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レッスン③ 部下のモチベーションよりも、管理職・上司は自分のモチベーションを適切に管理せよ

さて、最後のレッスンは、“戒め”に近い話です。

■部下のモチベーションに気を揉む前に…、自身のモチベーションを管理せよ

管理職・上司は、部下のモチベーションの高低に気を揉みます。でも、それよりも先にすることがあるんです。それは、自分の仕事に対するモチベーションを適切に管理することです。

部下の立場の新人・若手に話を聞くと、彼ら・彼女らは、上司の機嫌を気にしていることが分かります。上司の機嫌が良いと、仕事はしやすくて、上司の機嫌が悪いと、仕事はしにくいのです。そして、上司の機嫌が悪いと、仕事のモチベーションや組織・職場に対する想いはネガティブなものになるのです。

管理職・上司のモチベーションは、部下に大きく影響を与えます。

例えば、管理職・上司が自分に任された仕事に対して、ため息交じりに、「なんで、俺がこんなことをやらなきゃいけないんだよ」と嘆いていたら。そして、その仕事を、「おい、代わりにやっておいて」と部下に丸投げしていたら。当然のことながら、部下は、快く思わないですよね。

例えば、管理職・上司が、飲み会の場や雑談の中で、組織に対する不満や愚痴をこぼしていたら。部下は「上司はモチベーションが低いんだな」と認識し、「そんな部下の下で働くことに意味があるのだろうか」と目線を下げます。

■管理職・上司は部下から見られていることを意識して、影響力を自覚する必要がある

管理職・上司は、部下に見られていることを理解し意識したうえで、自身のモチベーションを高く維持し、それを部下に見せる必要があります。これが、部下のモチベーションを上げるために欠かせないアクションです。

しかし、残念ながら、多くの組織・職場で、それを理解し意識できている管理職・上司は多くはありません。でも、だからこそ、早いうちに自身のモチベーションを管理できるビジネスパーソンになった方が、部下には気づかれ、認識され、信頼される(頼りにされ、好意を持たれる)管理職・上司になれるのではないでしょうか。


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