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批評にまつわるエトセトラ

110数本も感想文としてハードル下げて文章を書いてきましたけど、なんか自分の中でも納得のいく文章と、そうでないものというのは出てくるもんで。

自己満足の世界であれやこれや言ってるわけですが、その自己満足というのも納得いかなくなってきたもんで、そんでもってなかなか筆が進まんという状況がちかごろ続いているわけですな。

これまであまり作品の深層に迫るというか、納得行くところまで掘ることができていただろうか。

私にはこれまで、自分が経験してきたことを多少の武器として利用してきた閉経がある。それがどれだけ文章として表現できているかは正直わからない。

自分の経験と照らし合わせて映画を見ることは考察を深めるという意味でも役に立っている。しかし、自分の体験外のこととなるとそれは通用しない。

自分は次に、何が必要なのか。

そのヒントは、宮台真司氏、ダースレイダー氏による月一の対談に詰め込められているような気がした。

あるテーマに沿った映画をいくつかピックアップしテーマの深層に言葉で迫っていくのだが、導入から徐々に頂上を目指していく登山のような感覚がある。

両氏は東大に入られ、ダースレイダー氏は中退してしまったものの、宮台氏との明晰なものいいは大変な尊敬をさせてもらっている。のだが、大変に頭脳明晰な両氏の対談は一度で理解するなんざ到底困難な所業であって、何度も繰り返し聴き込むことでやっと理解をぼやかしたようなものが腑に落ちていくわけだな。

Amazonmusicの独占ポッドキャストであるから機会があれば聴いてみてほしいと思う。先生方の対談だけではなく、ドミューンで公開収録されたコンテンツがさまざま列挙している。

さて、これから何が必要なのか。私は倫理や、哲学といった思想にまつわるあれこれなのではないかと思っている。

少しずつではあるが、吸収しつつ作品もみつつ、宮台氏、ダース氏の論評を照らし合わせつつ、という具合によろしくやっているわけだが、今こうして言い訳のような文章を書いているのも非常に恥ずかしいことだと思いつつ、肝心なものは来週に先延ばしをしているわけだな。

劇場で鑑賞できた作品がストックできているのはいいのだが、内容をできるだけ忘れないようにしたいものである。

劇場でメモを取るなんて行為は周りを見渡しても私以外見つからない。

しかしこれのおかげで気づいたことを書き留めておけるのはでかい。

とまあ、そんなことで今週の言い訳はこの辺にして、もうちょっとマシな文章にさせるベクやっていこうと思う今現在23時49分なのであった。

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