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vol.109「『中断しても再開すること』の価値、『めんどくさいこと』の価値を認識する」

本を読む、有料のセミナーに参加するなどして得た、「特に役に立っていること」を書き出してみます。即効性のあるハウツーというよりは、習慣や考え方です。

1.アウトプットはインプットである

◆話すこと。

話しているうちに、考えが整理される。オートクリンという脳の機能だそうです。誰しも経験があると思います。

たとえば、人に(いわゆる部下や新人メンバーに)早く覚えさせたかったら、とにかく本人に話してもらう。身内のミーティングの場でもいいし、会議(本番)で説明、でもいい。
伝わることを優先する=「いちばん詳しい人が話す」だと、いつまでたっても後発が育ちません。ダブルキャスト化もできない。
「社内の会議」で練習する。「身内の上司」で練習する。練習の場はだんだん大規模に、練習台の上司はだんだん上の役に標的を変える。

◆書くこと。

紙に書くか、パソコンか、スマホに打ち込むかは好きにすればいいけど、とにかく書き出す。箇条書きにするなら、先頭に通し番号をつけたほうが認識しやすい。脳内の記憶をあてにしてはダメだ、というのは、何度も失敗して、理解しました。
「これを話すぞ」というつもりでいても、その場になったら簡単に頭から消し日ます。原稿を書き出しておいて、そこを喋ったら別の色のペン(または違う太さ・質感のペン)で条線で消し込んでいくとベストです。そこまでできなくても、話す項目のタイトルを箇条書きしておく。話しながら、目で追って確認する。大人数のリモート会議で説明するような場面では、滑り出しの一段落ぐらいはセリフそのままを書いてもいい。

とにかく「思いつきで喋らない」「無計画に喋りはじめない」。難しいしめんどうだけど、重要なことです。

ToDoリストの場合、残った項目を新しい紙に書きうつして、通し番号を振りなおす。これを終わるまでやればいい。※現実にはToDoがコンプリートすることはないし、毎回最適行動を取れるわけでもない。つい先送りにし、後に痛い目に遭うこともしょっちゅうあります。
私の場合、ToDoと消込みは紙にボールペン(=アナログ)がしっくり来るけれど、「コピー・再利用できない」という欠点もある。スケジューラに入れておいて、その日に終わらなかったら翌日へ、永久に移動する(終わるまで消さない)という方法も併用しています。

2.中断して「再開」できることの価値

◆「再開」できるかどうか。

いちど習慣化すれば、やらないと気持ち悪くなる、と言われます。半分事実で半分ちがうと思っています。習慣化なので、一定の期間サボると気持ち悪さが消滅してしまいます。

ポイントは「途切れても再開すればいい」だと考えています。日記もブログも運動もダイエットも「前回の続き」からはじめる。自分のことを、周囲はさほど気に留めてません。
特に、ブログのように「書きためる=情報を取り扱う」場合、書いたものがなくなることはない。つまり、進んだ道のりを後戻りすることはない。ダイエットや何かとの大きな違いです。しばらくサボっても、再開すれば貯まる。足し算で効く。
ブログ(SNS)は、「友達登録をして閲覧された瞬間に、一定の量があり、定期更新していること(イタくないこと)のために書く」という側面があるから、中断しても足して増えていくことは意味があります。「最後の記事の日付が古い」ことは目につくけど、「途中、中断していた」ことはさほど気になりません。

◆「めんどくさいこと」の価値。

となると、どうやってボリュームを増やすか=書くネタを確保するかが重要になります。「成功したときの、結果系」だけだと難しい。「失敗も書き、過程も書く」「小さな気づきを書く」だとずいぶん楽になります。4象限のうち1つだけ → 4象限とも使える、みたいな感じです。

自身の経験上も、「ためになる成功話」よりも「読みたかったこと」の要素が大きい。読むのは「知りたかったことが書かれてる」または「言いたかったことを書いてくれている」です。ほかの人が「わざわざ言語化まではしてないこと」を書くと、響きやすいように思います。
なにか行動を起こしたら、「試したことそれ自体が人に話す元ネタになる」という視点を持つ。成功したらシェアする。失敗してもシェアする。
書き続けているとそのうち目にとまって、声をかけられることがある。「文章を定期的に投稿し続けることの面倒くささ」を彼ら彼女らは知り尽くしているからです。「誰それ先生の大ファンです」と熱烈に言うより、その行動=「めんどうくさいこと」は説得力を持ちます。

3.茶化す人が人生に貢献することはない。

勉強なり、試行錯誤なりしていると、そのことを茶化す人間がときどき現れます。情報発信したら、コメントで冷やかされることがあります。結論からいうと、相手にしなくていい。

アウトプットしていれば意見や声は聞こえてくるもの。受け止め方は人それぞれだと思います。
私の場合、
①肯定的な意見→お礼をいって参考になりそうな部分を気に留めるか、試しに実験してみる。結果を報告する。
②否定的な意見(例:茶化す)→「この人は私の人生に責任を取ってくれる人だっけ?」と考えて、答えがノーなら無視。「コメントをもらったことへのお礼」を述べて、内容はスルーです。
責任を負わない人(=ほとんどの人が該当するはずです)、または自分のタイムラインでリスクを取ってアウトプットしてない人の「評論」は期にする必要がない。
※逆もそうで、関わりのうすい他人に時間を使わない。批判を書き込んだりしないように気をつける。

判断とは「選択肢の中から選ぶこと」で、「選ばなかったほうの可能性を捨てること」です。人生で出会った人全員と仲良くはできないし、理解者・味方は少数でいい。


勉強してること、そのアウトプットを茶化す人は、たまに遭遇します。いちいち気にしない・傷つかないスキルってけっこう重要だと思っています。

最後までお読みくださりありがとうございます。


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