【「オタク」が最強】人生と就活の答えあわせ【メモの魔力】
どうもta9tです。この記事は前田裕二さんによる著書「メモの魔力」を読んだ自分による人生の答えあわせになっています。自分の成功体験はオタクである自分のメモの魔力によるものでした。
自分の脳内や経験を整理して分析したら必然的にアイデアは生まれてくる。
真実を抽象化して自分のできる行動に転用したらあとは行動するだけ。
日常的にGoogle Keepを使ってメモを取りまくる自分にとって、この本は自分という存在を正当化してくれたような気がしました。ヘドバンかよって思うくらいにたくさん頷きながら読んでいました。前田さん、素敵な本を書いていただき本当にありがとうございます。
全て紹介したいのはやまやまなのですが、その中でも自分が特に心に残った
個の時代において「オタク」が最強
というフレーズに関して感想を述べさせていただきます。
これからは個人として行きていく時代
著書の中に、今後は個人のスキルや仕事量が可視化されてフィーチャーされるようになってくるとあります。
SNSなどの普及により誰もがフェアに情報を集め、戦える時代になりました。ゆえに個で戦う上で必要な基本姿勢やスキルを持っていないといつの間にか時代に取り残されちゃうよって話です。
個の時代においては「オタク」が最強
ではこれからの時代において、どういった「個」が価値を持つかって話です。著書内で前田さんは、
何かに熱中している「オタク」であることが、価値創出の根元になる
と述べています。あることが好きでたまらず、そのことばかり考えてしまうみたいな人をオタクと定義し、今後は夢中になれるもの、熱中できることがある人が強いんじゃないかという話です。そのために自分を知り、自分の望みを理解しておくことがとても大事なんです。オタク = 何か熱意があるものを持ってる人だと理解しています。
自分は"個の時代において「オタク」が最強"というフレーズを見た瞬間、自分の人生が全て正当化されたような気がしました。大げさかもしれませんが、時間が止まりました。これだ!となったんです。
自分はオタクであることによって人生を変えることが出来たし、第一志望の企業に受かることもできました。そして思い返してみたらオタクとしてメモを取りまくってたんです。ここからは自分の話になってしまいますが、どういうオタク人生を歩んできたのかオタクの就活って何したのかをざっくりお話しさせていただきます。
落ちこぼれオタクからヒーローオタクに
自分はオタクと言われいじめられていた時代があった
過去にブログにも書いたのですが、自分は小中学校にほぼ行ってませんでした。理由は自分の趣味や見た目のせいでクラスに馴染めなかったからです。
カードゲームばかりやっていて、体重も多い時では85kgくらいありました。メガネをかけていて典型的なオタクってやつでした。
しかしその後、20kg近く痩せて趣味も変わりました。変化後の趣味は音楽とファッションです。この2つに対して、かつての趣味と同じ熱量でたくさんの時間を費やしました。そしたら、再びオタクと言われるようになりました。しかし、今度はいじめられるどことか人に頼られるようになりました。「買い物一緒に行こう」とか「オススメな音楽教えてよ」とか。
オタクには変わりないのにヒーローになれたんです。
オタクがヒーローになれた理由
「物事に熱中する」という点ではいじめられていた頃から何も変化していません。変わった点といえば以下の3つです。
1. 幅広く受け入れられる趣味に変わった
2. 同じ趣味を持つ属性が変わった
3. 自分が得た知識をシェアするようになった
おそらく一番大きかったのは3番ですね。好きを言語化して、共有する。言語化した際に相手の必要な情報へと変換する。
自分が小中学校の時にハマっていたカードゲーム。みんながそれに対する知識を求めていなかったんです。だから自分がいくら詳しくなっても、必要とされることはありませんでした。自分がいた環境において、自分が持っていた知識はみんなに必要のない情報だったんです。
「自分一人が好きならそれでいい」という人なら構いませんが、みんなと一緒に好きを共有したいとかビジネスにしたいという人は多数派の視点ってものを考えると良いかもしれません。そうすればみんなヒーローになれると思います。
ちなみに、自分は好きなものを好きな理由と共にSNSでシェアするところから始めました。そして身の回りの友達から巻き込んでいきました。友達も人間だから、嫌がることもあります。それはまだ自分の熱意が多数派の視点に変換できていない証拠だと思うようにしています。
徐々に広まった自分の好きなもの。自分がたくさん知識を持ってたからヒーローになれたんです。多数派が求める情報を自分は持っていたんです。
オタクの就活
自分は20卒として、今月まで就活をしていました。就活が終わって、ずっと気になっていた「メモの魔力」を読んだという流れです。著書内には就活に活きる内容も多く書かれていました。先に読んでおけば良かったと思いましたが、第一志望に受かった自分の就活における答えあわせになったなというような気もしました。
さて自分の就活、何をしたのか。
まず自分がやったことは、
自分の理念とこうなれば良いなと思うことをひたすらメモする
でした。まずはひたすらwantを書きまくりました。世の中がこうなれば良いな(理念)とか、このサービスがあれば自分が求める世の中になるんじゃないか(アイデア)とか。自分の熱意で土台を固めたんです。
そしてこの土台を固める際に、自分は企業絞りをしていませんでした。分野だけ絞ってました。しかし、この分野絞りも簡単です。趣味を羅列していくだけですから。音楽、ファッション、旅行、ゲームなどInstagramのプロフィールに書いているような内容です。
その後、自分のwantとマッチする企業を見つける。wantは熱意で増え続けるので、自ずとマッチする企業は減ります。自分はとりあえず2社だけ受けることにしました。そして無事第一志望の内定を得ることができました。
しかし、もちろんwantだけで内定を獲ることはできません。先ほども述べたように熱意を多数派の意見へ変換する必要があります。そして企業で大事なことは求められることなのでcanも必要です。そこで自分は自己レビューという方法を推薦します。これはまた後ほど就活記事として書きます。
先ほど2社受けたと記しましたが、内定を承諾していない方の1社ではミスマッチが起きました。何によるミスマッチかというと熱意によるミスマッチです。自分のあることに対する熱意が相手に伝わりすぎてしまい、企業の方向性と異なってしまったんです。「スキルは十分あるけど、君がやりたいことはうちでは出来ない」という判断をされました。熱意って自分が思っている以上に相手に伝わってしまうんです。その時も20%くらいの感覚で話してましたが、おそらく120%くらいで伝わってしまったのでしょう。
そこで、熱意ベースの意見が必ずしも正しいわけではないということを述べたいと思います。自分への言い聞かせも含めて。
私は正しいけど、正しくない
自分の欲しいものや便利にするものを作ることは正義なんです。ただ、「どうしてこんなに素晴らしい企画が通らないんだ」って思うことはやめてください。みんな我が子は可愛いんです。そりゃ自分が良いと思ったアイデアは素晴らしいに違いありません。
ただ、「市場価値があるのか」とか「企業としてやるべきなのか」とか、様々な外部要因が存在します。個人でやるならば問題ないのですが、企業としては損益が出てはいけないわけで。何か行うのにもお金や人が動くため、良いアイデアでもその状況や企業に相応しくない場合があるんです、きっと。つまり、正しいことでも正しくない時があるんです。
そんな時は先輩に聞くなり、あなたが興味がある人からヒントを貰うなりしてください。ただその時に感情論で「出来ない」と言われたら、その企業を疑っても良いかもしれません。"熱意を持った人を持たせたままうまく納得させる"、難しいですけど先輩には必要なスキルだと思います。
「個」のニーズを種にすることは大事ですが、その熱意をいかにマジョリティに落とし込むかが大事だと思います。自分だけでなくみんなもハッピーにするためにはどうするか、みたいな。
みんながみんなオタクではない
メモの魔力を読んで、とても安心したんです。自分がオタクで良かったって。それと同時に、社会に出た時に「個」を尊重しつつ成功する方法を考えました。このnoteは自分を正当化しつつも、自分を叱るための文章だったんです。そして、おそらく今後「個」として生きていくためには自分を正当化し、自分を叱ることが重要になっていく気がします。
「熱意」は正義だけど、必ずしも皆が同じ「熱意」を持っているわけではないんだ
って。
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