教科書が電子化されたなら…
みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、遅れながらもデジタル化の波がきつつある学校現場で、教科書が電子化された時のことについて書いていこうと思います。
また、私が思う現場の課題の一部についても書きました。
あくまでも一個人的な意見としてお読みいただければ幸いです。
目次は以下の通りです。
① 教科書を電子化するメリット
教科書を電子化したら、ランドセルはもはや不要かもしれません。
子どもたちは、毎日、教科書を背負って、せっせと学校にきてくれます。
皆さん経験があると思いますが、日によっては持ってくる教科書が結構な重さになることがあります。
置き勉をして、対策をしたこともあるのではないでしょうか。
私も教科によっては、学校で預かって保管しているという現状があります。
家で復習したり、予習したりしないならば、教科書を持って家と学校を行き来する必要はないと思うからです。
教科書が電子化されたら、教科書を持って帰ったり、持ってきたりする必要がなくなります。
これは大きなメリットです。
また、教科書を忘れるということも一切なくなります。
学習をする際の教科書の忘れ物を完全になくせるというのもメリットと言えそうです。
② 教科書を電子化するデメリット
教科書の入っている端末を持ち歩ければ、基本的にデメリットはほとんどないと思います。
運用の仕方にもよりますが、逆に端末を家庭に持って帰れない場合は、デメリットがあります。
教科書の入っている端末を持ち歩けるとしたら、デメリットは、端末の故障及び、充電切れくらいではないかと思います。
あ、もう一つありますね。
端末を忘れると何もできなくなりますね。
(貸し出し用の端末にゆとりがあれば、問題ないですが…)
もしも、端末を持ち帰ることができない場合は、学校以外で、教科書を見えることができないというデメリットが発生します。
ただ、そこで話題になるのが、宿題を除いて、教科書を家で使っている人がどれくらいいるかということです。
もしも、教科書をあまり家で使っていないのでしたら、教科書が持って帰れないことも大したデメリットにならないと言えます。
実際問題、自分の幼少期を振り返ってみると、私は、教科書を持って帰れないことは、そんなにデメリットにならないのではないかと思っています。
皆さんは、教科書を持って帰れないデメリットについてどう感じますか。
③ 教科書の電子化にあたって現場が直面する課題
先ほども書きました端末の運用の仕方は大きな課題になると言えます。
端末を家に持ち帰れるかどうか。
また、端末を家でもネットに繋いで、自由に学習できるようにするのか。
こうしたことは、端末を運用していく上で大きな課題になると思います。
個人的には、自由に端末を運用することは、個別最適化された学習のためには、必須だと思っています。
なぜなら、自分で、興味のあることを進んで勉強したり、実践したりするための媒体として、タブレットなどの端末は非常に利便性が高い(というか必須)と思うからです。
だれもが、そうした端末を自由に使って学習できるようになったら、これほど良いことはありません。
しかし、家庭のネット環境の問題、端末の管理の問題や学校外からのアクセスに伴う問題、個人情報の問題等、向き合わなければならない問題が多いようです。
企業と連携しながらできればいいのですが、公教育の特性上、難しい面もあるのかもしれません。
しかし、場所によっては、GoogleやMicrosoftと連携して活動しているところもあるので、可能だとは思っています。
クラウドを利用していく必要があると思うので、それぞれのエリアで環境の整備と調整を行うには、どこかと連携するのが不可欠ではないかと思っています。
このあたりは、県や市区町村単位で、それぞれ動きがあると思います。
私は、公立の学校の中でも、その整備の状況や連携する相手によって、できることできないことに結構な差が生まれてしまうのではないかと心配しています。
教科書の電子化の事だけ考えても、端末の運用の仕方は課題になります。
実際に本格的な活用を始めるにあたっては、端末の運用の仕方をどうするか、しっかりと考え、対策を講じていく必要がありそうです。
様々な課題があり、少しずつの実現になりそうですが、どの子も自由にネットにアクセスして、自由に学ぶことができる環境が整うことを切に願います。
話は、教科書の電子化から少し、それてしまいましたが、今回は以上になります。
学校現場でようやくはじまった電子化の波の一部をみなさんに知ってもらえたら幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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