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塩釜の海でカヌー&カヤック体験!


塩釜は海の町

私の地元である塩釜は、海の町です!
全国有数のマグロの水揚げ量を誇っていますし、塩釜湾にはいくつもの島々が浮かんでおり、日本三景で有名な松島の景色の一部を構成しているのも塩釜の島々・湾でもあります。

浦戸諸島の一つ、野々島からの景色

とある情報によれば、人口に占めるお寿司屋さんの数が日本一なのだとか!(出典:https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/R2-01032.html

そんな海と共に発展してきた塩釜ですが、他県と比べると気軽に楽しめるマリンレジャーが少ない気がします。

私は普通の人よりも、学生のころからマリンレジャーに親しんでいるほうですが、地元である塩釜の海で遊んだ記憶はほぼありません。。。

そして、大学を卒業してからは東京へ出たため、自身が海で遊ぶとなったら、それはもっぱら神奈川県の葉山や逗子、そして江の島などになってしまうのです。

そのエリアと比べるのは環境が違い過ぎるといえばそうなのですが、
海がすぐそばにある町なのにほかと比べたときに、そこに住んでいる人が海で遊ぶことに対する"身近さ"がちょっと希薄なような気がします。

大人になってからは余計に、せっかく海があるんだから、やっぱり、地元の海でももっと遊べたらいいのにな~と思う気持ちが強くなりました。

塩釜湾・千賀ノ浦にはこのような小さな島がたくさんあります

実際には、マリンゲートという施設があって、そこからは塩釜そして松島の島々を回れる観光船が出ていたり、プレジャーボートをレンタルして釣りに出かけることができるなど、いろいろ遊ぶ手段はあります。
ですが、そういった選択肢をあえて取るというきっかけはなかなかなく、出かけたりするのは仙台市内や県内のほかの場所へ行くことが多く、遊ぶために塩釜の海を選ぶことは少ない気がします。

そんな塩釜でしたが、ここ数年地元の方が頑張ってくれているようで、夏の間、カヌーやSUPなどを気軽に提供できるイベントを開催してくれていることを知りました!

8月24日、地元の海で初めてカヌー&カヤック体験をしてきたので、その様子をお伝えしたいと思います!

カヌー&カヤック体験 イベント概要

参加方法

今回のイベントは、抽選方式でした。今回は4名(大人2、子供2)で申し込み、抽選発表を待っていたところ無事当選!
当日は朝からお天気にも恵まれ、途中にわか雨はあったものの予定されていたスケージュールどおり、イベントが実施されました!

当日のスケジュール

当日の流れはざっとこんな感じでした。

9時半 受付開始
10時15分ころ 当日の流れ・注意事項などレクチャー開始
10時45分ころ 体験エリアまで船で移動
11時ころ カヌー&カヤック体験開始
12時ころ お昼
12時15分ころ 海の生き物観察
13時ころ レース
14時 表彰
14時半ころ 解散 

集合場所へ向かい、受付を済ますとライフジャケットを貸してもらいました。そして全員がそろったところで、ライフジャケットの着用の仕方、当日の流れ、カヌー・カヤックの漕ぎ方、注意事項などのレクチャーを受けました。

レクチャー後は、赤丸を付けたところまで船で移動

体験エリアまで移動したあとは、カヌーやカヤック、そしてSUPが用意されており、みんな好きなものを選んで、思い思いに体験をしました。

カヌー&カヤック体験

初めてカヌー、カヤックに乗ったのですが、うまくこぐとすっとスピードに乗って水を切って走ることができ、とっても気持ちよかったです!!
水面が近いので、揺れる水面や場所によっては水中が底までクリアに見えたり、いつもと違う視点からの海を楽しむことができました!

体験できるのものはいくつか用意されていて、2人乗りのカヌー、4人でも乗れる少し大きめのもの、1人乗りカヤック、SUPがありました。

一緒に連れていった子供達も、もしかしてすぐ「疲れた」とか言うかな?と思ってたけどそんなことは全くなく、むしろこっちが頑張ってこいで疲れても、一度桟橋に戻ると、「今度はあれに乗ろう」と次から次へと乗りたがるので、こちらが「ちょっと休ませて」とお願いするくらいでした(笑)

波もなく穏やか

お昼のお弁当も用意されていたのがうれしかったです!ちなみにですが、今回の体験は1人1,000円!小学生以下は無料でした。
イベント運営をかじったことのある私は、これだけの運営をたった参加料1,000円で行うなんて絶対無理だななんてその裏側を考えてしまったりしたのですが、こんなに気軽に楽しく遊べる場を企画してくださって、本当にありがたいです!

超以外な生き物が塩釜の海に!

そして、今回一番の驚きがあったのは、お昼休憩のあとの「海の生き物観察」のとき。

事前にスタッフの方が、桟橋の下に仕掛けを沈めてくれており、当日はそれを引き上げて、何が入っているか見てみよう!という企画がありました。

塩釜の海、しかもこんな浅瀬で生き物なんているのかな?と思っていた私ですが、小さなカニやタニシが想像以上に大量に入っていました!

ある場所の仕掛けでは、15センチくらいあるカニもかかっていて、びっくり。

そしてさらに驚くことに、なんとタツノオトシゴがかかっていたんです!しかも二匹!タツノオトシゴなんて、水族館以外で見たことがなかったので、本当にびっくりしました。スタッフの方も驚いていて、いつも見られるわけじゃないとのことで、この日はとってもラッキーでした!

タツノオトシゴ!しかも2匹も!

仕掛けに掛かった生き物は、観察が終わったあとは海に返しました。
塩釜の海の豊かさを再認識することができました。

最後はみんなでレース!

体験会の最後は、参加自由のレースが行われました!
みんなそれぞれ、自分が好きな船に乗り込み、スタートの合図を待ちます。コースは、桟橋から150~200メートルくらい離れたブイを回って戻ってくる、というもの。
参加者のうち、15艇くらいが参加したでしょうか。
合図とともにマークに向かって漕ぎ始め、私たちは途中浅瀬に座礁してしまって抜かれたりしつつも、2位でゴールしました!

レースの1位~3位には賞状と商品にカレーをいただき、この日のイベントは
終了です。

どちらかというと、私たち大人が行きたくて参加したイベントだったのですが、子どもたちもとっても楽しんでくれたようで、参加できて本当に良かったです!

まとめ

今回のイベント、とっても楽しかったので、帰ってすぐに地元の友達に来年はもしチャンスがあればぜひ!という連絡をしました。子どもたちと参加しやすいイベントなので、多くの人に、小さいうちから地元・塩釜の海に親しむ機会になったらいいなと思いました。

それに、最後に書いたアンケートによると、今回体験したようなマリンレジャーを、気軽に遊ぶことができる常設の施設をつくることを検討しているそうです!

今回のイベントは、夏の間に数回の限られた日程で、参加できる人数も抽選となるなど制限があったのですが、常設の場ができれば、いつでも気軽に遊びに行けるようになるので、そうなったらうれしいなと思いました。

大人になり、地元から離れて生活し、そして旅行などで他県や他国に行く中で地元の良さを再認識するようになりました。
なので、地元の海を盛り上げようと実際に考え、行動をしてくれている方々がいることに、本当に感謝です!

こうして紹介することで、塩釜の海に少しでも興味を持ってくれたり、あらためてその魅力に気付いてくれる人がいてくれたらうれしいです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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