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【学び⑨冊目】毎日90分でメール、ネット、SNSを終わらせる99のシンプルな方法 樺沢紫苑

この本を手にした理由


今回も前回に引き続き、精神科医の樺沢紫苑氏の著書です。SNSの登場以降、人々の生活は豊かになった反面、SNSからの悪影響を受けることも多々あります。 現代人はSNSをやりすぎているということは言うまでもありません。かといって、SNSが全く存在しないアナログの時代に再び戻れば私達の生活は豊かになるかといえば、そうでも無いはずです。 SNSが悪なのではなく、間違ったSNSの使い方が悪なのです。そんな現代の若者のほとんどと言っていいほどが抱えている正しいSNSの活用の仕方、またアナログとの付き合い方などについても、この本で得ることができるのでは無いかと思い、この本を手にしました。なので、そのような視点で読み進めて、得た学びを書きまとめようと思います。

学び①情報収集には時間をかけない


情報収集の際に時間を掛ければ、より良い情報が得られる、という考え方は間違っている。

なぜか?ネットの情報というのはどれも体系化されていなく断片的なものばかりなのです。それに、質の高く、かつ自分が欲している情報が得られる可能性というのは極めて低いのです。それゆえ、あまり目的意識もなく何となくSNSをしていて、これと言った情報の収穫も無いまま、1時間、2時間という時間が過ぎていくという現象がよく起こるのです。

では、有効に情報収集をするにはどうすればいいのでしょうか?学び②につながります。


学び② 一日30分で必要な情報を手に入れる~情報の宅配便化~


無駄にインスタグラムやツイッターのタイムラインを確認したり、長時間ネットサーフィンをしたりすることなく、短い時間でどのように情報収集を済ませることができるのでしょうか。本書の中でもいくつかの方法が紹介されていましたが、その中でも一番画期的だった「情報の宅配便化」について、ここでは取り上げたいと思います。
どういうことかと、自分が情報を取りに行かなくても自分が欲しい情報を向かうから届けてくれる仕組みを作ってしまうのです。

例えば、「グノシー」というアプリを用いれば自分が関心のある分野のニュースのみを見る事ができます。また、twitterで考えると、新しくアカウントを作り、関心のある分野の専門家のみフォローをすれば、twitterが自分の欲しい情報のみが得られるツールと化します。情報はたくさん集めればいいという訳ではありません。情報の断捨離をして、欲しい情報だけにだけ触れることで、初めて情報が意味のあるものに変わるのです。


学び③デジタルとアナログの二刀流


冒頭でも触れたように、いくらデジタルの時代だからといって、なんでもかんでもデジタルにすることが、必ずしも良いとは限りません。アナログを使ったほうが、好ましい場合もあるのです。

例えば、著者の樺沢氏は大のつく読書家ですが、読書をする際には電子書籍と紙ベースの書籍の両方を活用しているといいます。それは、それぞれに利点と欠点があるため、組み合わせることでそれぞれを補うことができるからです。電子書籍は、テンポ良く読むことができ、何冊持ち歩いてもかさばらないですが、全体を俯瞰したり、メモをしたりすることが難しいです。紙ベースの本は、その逆の特性をもっていると言えるでしょう。

必ずしもデジタルが正義、と決めつけるのではなく、それぞれの長所短所を考慮し、時と場合と目的によって使い分けるのが一番賢いやり方なのです。

まとめ


以上のように私の場合は、情報収集関連の部分を特に集中的に読みましたが、他にも、FACEBOOKのうまい活用の仕方や、仕事のメール術などの情報も豊富で、SNS、メール、ネット活用術一般のバイブルと言える一冊です。それぞれに、何かしらの課題を抱えている方や、よりよい活用方法は無いかと考えている方でしたらどなたでも必見です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


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