HSPと、親子悪口問題。

言ってもいいと思うんだよね。

私、この間。はたと気づいたことがあるのです。
母親の悪口、一度も言ったこと無かったなあと。
父はあります(笑)今は亡くなってるのですが、それでもブツブツと文句とか悪口、ほぼ毎日言います。祟られるかしら。
でもね。
愛が確かにあった関係って、父の方なのかもしれない。

機能不全というか、ちょっと情緒的に真っ直ぐでない家庭に育ちまして。
感情の交流が無いというか、ポジティブな感情の交流が、母親とはあんまり無いんです。
今更、そんなことをどうこう言うつもりもないし、結構拗らせた挙句にちょっと特殊な関係性であるので、本音はこのまま遠くで元気にね。ってくらいなのですが、、、それの弊害・後遺症は無くは無い。不意に好意を向けられると、逃げ癖はあるかも(笑)子供を持って、だいぶ、更生しましたけどね。

でね、言いたいこと。
悪口、言っても良いってこと。
HSPは、悪口に異常に反応する人が少なく無いです。
聞くのも、言うのも。
まず、怖いよね。恐怖。そして、不浄。
その言葉が、繊細さんを痛めてしまう。
だから
嫌悪や罪悪感、忌み嫌うと言うか,ダメなものとしている。
思ったコトが無いんで無く、それ自体に,蓋。
いやまあ、陰口とか、見知らぬ人なんかへの誹謗中傷や傷つけることを目的としたのなんかは言わずもがな、で。悪口で繋がる絆ほど、「悪魔」が宿る縁は無いですしね。
そうじゃなくて、愛という基盤がある関係性においては、それが愛情表現になりうるねって言う話です。

夫婦や兄弟姉妹もそう、仲良しのお友達なんかも。
さんざん愚痴って、悪口言って。なのに、それに同調し「他人」から批判めいたことを言われた途端、腹立った経験、みなさんあると思います。
これは、愛があるからこそ。
愛が無い関係性においては、これができないんです。
特に、こちらが「乞うて」いる関係なら、絶対に言えないし、なんなら「愛されない自分」が悪いってなっちゃうのですね。
親子関係もそう。

先日、うちの上の子らが、親の悪口を言ってるのを偶然聞いてしまいました(笑)
結構、びっくりだし、ショックっちゃあショックでしたが(嫌なこと言ってたからね〜)、安心もしたのです。
うちの子らは、みんなHSPのど真ん中で、内弁慶だし本音なんて家庭外でほとんど言わない上に、すごく繊細で悪口とか「ちょっと動揺する」言葉なんかが苦手なんです。
学校などで、他人が怒られれば固まるし、最悪泣いてるし😅
女子なんかは悪口で繋がるようなところがあるのですが、それには拒否反応を起こします。
良い子ぶっているわけでもないのですが、、、刺激が強いのでしょう。そして、それに対して、自分の中で「絶対ダメ」と言う潔癖感があるのだと思います。
そんな子らが、親の悪口を。しかも、結構エグい。
でも、良かった。母は安心しました。
悪口を、兄弟間で安心して言える間柄であること。
絶対言ってはいけないと言う、思い込みが家では外れること。
私が苦悩した分、安心しました。
そして、「自身の母親に勝った」瞬間でした。

親御さんの立場で、子供から悪口や悪態をつかれるコト。
子供の立場で、親の悪口、言いたい人。
どっちも「良かったね!」って、祝福です。
本当に、そうなら。甘えられないなら。
絶対に、言われません。
ただただ、避ける。逆に、媚びる。これが、その時。


もっと、信頼しても良いんだと思う。
もっと、安心してもいいんだって。
腹立ったら、やっと。
悪口,言いたくなったら、それは おめでとう。



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