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祖父からのコーヒーメッセージ|140字小説
祖父の金庫が五十年ぶりに開く。
中には一体何が保管されているのか、家族一同興味津々だ。
出てきたのは一冊の本。
みんな一瞬にして興味を失い、潮が引くように離れて行く。
本の表紙には、丸い小さなシミが付いていた。
祖父はコーヒーが好きだった。
きっとコーヒーを飲みながら、この本を読んだんだな。
【140字小説】
オンライン文芸コミュニティ「星々」さんが主催する140字の小説コンテスト、「十一月の星々」に応募したものです。
毎月テーマが異なり、今月のテーマは「保」。
文中に最低1回は「保」の文字を使うことになっています。
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ありがとうございます!(・∀・) 大切に使わせて頂きます!