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ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅)

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2022年12月の記事一覧

ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.07)

ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.07)

とりあえず交渉は終わった、おれっちとボーさんの関係も終わった、ヂ・エンド。

PM1:00 それじゃ戻りますかって、また青いボートに乗って来た道、道と言うかメコン川の支流を通って戻る。その途中で確か川の真ん中に大島(小島だよ!)があって、さらにそこにチョコンと小屋があって、そこに上陸、入室してみるとそこには二人のおっさんが二人チチクリあっていた。お前も参加するか?と聞かれたが、いやまだいい、と言う

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ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.06)

ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.06)

AM11:00 メコン川の桟橋というのだろうか、そこにはたくさんボートというか船が付けられている。その中の青いボートにボーさんが乗り込む、それに続くおれっち、船頭は一人だったと思う、他に客はいない、咳をしても3人だ、貸し切りだ。

メコン川がどんな川か知らない、どこの国を通っていて、どのくらい長いのか、知らない、どんな魚がいるのか、どんな仏様の涙から作られたのか。ボートに乗り込むとエンジンがドッド

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ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.05)

ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.05)

2005年4月29日 AM6:30起床。昨日オナニーをしていないこともありしっかり勃起した状態で起床。ベトナムでもやっぱり朝風呂、といってもシャワーしかないので、シャワーのみを浴びて目を覚まさせる(ここでようやく勃起がおさまる)、シャワーの根元からお湯が漏れていて水圧が弱いがまあ気にしない。
AM7:30 ホテルフロントの椅子で寛ぎながらボーさんを待っていると、シュタタタターって感じで昨日と何も変

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ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.04)

ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.04)

フォー・ボーを食べ終わった後、ボーさんがNew townに連れて行ってくれるという。今となってはそれがどこだったのか分からないが、5年前は水田だらけだったが今は日本、アメリカ、韓国人など外国人が住んでいる高級住宅街らしく、確かに大きな住宅がたくさんあるエリアで、ボーさんはいつかこんな家に住んでみたいんだ、みたいなことを遠い目(ビー玉のような目だった)をしながら呟いていた、その言霊は夜の町に霧散して

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ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.03)

ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.03)

さて、とりあえず宿は確保した。初めての一人旅にして直接ホテルで交渉して宿を決める、できるじゃないか、ちょっとだけ自身が付いた、成長した気がした、縮み切っていたチンコが少し元に戻った。ふー、今日一日は生き延びることができそうだ。

時差は二時間のため時差ボケはないが流石にAM4:00起床で慣れないことの連続で疲れに疲れた。リュックを野茂直伝のトルネード投法で床に放り投げつけ、靴を脱いでベッドにダイブ

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ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.02)

ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.02)

現地時間 PM2:30にベトナムはホーチミンのタンソンニャット国際空港に無事にパーチャック(時速は119km、意外と遅くね?、でも手をつなげば倍速、ジョンレノンの歌詞に出てきそうだ)
ベトナムは日本に似た形をしていて、ホーチミンはかなり南の大都市だ。ここをスタート地点にして日本の桜前線のごとく北上して首都であるハノイからスタコラサッサと帰国する。

ホーチミンでの安宿がある場所はあらかじめ調べてい

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ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.01)

ロックしかねーだろ、人生は (最初の旅 vol.01)

なぜこんなことになったのだろうか、ぽくぽくぽく。

2005年4月28日 PM4:00、おれっちはベトナムはホーチミンの町中を彷徨っていた。ホテルの予約はしていなかったため、とりあえず片っ端から安ホテルを見つけては、唯一覚えてきた英語である「Do you have a room?」をランボー3のランボーのごとく筋肉パンパンで節操もなく撃ち続けていた。
当時でもネットなどで事前に予約はできただろうが

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