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■小説「白鯨」の舞台ナンタケットは、贅沢な時間を楽しめるリゾート地

■ボストン発 ナンタケット島1日観光

アメリカの小説家・ハーマン・メルヴィルの長編小説「白鯨」は1851年(黒船来航の2年前)に出版され、「嵐が丘」や「戦争と平和」と並んで世界十大小説と称されているようですが、物語はボストン郊外のナンタケットに始まります。当時のアメリカは捕鯨が盛んで、この小説も白いマッコウクジラ(白鯨)との死闘を描いているものです。

2019年に日本は国際捕鯨委員会(IWC)を脱退して、商業捕鯨を再開したと聞いていますが、果たしてどのくらいの人がクジラを食べたいのでしょうか?我が家の食卓にもクジラは見たことがありません。「捕鯨」というナイーブな問題ですが、政治問題より、おいしくて安いサンマが手に入りにくい年が続いており、海洋資源の保護は直接生活に関係すると感じています。

さて、ボストン発のナンタケット島ツアーは、鯨博物館や捕鯨で裕福であった昔の邸宅などの街を散策します。一攫千金を狙って世界各国から腕自慢の猛者たちがここからクジラ狙いに出かけたのだったのでしょう。今ではセレブ御用達の閑静な高級別荘地として知られています。

高級リゾート地であり、港町なのでシーフードレストランもおしゃれなお店が並んでいます。オイスターやエビなどを御つまみにしながらワインやビールを飲む姿はとても贅沢な休日タイムです。大学やビジネスの街ボストンの喧騒から離れてメルヴィルの小説「白鯨」の世界にジャンプするとても楽しい時間をお過ごしください。


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