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青春をあきらめる

最近の2ヶ月間で、新型コロナ感染、夏風邪と、立て続けに体調を崩してしまった。特に後半の夏風邪はおもく、お盆休みを挟んで10日間ほどまるまる寝込む事態になった。

この10年間、インフルエンザや風邪など、ときどき体調をくずことはあっても、ここまで長く寝込んでしまうことなどなかった。いちどケガで手術をしたこともあるが、体感的にはその時よりも身体にダメージを喰らった気がする。

無限に体力があった時代は、睡眠時間が3〜4時間でも、なんなら徹夜でも身体は動いた(頭は働いていなかったと思うが)。社会人になり、月の残業時間が150時間を超えても身体は壊れなかった。
他人の2倍仕事して、誰よりも早くチャンスを掴もうと思っていた。

けれどもいまは、睡眠時間が6時間を切ると身体が動かなくなる。この数年間に急激にガタが来てしまった。この2、3年は筋トレを始めて地道な体力づくりに励んでいたが、衰えの速さには敵わなかったようだ。

止まることなく走り続けていた
本当はそんな風に思いたいだけだった

青春病/藤井風

青春とは、体力と時間のことだ。

今のわたしにはそのどちらもない。
けれどもまだ、若い頃に思い描いていた成功からは遠い地点にいる。成功はまだまだあきめたくない。
だから、がむしゃらではなく、これからはもっと戦略的に、体力と時間をセーブしながら闘わなければならない。

青春はあきらめても、夢はあきらめない。

そういう生き方もできるはずだ、と自分に言い聞かせながら、じたばたと足掻いている。




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