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ICF認定コーチ取得10時間修了 途中経過感想


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【この記事の対象者】

・コーチング受講を迷われている方(コーチ資格、コーチングセッション受   講双方)

・トレーナー、ジム経営者の方

・経営者、マネジメント職の方

・コーチングに興味のある方


【プロコーチになりたいと思った背景】

私の会社、TABEAUは「全ての人生を明るく、ポジティブに」というビジョンを掲げている。ポジティブになる=自信に満ちている状態を作るには身体を鍛えることが一番の近道であることから、我々はフィットネス事業を展開している。(この部分については追って別記事で解説) またフィットネス人口を増やすサービスを展開している。

しかし、そもそもトレーニングをなぜするのか?このクライアントの根底にある欲求を喚起し、理解しなければ一時的な”自己満足感”を満たすのみで、終わり、フィットネス人口を増やすことができない、さらに我々のビジョンから遠のいてしまう。

そこで、クライアント自身がなぜトレーニングする必要があるのか、自発的欲求を理解して頂くための技術=コーチングスキルを身につけることことに決めた。

今回はコーチング資格受けてみたいけど・・・と悩まれている方がいらっしゃるのでは?と思ったので(私も昨年までそのような状態だった)、そもそもコーチングとは?から、メリット、デメリット、実際に授業を受けた感想まで紹介していきたいと思う。また、受講を悩まれている方だけでなく、パーソナルトレーナーや、マネジメントをされている方々にとっても有効なスキルなので、是非読了して頂きたい。


【コーチングとは】

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・「パフォーマンス向上のために、対談によって対象者を勇気づけ、”気づきを引き出し、”自発的行動”を促す」

・「クライアントがヤリタイことことをやり、ナリタイ自分になるための”行動”を促す」

コミュニケーション技術である。

実際、なんのことを言っているのか?となると思うが一度、コーチングを受講するのが一番早い。コーチングは行動認知科学という科学的根拠に基づいて構築された技術である。

■コーチングの科学的根拠例

例えば、コーチングを受けると頭の中が整理され、「なりたい姿」、「やるべきこと」が理解できるようになる。加えてそれらが「やらなきゃいけないのはわかってるんだけどね」状態ではなく、「やりたい!!」という自発的欲求としては発現するのだ。

これは「オートクライン効果」と呼ばれるものでクライアントはコーチからの質問に対して回答しているように見えるが、実の所コーチング技術のもとヒアリングされると、「クライアントが発した言葉をクライアント自身が聞いている」状態となるのだ。

経営者の方や何か成し遂げたいことがあるかた、ご自身の進路、キャリアで迷っていらっしゃる方は是非一度コーチングを受講していただきたい。もし、順調に目標に向けて行動できていたとしても、ご自身にコーチをつけることで、目標達成のスピードが早くなるはずだ。

一点、気をつけて頂きたいのはコーチです、と名乗ってても認定資格を取得しておらず独学でやっている方もいらっしゃるようなので、要注意です。


【コンサル・カウンセリング・コーチングの違い】

なぜ「目標達成のスピードが早くなるのか?」ここに表題の3項目の違いを理解する要素が隠されている。

■コンサル

これはコンサルタントの知識、技術をクライアントに対して提供することである。

つまり、ティーチング(教える)仕事、というのが感覚的に近い。

よく皆様が想像される経営コンサルなども、何とか企業の経営者は業績を回復させたいが何が問題で、有効なのかがわからない、そこでコンサルを導入することで課題特定、その課題を解決するためのノウハウを享受するというものだと思う。この業務内容の説明からもティーチングであるというのが理解して頂けるはずだ。

■カウンセリング

よく違いがわからない、と言われるのがこのカウンセリング。カウンセリングは精神疾患などを抱えるクライアントを普段の状態に戻す仕事である。

数学的に説明すると、クライントの通常時の心身状態を±0と定義した場合、-(マイナス)状態にあるクライアントを+(プラス)の精神状態まで戻すというイメージだ。

マイナスの状態が-3なのか、-20なのか程度はわからない。0までの差分を産めるお仕事、と考えるとわかりやすいかと思う。

■コーチング

コーチングはクライアントが心地よいと感じている現状の環境、精神、身体の状態から抜け出させ、更に上を目指させる仕事である。この心地よい状態を「コンフォートゾーン」という。このコンフォートゾーンからクライアントを脱させるのがコーチの仕事である。目指させるという表現を使用したが、正確には「一緒にクライアントと目指す」が正しい表現だ。

先程のカウンセリングの例で説明すると、現状±0にいる状態から+(プラス)の状態=クライアントのナリタイ姿、まで持っていく仕事、というイメージを持って頂くとわかりやすいと思う。

これでそれぞれよく混同されてしまう仕事について整理して頂けたかと思う。

【認定コーチ取得までのメリット・デメリット】

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■メリット

 ・やる気、モチベーションを引き出すには?が学べる

 ・ヒアリング技術を学ぶことで、人から「話しやすい」「相談できる信頼できるヒト」になれる

 ・「認める」と「共感」の違いを学ぶことで、対人トラブルの発生が防げる(詳細はコーチングを受けてみてください)

■デメリット

 ・費用が高額(私が受講したGCSで約50万円程度)

 ・なぜ取得するのか、が明確になっていないと無駄になる可能性が高い


【授業内容について

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思い切って受講してよかった、というのが今の感想。

現在受講している学舎は銀座コーチングスクール(GCS)というスクールなのだが、

 ・そもそもコーチングとは?の導入説明があるため、コーチとしてのスタンス、あり方から学ぶことができた

 ・ただの口頭説明だけでなく、実演を通して理解するパートが多くあり、

 ・メンターコーチがついてくれるため、受講者自身がコーチングセッションを受けながら、コーチングを学ぶことができる。そのためコーチングに納得感を持ちながらコーチングスキルを身につけていくことができる

 ・GCSで一緒に受講したひと同士が繋がりやすい。同窓会もあり、コーチ資格取得後も仲間がいるのは大変ありがたい

私は坂本裕央子コーチのクラスを受講した。GCSのクラスすべてかはわからないが、少なくとも坂本コーチのクラスであれば、ほぼ後悔なく授業を受けていただけるはずだ。


【今後について・コーチングの可能性】

■今後について

引き続き9月まで授業は受け、そのまま国際コーチ認定資格取得に向けて突っ走る予定だ。恐らく8月末にはGCS認定コーチの資格までは取得できるはずなので、その段階で一度コーチングサービスを提供していきたいなぁとぼんやり考えている。

当初は弊社のクライアントへの+α価値提供として、コーチ資格を取得しようと思っていたが、現在ではそれ以上の可能性をコーチングに感じ、広げていきたいと考えている。

■コーチングの可能性について

例えば、企業向けコーチング。近年、急にマネジメントを任され部下ができたがどうすればいいかわからない、リモートワークになって仕事へのモチベーションがわかない、など様々な「ヒト」「モチベーション」に関する課題が世の中で浮上してきている気がする。

実際、私も転職してバーンアウト症候群になり、大変困ったわけなので。人間なので、どこかで深い谷底に落ちてしまうことはある。それを「弱い奴」「情けない奴」と周囲は好き勝手いうのだろう。まず、そういうコトバを無視してほしい。あなたはダメなやつなんかじゃない。

ただ、忘れないでほしいのはそういう時でも、

 ・自分が楽しい、やりたいと思うことを追うこと 

 ・それに対して挑戦すること

を忘れないでほしい。一度、谷底に落ちてしまい、周囲からの声を聞き入れてしまうと自信を無くしてしまうと思うのだが、あなた自身に無限の可能性があることを信じきってほしい。もし、今あなたがいる環境が「自信喪失する環境」なら捨てていいと思う。自尊心を傷つけるようなヒト、環境の方がそもそも悪いのだ。

もし、自信を無くしかけたらコーチングを受けてほしい。プロコーチは「すべてのヒトの可能性」を信じている。ヒトの可能性を広げるコーチングそのものに私は「可能性」を感じざるを得ない。

次回は7月末に更新予定です。


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