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わたしとひとりごと

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毎日の記録とは少し違う、ただのひとりごと。
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2018年7月の記事一覧

言葉の前提と世田谷の街

言葉の前提と世田谷の街

「うちの周りなんて何もないよ、田舎だよ」

生まれも育ちも世田谷区の友人2名にそう言われて、「ちょっと何言ってるのかわからない」と心底思ったのは今から10年くらい前の話。まだわたしは10代だった。

わたしが生まれ育ったのは新潟県。さらにいうと、新潟の人に地元の名前を言ってもわかってもらえないくらいには知名度のない田舎で育った。(一応新潟市に隣接してるんだけどな。)小学校も中学校も、まわりはぐるり

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去年の夏、会社から逃げて長岡花火へ。

去年の夏、会社から逃げて長岡花火へ。

そうだ、長岡花火行こう。

決意したのは花火の前日、8月1日の帰り道だった。会社への不信感が諦めに変わったとき、何かがパーンと音を立てて弾ける。もう限界、とかそういうちょうどいい言葉さえ見つけられない。とにかく何かが弾けた。

「行っちゃうか、長岡花火」

思ったときには決断していた。新潟出身なのに長岡花火を見たことがない。「来年こそは」を何回も繰り返していた。「30歳までには」と思っていたけど、

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朝日を見ながら思うこと

朝日を見ながら思うこと

朝日を見るたび、早起きっていいなと思うのに朝起きるのが苦手なのはどうしてだろう。ワールドカップの代表戦を見終えて、カーテンの向こうの日差しを浴びながらそんなことをぼんやり考えていた。2018年7月3日の朝焼け。東京は晴れ。今日も真夏日になるらしい。

眠れない。サッカー、とっても悔しかった。アディショナルタイムでの失点。試合終了後に全然整っていない長谷部先輩をはじめ、選手のみなさんの顔を見ていたら

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