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仮説思考 -元BCS流 最短で課題を発見する思考法-

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■概要
-仮説思考とは、物事を答えから考えることが-

全てのことは仮説を考えることから始めることで改善される。著者の内田氏がBCG(ボストンコンサルティング)で学び、実践して得た教訓の最も重要なエッセンスが詰まった1冊。

仕事をする時、ファクトの収集、検討から始めることからスタートしていないだろうか?そのやり方は捨てよう。まずは仮説思考。このように仕事をすれば上司は、クライアントは、同僚は納得するのではないか?その後にその仮説が正しいかの検証にとりかかる。このやり方であれば、途中で仕事の本質を失念することなく、スピーディに目標達成ができる。

どのように仮説思考を実践していくのか?具体的なビジネスシーンでの活用、心構え、またビジネスシーンという本番でいきなり実践するのが難しいと感じる方向けに練習方法まで説明されているので、安心して読み進めることができる。

■なぜこの本を読んだか

・リクルートで要求される課題解決型思考(コンサル思考)を学ぶため

・自身の事業で問題が発生した際、課題の発見、解決を早期に実施することができるようにするため

■読書対象者 

・コンサル、リクルートGへの就職を考えている方
・学生

■感想

◉おすすめ度 
 ★★★★★(5/5)

◉絶対に手に取り読んで頂きたい1冊。特に行動から始めてしまう方、それに課題感を持たれている方は必読である。

私自身、行動量が多くクライアントから入手する情報量は多いものの、課題の特定がシャープではない、とよく私的されていた。その原因が、まず動いてから考える、というところにあるのではないか?と自身の課題を考え、この課題を解決するための方法を探っており、この一冊を発見し即読了。

まず初めにクライアントを仮説ベースで課題をいくつか検討し、それが正しいのか、筋のいい仮説なのかを現場でヒアリングするというコンサル的(BCG?内田氏流)のやり方に、自身の職務経験から納得ができた。

今後、私自身が現職のリクルートとは異なるキャリアを歩むことは間違いないがこの思考法は常に肝に銘じて動いていきたいと考えている。

■併せて読みたい本

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逆説的だが、本書を読んで頂くことで仮説思考の弱点、陥りやすいケースを解決できる。こちらについては別の機会に紹介したいと思う。





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