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映画「クロッシング」での名言~脱北者問題~

今日は1日在宅です。楽かと思いきや、逆に疲れる…

オンライン家庭教師 束進 代表の高山良輔です。


「(妻と子が)待っているのはイエスではない。薬と食事を持った私だ」


先ほど映画を見まして、「クロッシング」という韓国映画なのですが、すごく、グッときたセリフがあったので、紹介しようと思います。


ここから先、ネタバレありますのでご注意を!!!!!



この物語は、北朝鮮で貧しい生活を送る夫婦息子の3人家族の話。奥さんは妊娠中、栄養失調により結核に罹患してしまう。その薬を求めて、旦那さんのキムヨンスが中国に一時脱北します。薬を手にいれたキムヨンスですが、北朝鮮に薬を届けることができず、手間取っているうちに、奥さんが亡くなったという一報が入ります…


北朝鮮から脱北することは、容易ではありません。キムヨンスは

北朝鮮

延辺朝鮮族自治州(中国と北朝鮮の国境付近)

中国都市部

ドイツ大使館へ駆け込み

韓国

というルートでなんとか脱北に成功します。薬を韓国で手にいれても、それを北朝鮮に送ることは容易ではありません。

そして、妻が亡くなってしまう。


酒に溺れるヨンスに、韓国の知人が言います。

「イエス様に祈りましょう」

韓国は人口のおよそ3割がキリスト教を信仰しています。

この悪意のない助言にヨンスが言い放ちます


「(妻と子が)待っているのはイエスではない。薬と食事を持った私だ」


神に誓っている場合ではない。

本当に求めているのは何か

という命題が強烈に突き刺さります。


そして、日本では、当然考えられないような発言が、2008年の映画に描かれる。見ていて強く感じるものがありました。



北朝鮮の問題は、そう容易いものではありませんが、放っておける問題ではありません。

いち早く解決されることが望まれます。


私もできることをします。

まずは、知るところからでしょうか。


ご高覧ありがとうございました。


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