あなたの「ハイパフォーマンス」を妨げるもの...(6)睡眠不足
(写真は深夜の東京に輝く東京タワー:2020年12月撮影)
ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健です。
あなたが「最高の自分」に向って成長し続けることに役立ちたいと願って書いています。
「ハイパフォーマンス」って言葉は、感じは良いけど、どんな意味?
一人ひとりが「最高の自分」に向かって成長しながら
アウトプットする様々な遂行のこと
それは、当然ながら一人ひとり異なりますし、場面場面で異なります。
そして、その時々で異なるものなのです。
そういった意味において、他人があなたの行為や表現をみて「ハイパフォーマンス」だと評価することはできないものだと言えます。
(まだ、↓こちら↓を読んでいらっしゃらない方はどうぞ)
そのあなただけの「ハイパフォーマンス」を妨げるものを取り上げて考えています。
今回は「睡眠不足」
はじめに
「睡眠不足」は私たちの生活の質など、全ての面に及んで妨げになるので、何も「ハイパフォーマンス」の妨げとして取り上げるべきではないのかもしれません。
食事・運動・睡眠 (たべる・うごく・ねむる)
この3つが適度に確保されている時に、私たちは健康な生活を送ることができるわけですから全ての土台とも言えるでしょう。
「食事」と「運動」については、私たちの生活の中で(ダイエットや生活習慣病予防などでも)様々な取り扱いがあるように思います。
でも、「睡眠」については、近年注目されてきているとは思いますが、それでも十分に取り扱われていないように思います。
日本人の平均睡眠時間
近年様々な睡眠に関連した調査が行われ始めています。
経済開発協力機構(OECD)加盟30カ国で2017年に調査された各国の平均睡眠時間の中で、日本人は最下位、つまり最も平均睡眠時間が短いのです。
フランスの企業が先進国14カ国を対象に2020年に調査した各国の平均睡眠時間でも最下位。
一体どの位なのか、平均が6時間22分19秒。
これをみて、長いな〜、結構寝てるなと思いますか?
厚生労働省による国内の調査でも、40代男女の半数が6時間未満の睡眠だそうですから、結構いらっしゃるのかも知れません。
日本人は世界一勤勉なのだから、睡眠時間も短いのだ!と胸を張っている場合ではないように思います。
ただ、必要な睡眠時間には個人差があって、6時間未満の睡眠で十分な人もいれば、9時間以上眠らないと日常生活がままならない人もいるようです。
短時間睡眠者(ショートスリーパー)・・・6時間未満の睡眠でも全く健康に影響がない人(3〜4時間でも影響がない人がいるようです)。
ナポレオンや100歳を超えて現役だった日野原重明さんなどは、短時間睡眠者(ショートスリーパー)として知られいます。
長時間睡眠者(ロングスリーパー)・・・8時間以上眠らないと健康に影響がでる人。
10時間以上寝ないと生活に支障があったアインシュタインや元横綱白鵬も夜10時間に加えて昼寝もしていたようです。
しかし、これらの二者は両極端であって、8割〜9割の人たちは、6時間以上〜10時間未満の睡眠時間を必要としているようですから、自分はショートスリーパーだと胸を張るのは、やめた方が良いと思われます。
そして、なんと自分に必要な睡眠時間は、生まれながら決まっていて、習慣や環境によって変わることはないそうです。
あなたも、もしかすると睡眠不足なのかも知れませんね。
睡眠不足の影響
睡眠不足の人がどの位いるのでしょう?
40代の男女の半数が6時間未満の平均睡眠時間だそうです。この中にショートスリーパーが多く見積もって2割いたとします。
残り3割の40代の男女は、必要睡眠時間が取れていないと言うことになります。
実際に調査でも、40代男女の30.9%が「睡眠で休養があまり取れていない」または「全く取れていない」と答えたそうですから、自覚のある人だけでも40代3割が睡眠不足なのでしょう。
だからどうなの?
日本睡眠学会は、睡眠不足が仕事の生産性に影響して約3兆円の経済損失をもたらしていると試算しています。
睡眠不足からくる体調不調や事故による医療費まで含めると約5兆円規模の損失が生じているとみています。
いやいや、そんな規模ではないと米国のシンクタンクの調査は、それ以上の損失があると見積もっています。
その調査によれば、睡眠不足による日本経済の損失は約15兆円!
GDP比約3%が睡眠不足による生産性低下や働き手の病欠などで失われているというわけです。
「ハイパフォーマンス」を発揮するために
もちろん、国家レベルでの経済損失を考えて、よく眠りなさいと言いたいわけではありません。
もっと生産性を上げなさいと叱咤激励したいのでもありません。
しかし、十分な休養をとることができないために、「最高の自分」に向かって成長しながら、「ハイパフォーマンス」が発揮されていないことも考えられるのです。
人間は毎日この「睡眠」という休息を取ることが必要とされている生き物なのです。睡眠不足をお金に例えて「睡眠負債」と言うようですが、こちらは一括返済、寝だめによる返済ができないらいしいのです。
毎日、必要睡眠時間をとることによって返済できるようです。
(どのようにして、睡眠時間を確保するかについては、またの機会に)
今晩は必要睡眠時間がとれますように。おやすみなさい...
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