生鮮食品として食べる機会が滅多にない菊芋のレシピを考案して調理してみた!
菊芋は滅多に食べる機会がない!…と思って購入した菊芋です。
今まで食品を購入するとなるとスーパーが殆どでしたが、道の駅となるとスーパーでは見かけない野菜を見かけることがしばしばあります。
バターナッツシュクワッシュもあまりスーパーで見かけませんが(地域差があるかと思いますが…)、スーパーで菊芋が売られているのも見たことがありません。
菊芋と言えば、イヌリンの含有量が優れている食品です。
ごぼうやニラなどにもイヌリンが含まれていますが、菊芋には及びません。
菊芋そのものも痛みやすいため、イヌリンを摂りたいとなるとサプリメントからの摂取が手っ取り早くなります。
ところで、菊芋は何の料理が合うのか、検索してみました。
けんちん汁
金平
煮物
たまり醤油漬
シチュー
最初はけんちん汁にしてみようかと思ったのですが、ブロッコリー、玉葱、人参、ひよこ豆と併せてシチューにしてみようと思って、思い立って作ってみました。
本当は調理中の写真や動画を載せられたら良かったのですが、写真も動画も撮っていません。。。(スミマセン…)
材量は次の通りですが、調理の際にはわざわざ分量を計っていないので、分量は目安として見て頂ければと思います。
材量と分量
菊芋…650gを乱切りにカット
人参…1/2本(大きいものだと1/3本)をいちょう切り
玉葱…2個(縦横半分にカットして更に3~4等分)
ブロッコリー…一株(予めボイル)
ひよこ豆…200~250g
ハト麦粉…約100cc
ひえ…大匙3杯
味噌…大匙3杯
自然塩…大匙1杯
作り方
ブロッコリーは予めボイルしておく。
他の野菜は上記の通りにカット。
ひよこ豆は2~3時間浸水して、圧力鍋で20分ほど圧をかける。
圧をかけたひよこ豆に人参と塩を加えて10分ほど圧をかける。
菊芋、玉葱、ひえを加えて5分強の圧をかける。
ハト麦粉を水で溶いて5に加え、トロミが付いたら火を止める。
味噌で調味し、最後にブロッコリーを加える
自分の料理を自画自賛するわけではありませんが、野菜の旨味、甘味がフルに活かせた出来上がりになりました。
玉葱や人参から甘いだしが出る上に、ひよこ豆や菊芋にも自然な甘みがあり、全体的に優しい甘さが利いた味です。
ひえが入っているので、見た目はやや微妙ですが、この寒い季節の冷え対策にと思ってひえを加えています。
味付けは味噌、自然塩と野菜からのだしのみ。寧ろ、化学調味料は要らない位です。
市販のシチューの素を用いてはアカン状態です!
あと、ハト麦のシルキーな風味も加わっています。
これが、ビタミンやファイトケミカルの摂取源になる上に、蛋白質も摂れ、食物繊維、発酵食品も摂れるので腸活にもなるのです。
今回用いた菊芋はイヌリンの含有量に優れており、そのイヌリンは腸内に入ると難消化性のオリゴ糖に変化します。
そしてイヌリンは腸管内を善玉菌優位にしながら腸の蠕動運動を促し、腸内を綺麗に洗浄します。
おまけに糖の吸収を抑えるので、太りにくいのも嬉しいところ。
人参はαカロテンとβカロテンが豊富であり、皮にはアントシアニンが含まれます。人参に含まれる豊富なカロテンは体内ではプロビタミンAとして働いたり、カロテノイドとして働きます。アントシアニンとビタミンAは光刺激反応に重要な役割を果たします。体表の粘膜生成、コラーゲンやエラスチンの合成、細胞を若返らせる等、美容効果に期待があったり、腸の粘膜生成にもビタミンAが関わります。
玉葱にはケルセチンやケンフェロールが含まれ、臓器の機能を高めたり、免疫機能の向上を図ります。これらには強い抗酸化作用があり、血液の凝固を阻害して血栓症から守ります。
ブロッコリーはビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、鉄分、クロロフィル、ルテイン、ゼアキサンチン、ミロシナーゼ、スルフォラファン、ケルセチン、グルタチオン等、沢山の栄養成分が含まれる野菜の王様。
ひよこ豆の蛋白質量は大豆に比べると劣りますが、それなりに蛋白質が含まれ、イソフラボンも含まれます。食物繊維も豊富。
ハト麦は蛋白質が結構多く、ハト麦から摂るアミノ酸は肌の構成成分となるものを中心に含まれています。
ひえにはビタミンB群、ビタミンE、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
味噌に含まれるミネラルはパーフェクトであり、善玉菌の摂取源となるプロバイオティクス。
塩は「海の精」を使用したので、マグネシウムが豊富に含まれています。
しかも、小麦粉を用いていないのでグルテンフリーになるし、シチューと言いながら牛乳やバターも用いていないので、動物性脂肪も使われていません。
有機野菜を用いると、更に野菜の旨味が出るかと思います。
身体が喜ぶものなので、是非とも参考にしていただければと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?