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7年前に婚活を始めた46歳男性が、お寺の相談所を選んだワケ

2020年7月から築地本願寺ではじまったのが、結婚相談サービス「築地の寺婚」です。昔から地域交流の場として利用されていた「お寺」という場を通じて、より多くの人のご縁を取り持つべくスタートした同サービスですが、果たして、「寺婚」の会員たちは、どんな想いで利用しているのでしょうか。男性会員の松田さん(仮名・46歳)にお話しを伺いました。

「家庭を持ちたい」との想いから、7年前に婚活を開始

――松田さんが最初に婚活を始めたのはいつ頃だったのでしょうか?

松田 僕はいま46歳なのですが、7年前の39歳のときです。それまでは、父の介護をしたり、転職したり、大学院に行ったりして、自分の気持ちや環境もバタバタしていたんですね。ようやく、39歳くらいになってから自分の身辺が落ち着いて、「そろそろ結婚して子どもがいる家庭を持ちたい」と想ったことから、7年前から結婚相談所に入ってみました。ただ、婚活を続けても、なかなか話がまとまらなくて……。

――すでに別の結婚相談所に入られていたんですね。

松田 はい。でも、うまくいかないので「もうこの相談所はやめようかな」と思っていた折に、テレビ番組で「築地の寺婚」の存在を知ったんです。もともと僕自身が築地市場に縁があったことや、実家のお寺が浄土真宗だったというのが決め手になって、1年半前に入会しました。

――お寺が運営する結婚相談所であることに、抵抗感はありませんでしたか。

松田 僕の場合は、まったくありませんでした。むしろ、築地本願寺という信頼と歴史のあるお寺がやっているのならば、きっときちんとした結婚相談所なのでは……と思ったくらいです。浄土真宗門徒でなくても加入できますし、何かに勧誘もされるわけでもないし、お寺という宗教色は全く感じませんね。

竹田さんとカウンセラーの渡信さんのカウンセリング風景

前向きで親身なアドバイスでモチベーションがアップ

――実際に「築地の婚活」を利用してみていかがですか?

松田 お寺がやっている相談所ということで、とても信頼感があります。あとは、カウンセラーの方がとても丁寧ですね。僕の年齢は決して婚活を始めるには若くないとわかっていたので、「本当に婚活でうまくいくのだろうか」という不安もありました。

でも、カウンセラーの渡信さんは別の結婚相談所で長年やってこられたベテランなので、すごく的確なアドバイスをくださるんですよね。前の相談所では、頻繁に担当者の方が変わるので心を割って相談できずに落ち着かない部分もありましたが、いまは全くその不安はありません。

――アドバイスはどんな風に役に立っていますか?

松田 たとえば、お見合いが進んでいても、相手からお断りされると気持ちが落ち込んでしまうんです。当然ながら、気持ちが沈んだままだと、正直次の出会いがあっても、前向きに取り組めませんよね。でも、「築地の寺婚」の場合は、渡信さんに相談するとポジティブな気持ちになれるので、モチベーションが上がります。

最近も、普通にLINEをやりとりしていたらその1時間後にお断りメールが来て……。正直かなり落ち込んだのですが、渡信さんに「実際に交際をしてから、同じようなことが起こっていたら、きっともっと傷ついてしまったと思います。早い段階で相性がわかってよかったととらえてください」と言われて、その通りだなと納得しました。こんな風に、落ち込む出来事があっても、すぐに相談を通じてモヤモヤが解消されるのは、本当にありがたいことです。

もっと早くに「寺婚」が存在していてほしかった

――なるほど、前向きな気持ちで婚活できるのですね。

松田 はい。あと、デートの作法や女性にかけるべき言葉なども教えてもらうこともあります。おかげで、以前は女性とのデートがやや苦手だったのですが、だいぶ苦手意識はなくなりました。本当にもっと早く「築地の寺婚」が存在してほしかったです(笑)。あと、僕が申し込んでいるのが月200件の方にお見合いを申し込めるコースなのも魅力的ですね。

――毎月200名の方にお会いしているのですか!

松田 いえいえ! もちろん毎月200名の方にお会いするわけではなく、あくまで申し込みだけです。お見合いはどちらか片方の希望だけで成立するわけではありません。十数人程度の上限だと、申し込みしても相手に断られれば、お見合いにすら至らないケースもあります。でも、申し込み上限が200件もあれば、「相手から全部断られて、お見合いすらできない」というリスクは避けられます。いろんな方に会えれば、それだけチャンスも増えますから。

あと、申し込みをする際には、相手のプロフィールを参考に決めるのですが、「築地の寺婚」の場合は申し込み段階でのプロフィールが非常に細かく書かれているのもポイントだなと思います。事前にお相手の性格や雰囲気がある程度わかるので、ミスマッチが減りますよね。

築地本願寺インフォメーションセンター2Fにある寺婚事務所

婚活を通じて、自分に対する気づきが増えた

――ご自身のなかで結婚とはどんなものだと思いますか?

松田 「自分の家族を作っていくもの」なのかな、と思います。だから、お相手の方は、穏やかな家庭を一緒に築いていけそうな方を探しています。

――現在、婚活をはじめて7年目とのことですが、ご自身のなかで婚活や結婚に対する認識が変わった部分などはありますか?

松田 カウンセラーの渡信さんには、「松田さんは少し謙虚すぎる」「控えめなので、もっと前に出ていい」などとよく言われますね。それを言われてから、相手の気持ちが気になってなかなか動けないからこそ、物足りなさを与えてしまって、成婚にまで至らないのかな……と気が付きました。でも、そんな自分の性格を指摘されてからは、自分から率先してお店を決めたり、リーダーシップを取ったりと、心がけるようになりました。婚活を通じて、新たな自分の一面に気が付く機会は増えたように思います。

――現在、婚活の状況はどんな風に進んでいるのでしょうか。

松田 いま、二人の女性とお会いしています。両者とも全く違ったタイプの方なのですが、どちらの方と一緒になっても穏やかな家庭を築けそうだなと感じています。ちなみに、カウンセラー渡信さんから「期限があった方が頑張りやすい」というアドバイスをもらって、現在「今年中にゴールインする!」という目標も立てています。あと数か月ではありますが、いますごく良い方とご縁ができているので、なんとかうまくいくように頑張っていきたいです!

――最後に、これから寺婚を利用しようと考えている人へのアドバイスをお願いします。

松田 本当に頑張ろうという気持ちがあれば、力を入れて応援してもらえるサポートシステムがあるので、ぜひ活用してほしいです。あと、婚活は大変なことや自分の思った通りに行かないことも多々あるので、最初は落ち込むこともあるかもしれません。僕自身もいつも「難しいなぁ」と思いながらとりくんでいますが、やっていくうちにいろいろと勉強になることも多い。ぜひ諦めないで、一緒に頑張っていきましょう!

※問い合わせ先や詳しいコースの詳細などについては、こちらのURLをご参照ください。

築地の寺婚についてもっと知りたい方は……


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