おすすめの本を紹介1 教育系

【追記】13.14を書き足しました。

まあまあ本を読むこーぞーです。
これまで読んだ本のうち,おすすめの本を紹介します。中学校で5年くらい講師をした私が読んだ本です。書評というほどではなく,一言二言紹介したりしなかったりするだけです。

1. 市川伸一(2000)『勉強法が変わる本―心理学からのアドバイス―』,岩波ジュニア新書
受検指南書のようなものではないです。市川さんによる学習方略という一連の研究からのアドバイスです。勉強法で悩む高校生はすべからく読むべし。

2. 市川伸一(2001)『学ぶ意欲の心理学』,PHP新書
1と2は座右の書と言ってもいいです。学ぶ意欲というのは,心理学では学習動機と呼ばれることが多いです。この関連の研究について一般向けに書いた本です。

3. 市川伸一(2004)『学ぶ意欲とスキルを育てる―今求められる学力向上策―』,小学館

4. 篠真希・長縄史子(2015),『イラスト版子どものアンガーマネジメント―怒りをコントロールする43のスキル―』,合同出版
幼児~小学生のアンガーマネジメントについて取り上げた本です。小さなお子さんのいる方や小(中)学校の先生へ。

5. 土作彰(2016)『マンガでわかる 学級崩壊予防の極意―子どもたちが自ら学ぶ学級づくり―』,小学館

6. 赤坂真二(2015)『○×イラストでわかる!小学校高学年女子の指導』,学陽書房
完全に中学生の指導に流用していました。

7. 赤坂真二(2010)『先生のためのアドラー心理学―勇気づけの学級づくり―』,ほんの森出版
赤坂先生の本は好きです。
アドラー心理学がブームのようになって少し経ちますね。アドラー心理学はあまり心理学っぽくないというか,哲学を含むようなところがあります。指導のテクニックというより,スタンスを教えてくれると言ってもいいです。

8. 上地安昭・西山和孝(2003)『叱る生徒指導―カウンセリングを生かす あなたは生徒をうまく「叱れ」ますか?―』,学事出版
論文っぽいです。マニュアル本ではなく,自分の指導を振り返って考えるための本だと思います。

9. 釼持勉(2011)『若手教師がヒヤッとした!80場面のトラブル解決術』,明治図書出版
教員採用試験の場面指導の対策にもどうぞ。

10. 鈴木翔(2012)『教室内カースト』,光文社新書
書名に「スクールカースト」とふりがながついてます。この本は筆者が東大で書いた修論「学級集団内に形成される人間関係の序列化に関する研究」をかなり大幅に加筆修正したもの(本書謝辞より)です。本文は読みやすく,しかし内容は高度です。

11. 星一郎(2008)『アドラー博士が教える「話を聞ける子」が育つ魔法のひと言』,青春出版社
これもアドラーじゃねえか…そんなにアドラー心理学に傾倒しているつもりはないのですが…

12. 村田辰明(2013)『社会科授業のユニバーサルデザイン―全員で楽しく社会的見方・考え方を身に付ける!―』,東洋館出版社
小学校向けですが勉強になりました。

13. 土井高徳(2014)『思春期の子に本当に手を焼いたときの処方箋33』,小学館新書
読み手としては保護者を想定しています。

14. 新潟大学教育学部附属新潟中学校(2012)『この“思考スキル”で高める思考力・判断力・表現力』,明治図書
タイトルにある思考力・判断力・表現力についてや,授業の発問や課題を考える上で非常に勉強になりました。

新しい本がないですね…まるで本読んでないみたいですね…汗
このほか,堀博嗣さんの本とか人にあげてしまった本もあるんですが,覚えてないので省略します。
なお,書名や私からの一言で「小学校」「高校生」などとありますが,ほかの学校段階でも内容が参考になったり,流用できたりすると思います。
ちなみに,今回は教育系だけです。次回は心理学系,その次にその他をまとめて紹介する予定です。あくまで予定。

おわり。

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