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【おふとんな日々Vol.46】体験を紡ぎなおす〜前編〜

こんばんは。
毎週水曜日、fumiさんと旬香の交換日記『おふとんな日々』第46回です。

fumiさんは寒さで少しへこみぎみだということでした。
私も毎年そうだったんですが、今年は季節の変わり目のわりには元気です。

ただ寒すぎますね…。
ズボンの中に着るもこもこのレギンスを買って暖かさに感動しています。

通勤がなくなって外に出るときにしっかり着込むことができると、暑いよりは寒い方が好きなことに気がつきました。

しっかり着込んで散歩するのがマイブームです。


さて、今回からのテーマは「体験を紡ぎなおす」

この「おふとんな日々」では、fumiさんと私の体験をたくさん話してきました。

▼過去の体験を語ったいろいろ

脳内オカンとの暮らしを話したり…。

「見えないもの」を共有できなかったからこそ、大人になって気づきがあったり、共有できる喜びを知ったり…。

最近は、「過去の『やりたかった』を満たす」というテーマでお話ししていました。

fumiさんとの作戦会議で今までのテーマを振り返っていたとき、「語りなおしの効能」を感じたよねという話になり、このテーマを選びました!

「語りなおしの効能」は、心理療法や福祉のアプローチでも認められているものです。

ちょうどいいので、ふたつ紹介しますね。

ナラティブアプローチ
社会構成主義の考え方を根底に、人々が語る人生の物語(ナラティブ)に焦点を当て、心理的治療を行う手法。支援者は、問題が染み込んだ主流の物語に耳を傾け、問題を人から切り離し、共同で物語を解体する。そのご新しい真実を発見し、それらを繋げて別の物語に書き換えていく。

出典:ソーシャルワーカーの力量を高める理論・アプローチ 川村隆彦

オープンダイアローグ
Open Dialogueとは「開かれた対話」を意味する。この「対話」は、診察室で医師と患者が行う「会話」とは異なり、患者とその家族や友人、精神科医だけでなく臨床心理士や看護師といった関係者が1カ所に集まり、チームで繰り返し「対話」を重ねていくというものだ。

https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00003/091500233/

どちらのアプローチも、現実は人々が意味づけして作り上げるものとしているところに共通点があると私は解釈しています。

「過去の体験や抱えている問題はこういうものである」と定義してあるものを対話によって語りなおしていく。結論を出すのではなく、捉え直すことに意味がある。

fumiさんと何度も語りなおすことで「今思うとこうだったかも」「今はできるようになっていていいよね」と思えるようになったことがたくさん見つかりました。

お互いにカウンセリングなどで話したことはありますが、共通する経験があるからこそ「あるある」がたくさん出てきたのも面白い点でした。

自分ひとりでは思い出せなかったことや解釈が出るのは一緒に語りなおす醍醐味ですね。


先月くらいから私は「フェーズ1を終えた」という感覚になっています。
今はフェーズ2をのんびり歩き始めた感じ。

フェーズ1は、過去を消化するフェーズでした。思い出すのが苦しいけど、整理しないと乗り越えられないジレンマを抱えて、過去の体験に引っ張られて生活に支障が出ることも…。

とことん凹んだり荒れたり、カウンセリング、note100本書いて外在化など自分が楽になったり効果を感じるものはなんでも試してきました。

長い道のりでしたが、ちょうどfumiさんと語りなおしをしたのが最後の一押しになった感じがしています。

一旦終わった気がしているだけで、人生のいろんなタイミングでまた再来するのかもしれませんが笑

最初はカウンセリングのように相手が専門家で空間が保証されている場からはじめるのが日々の生活に支障が出なくてよかった気がしていますが、色々な方法を試す良さもありました。

私にとってはフェーズ1最後の一押しになった「語りなおしの効能」。
fumiさんにとってはどんな効能があったのでしょうか。

次回も楽しみにしています!

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