考えたことを聞いたりするという対応をしていくのが大事なのではないか
と感じています。
何も考えないのではなくて、自分なりに考えることや周りの人が自分なりに考えたことを聞くのです。
そうした経験を積み重ねていく中で、問いに対する答えの幅が広がったり、深まったりしていくのではないかと思います。
答えが決まっていないのだとしたら、一つの答えをあてにいくのではなく、たくさんの答えを持てるようにしておくというわけです。
答えの幅を広げたり、深めたらすることは柔軟な対応や思考、他者の行動や考えの受容にも繋がるのではないでしょうか。
こうして考えてみると
答えの明確ではない問いに対する自分なりの答えを考えていくことは自分の価値観をもったり、見直したりする良い機会になる
と思います。
そのため、答えの明確でない問いと向き合い、自分なりに考えたり、周りの人と話したりすることはとても大事な経験とも言えるのではないでしょうか。
時折、子どもたちと答えが明確ではない問いについてのんびりゆっくり、一緒に考えてみたいと思います。
子どもたちや私自身が答えが明確でないことに対しての意識がどう変化していくのでしょうか。
とても楽しみです。
ぜひあなたも時間がある時に答えが明確ではない問いについて考えてみてください。
もしかしたら意外な気付きや発見があるかもしれません。
今回は、以上になります。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。
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