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ヘモグロ ビーン
2020年6月26日 21:42
もうなんか基本的に、ナオコーラさんはツボなんだな、というのを実感しました。1ページ目から、書きっぷりに共感し、感動し、そこから最後まではあっという間で。何が好きなんだろうか、と考えながら読んだんですが、ちょっと言葉では形容しづらいのですが、感覚の瑞々しさなのかなと思いました。風流だな、と思うところが割と多い印象で。そしてその風流感は決して気取ることはなく、普通に生きていればなんとなく共
2020年2月25日 17:53
読了の読後感は、こんなはずじゃなかった、という期待はずれでした。が、その後に振り返ったり、文脈を味わっているうちに、じわじわと風景や心情が蘇ってきて、☆が4つになりました。直後は☆2でした。ゆっくりと、空気感を味わうのって大切ですよねぇ。私の好きな空気感というのもあると思うんですけど、ナオコーラさんの切り取る、情緒あふれる散文的な書きっぷりがとても好きです。最初にある、空を舞う鳥たちの描
2020年2月17日 08:44
食パン、何気ない食パンが、妙な印象を残す重要なグッズとなりました。明らかにサブキャラ扱いな彼が、地味に存在感を現し、やがて私は彼の虜になりました。彼の歩む道が、輝かしいものとまでは言いませんけど、穏やかで優しいものであってほしいと願ってやまないような、そんな読後感です。私は、自分の世界はありつつも、世界は私を中心として回ってないと思っているタイプで、わかりませんけど、小説ってそう
2020年2月10日 12:27
群像劇っていいよね。大好き。それぞれの世界があって、少しだけリンクする感じ。もともと多肉植物が好きということもあって、この表紙には惹かれてたんですけど、そして最近は山崎ナオコーラさんがマイブームになっているということもあり、とても楽しく読みました。展開が強引だと思う違和感何度か今までも感じてきたことだけど、多分、私自身が思い描く現実とギャップがあるからだろうな。今回で言うと、京都で服をデ
2020年2月5日 08:48
このところ登場人物に愛着の湧く物語を読むことが多いんだよな。タイトルの意味を、噛み締めながら読み続けた気がします。主人公の女性は、大好きな人と一緒に暮らしたり、たまにケンカしたり、それでもやっぱり好きだって思ったり、彼との世界だけが作られていましたが、やがて、二人ぼっちじゃないよなって気づくんですね。それが、このタイトルにつながってると感じたんですけど、自分の思いを文章にする箇所が多く、特に後
2020年1月18日 10:22
とても神々しい話でした。タイトルに負けました。久々の星5つです。私、この人好きなんだろうなぁ。全般的にネタバレします。ごめんなさい。ある男性の話。奥さんは、末期癌を患っています。そして、抗がん剤治療、延命治療を行わないという方針。つまり、そういうことです。明らかに、死を待つ物語です。近い未来に、別れというものが待っているのが明らかな話ってあるじゃないですか。甘酸っぱい感じだと高
2019年11月7日 18:09
初めて読みました。こういう話、好きだなぁ。書き方がエロい山崎ナオコーラ、初めて読んだのですけど、これが最初であるべきかどうか全くわからず、図書館でジャケ借りしました。人のセックスを笑うなという映画は知っていたけど、不勉強ながらこの人が原作だったとは知らず、大海を全く知らなくて、相変わらず困ります。もっと言うとこのジャケット感、ペンネームの遊んでる?感じから、20代とかなんじゃないのかなと思