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今までの人生51(悪夢からの現実1)

父が亡くなってからの初めての悪夢。

母の戸籍謄本には私の名前が
記載されていない・・・

昼寝から泣きながら目を覚まし

「お母さん・・・」

と、泣きながら声をかけた私は
母にの話をした。

「お姉ちゃんは本当はお父さんとお母さんの
 子供じゃないの?」

母は何を言っているんだこの娘は!?
という顔で

「何て馬鹿なこと言うの!?
 初産でお姉ちゃん産むときどれだけ大変だったか
 今まで何回も話してきたでしょう・・・
 お腹の中で大きく育ちすぎて産むの本当に
 大変だったんだから・・・
 姉弟三人とも同じ産婆さんにとりあげて
 もらってるんだから弟たちが産まれた時も
 会いに行ってたでしょう?」

と、母は言う。

確かにその話は度々聞いていた。

母子手帳にも私が産まれるまでの
母体の記録が残っているのも知っている。

でも小さかった私には会いに行っていた記憶は
残っていない。

母を問い詰めても仕方ないことは分かっている。
私は父にそっくりだ。
自分でも私が父と母の子ではない訳がないと
分かっている。

うつ病のせいなのだろう・・・
モヤモヤと不安で仕方がない。

どっちにしろ翌日には区役所に行かなくては
ならなかった。

父の死亡届や
父名義だった支払い物の名義変更をするのに
住民票や戸籍謄本が必要だったからだ。

で見たとおり
区役所へ行き
母の住民票(家族全員の情報)
母の戸籍謄本
を申請し混んでいたのもあってしばらく
二人で会話もなく黙って呼ばれるのを待った。

その間も私はのことが気になって気になって
仕方がなかった。

泣きそうなのをこらえてじっと下を向き
母の名前が呼ばれるのを待っていた。

のことを考えながら
ボーっとしていたせいもあってか
気が付いたら母は書類を受け取って
私の元に戻ってきていた。

記載されている内容を確認したかった。
でもなぜか自分でも今ここで確認してはいけない。
と感じていた。

帰宅のバスの時間もあり
寒いねー。
混んでたねー。
書類の申請面倒だねー。
などと、たわいもない話をしながら
雪の中、滑らないように気を遣い黙々と歩き
バス停でバスを待つ。

私の頭の中は戸籍謄本の記載内容のことで
いっぱいだった。

聞きたくても聞けない。
家に帰ってからじゃないともしもの時
自分がどうなってしまうか予想が出来たからだ。

やっと乗れるようになった公共の交通機関
それでも私はまだ耳栓をし余計は音を聞かない
ようにしないと落ち着いていられない状態だった。

ようやくバスを降り、自宅までは数分の徒歩。
やっと実家にたどり着く。

気になる。気になる。気になる。気になる。

でもまだ私は書類を見せてとは
まだ言えないでいた。

お昼ご飯を食べて落ち着いてから書類書こう。
ということになり、母の作ってくれたご飯を
テレビを観ながらだまって食べる。

もう私の頭の中は戸籍謄本のことでいっぱいだ。
ご飯もいつの間にか食べ終えていた。

いよいよ書類を書く時が来た。
母の住民票(家族全員の情報)
母の戸籍謄本
のコピーはやはり必要だった。
母にコピーを頼まれる。

夢と同じだ・・・
不安がよぎる。
預かった戸籍謄本をすぐ確認した。
・・・
・・・
・・・
・本人 母 〇〇
・配偶者 〇〇(父)
・長男 〇〇
・次男 〇〇
???

やはり私
長女 〇〇(私)
は記載されていなかった。


今日はここまで


昨晩までは今日からしばらく大雪予報だったのに
めちゃ晴れてる!
-3℃で寒いけど・・・
微熱はまだあるけど
晴れてると明るくて気持ちがいい!
朝も6時に目が覚めて
友人起こして
すぐ起き上がれなかったけど
7時半には活動開始できた!
それだけでも気分はいい!

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。