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飲食店のGoogle Map(Googleマイビジネス)最適化(MEO)について考える②実践編

前回、Google Map(Googleマップ)最適化、いわゆるMEO(Map Engine Optimization)と呼ばれるもの構成要素についての説明をしました。
今回は、実際にそれに対しての対策といったほどのものではないですが、最低限行うべきことを共有していきたいと思います。
くりかえしになりますが、実際に工数がかかって自分では難しいということもあるので、外部業者に委託するのもありですが、業者選定をする際にはこういったことをキチンとみている業者を選ぶようにしましょう。非常に横文字が多く、だまされやすいジャンルですので、気を付けてください。

1.前回の復習

 前回Google Mapでの上位表示のための要素について書きました。今回は、その8つの要素それぞれについてできる簡易的な対策について記載していきたいと思います。
 そちらにあたって、まずは、前回の8つの要素を再度、復習していきます。 

GoogleMap検索で上位に行く為の要素_page-0001

 
・Google Map上位表示のための要素 
 ①Googleマイビジネスシグナル
  ・検索者や検索エリアワードからの距離、
  ・マイビジネス内の内容

 ②リンクシグナル
  ・ワードに関連する信頼性の高いサイトからリンクがつけられているか?
   
 ③レビューシグナル
  ・レビュー数量:レビューの書き込み件数
  ・レビュー速度:書き込みの増えるスピード
  ・レビュー多様性:レビュー内容の多様性

 ④ページ上のシグナル
  ・関連するページにNAPが存在しているか?
  (NAP=Name:店名、Adress:住所、Phone:電話番号)
       ・タイトルのキーワード(タイトルに関連ワードが入っているか?)
  ・ドメインオーソリティー(ページに信頼性があるか?)

 ⑤サイテーション
  ・店名や店舗のサイトを引用しているサイトがたくさんあるか?
  (NAPの一致する記事がたくさんあるか?統一性があるか?)

 ⑥行動のシグナル
  ・Googleマイビジネスページに入った後の検索者がアクションをおこしているか?=マイビジネスページ内の情報が充実しているか?

 ⑦パーソナライゼーション
  ・個人事へのカスタマイズした順位表示
 
 ⑧ソーシャルシグナル
   ・
SNS系でのエンゲージメント率etc.

 ※詳細については前回の『飲食店のGoogle Map(Googleマップ)最適化について考える①基礎知識編』を参照ください。

 それではぞれぞれに対しての対策をこのあとに記載していきたいと思います。

2.各項目への対策(MEO対策)

 先ほどの8つの項目に関して、飲食店として出来るそれぞれに対しての対策を上げていきます。実際には継続して行っていくのは難しいことが多いので、外部業者へ委託する面はあると思いますが、だまされないためにも視点を持っておくことは重要です。自分でやる際に優先順位の高いものから記載しています。

①Googleマイビジネスシグナルへの対策
 ・検索者や検索エリアワードからの距離
  →お店の位置は、動かせませんのでそこに対しての対策は打てません。きちんと正しい住所、電話番号を入れるようにしましょう。
   ただし、エリアワードに関しては、店名に入っていた方が有利ですので、例えば、居酒屋Dragon ◎◎店といったようにエリアが分かるように◎◎店といったエリアが分かるようなものを入れた方が有利です。ただし、のちにも出てきますが、サイテーションの事も考えると、どこの媒体を見ても同じ店舗名で入っていることが重要ですし、正式名称を入れるルールになっていますので、適当に入れるのはNGです。

   単にワードに対して強くしようと店名の後や前に店名以外の事を入れている店舗をたまに見かけますが、規約違反行為でいつGoogleから表示されなくなるか?わかりませんので、絶対にやらないようにしてください。仮に外部業者に委託しているにも関わらず、そういったワードを入れていた場合は速攻解約しましょう。業者的には上位表示されやすくなっていいのですが、違反行為が発覚して表示されなくなった場合は、被害を被るのは店舗です。それまでの期間に積み上げてきた口コミやアクセスのデータすべてが白紙になってしまう事が起きてしまいますので。。。
 例)『居酒屋Dragon ◎◎店 女子会・歓送迎会・新年会』とか『個室 イタリアンDragon ◎◎店 銀座・赤坂・青山』の太字部分のような表現

 ・マイビジネス内の内容
  →こちらはきちんと充実させる必要があるので、すべての項目を正しく埋めていきましょう。ちょっと長いので次の章『3.googleマイビジネスの情報入力について』にまとめていますので、そちらをご覧ください。

 ②リンクシグナル
  ワードに関連する信頼性の高いサイトからリンクがつけられているか?
  →ここは、単にリンクが貼られているだけでは意味がなく、実際にそのリンクからの流入があることが重要です。ですので、単純にリンクを貼っただけのページを作っても意味がないのです。外部リンクのサイトを使った上位表示するノウハウを持っているといった業者さんはこのことを言っていますが、ほぼ品質の高くないページであったり、一つのページから何百もの飲食店ページにリンクを貼っている(Googleからはスパムサイトとして認識される)ような業者が多いので、気を付けてください。必ずリンク先のページも見せてもらうようにしましょう。
  
  飲食店ページで効果があるのは採用サイト系からリンクを貼ることです。これは就職を検討している人は必ずホームページのリンクを見ますし、また、基本的に採用サイトは信頼性が高いページが多いので、評価も高くなります。
  また、インターネット電話帳や専門料理店であればそういった素材を取り扱っている専門サイトにリンクしてもらうといいかもしれません。
  あとは、よくやるのはヤフー掲示板とかで自店舗の専門分野の内容での質問に答えて、その内容を書いてある自社ページに誘導したりといった子もできます。
     例)美味しい焼き鳥の焼き方押してください。に対して、簡単に答え、さらにその詳細について細かく知りたい方は、という形で自社ページのリンクを貼るみたいな事。

 ③レビューシグナル
  レビュー数量:レビューの書き込み件数
  レビュー速度:書き込みの増えるスピード
  レビュー多様性:レビュー内容の多様性
  →このレビュー関連の重要度は増してきていると思われます。
   2つ軸があって、まずはいい書き込みの増やすという事と狙ったワードの入った書き込みを増やすという事です。
  ※狙ったワードというのは、お店側が検索で引っ掛かりたいワードの事を指します。ただし、そのワードとお店の現状にGAPがないことが前提です。
  まず、レビューを増やすといった軸では、店舗での書き込みのお願いをするといったことはありです。※ただし、インセンティブを与えての書き込みはGoogleの規約違反になりますので、くれぐれも『デザート一品サービスするから、書き込みお願いします』とかはしないようにして下さい。
  ショップカードや小さなカードで記入のお願いをするのは問題ないです。私の知っている店舗では、マイビジネスだけに限らずトリップアドバイザーやyelp等の媒体への2次元バーコードの書いたカードをお会計時に配布してお願いしているところもありました。
 
  もう一つの狙ったキーワードを書いてもらうには。そのことが印象に残っていることが重要です。来店する以前のお店を知ってもらう段階からこの勝負は始まっています。これはまさしく、ブランディングです。
  キーワードとなる言葉や商品が自店舗が載っているどのサイトを見ても目に付くようになっているか?また、それを人に伝えたいと思うようなものになっているか?来店する前から期待値が明確になっている商品やサービスの方が実は感動を得やすいです。なぜなら最初からそれを楽しみにしてきているので、そのことが行われる事だけで感動につながります。テレビや映画でもそうですが、水戸黄門に代表される勧善懲悪パターンのような今後の展開が分かるものの方が実は伝わりやすいです。よしもと新喜劇もそうですよね。事前にここでズッコケるというのが分かっているけど、ズッコケてくれると嬉しいみたいな。
 感動は期待値を超えるものといわれていますが、そもそも店舗の情報を見た際に期待値を思い浮かべてもらえない店舗の方が圧倒的に多いんです。また、期待値を超えられればいいのですが、実際は越えられなくても期待値通りで十分です。 ちょっとずれてしまいましたが、何が言いたいかというと事前期待値をいだかれるお店になっているか?です。それがないとそもそも来店したいになりませんし、狙ったワードの書き込みも増えていかないです。ちょっとっ今回の趣旨とずれてしまうので、このブランディングに関しては、また、別途書きたいと思いますが。ここ重要です。

 あとこの段階では、指標に上がっていなかったですが、今後恐らくこのレビューに対しての返信も重要度が増すのではないかと思います。まずは返信しているか?どうか?の部分だと思いますので、まずはきちんと返信をするという事から始めればいいかと思います。恐らく店舗側が入れるコメントに関しては、悪用される恐れがあるのでこまかく拾わないだろうなとは思っているのですが、コメント返信の一番の意味合いは、お客様がそこを読んでいるといったことです。このコメント返信の内容によってお店のサービススタンスを判断できる材料にもなっています。如何にサービスのいいお店だといってもコメントの返信が「いつもご利用ありがとうございます。またのご来店お待ちしております。」ばっかり記載されていたら、どう思うでしょうか?ハレの日に使われるお店はそのことをもっと意識すべきだと思います。

 ④ページ上のシグナル
  関連するページにNAPが存在しているか?
  (NAP=Name:店名、Adress:住所、Phone:電話番号)
       タイトルのキーワード(タイトルに関連ワードが入っているか?)
  ドメインオーソリティー(ページに信頼性があるか?)
  →基本、店舗だけで対策をおこなうことが難しい部分ではあります。できることとしては、自社でコントロールできるページすべてにNAPの表記方法を決めて入れるようにしましょう。
   また、強化したいワードでのタイトルを付けたページを作るのは有効です。できれば、そのワードに関連した内容でのページの充実を図りましょう。

 ⑤サイテーション
  店名や店舗のサイトを引用しているサイトがたくさんあるか?
  (NAPの一致する記事がたくさんあるか?統一性があるか?)
  →店舗リストを載せられるものに関してはできる限り載せてもらうようにする。近隣エリアでの媒体や電話帳とかでもOK。
   あとは、プレスリリースなどで情報を発信していくのも有効です。ニュースサイト等に取り上げられなかったとしてもデータとしてはネット上に存在するようになりますし、仮にネットニュースなどに取り上げられればアクセス数の増加+信頼度のアップにつながります。

 ⑥行動のシグナル
  Googleマイビジネスページに入った後の検索者がアクションをおこしているか?=マイビジネスページ内の情報が充実しているか?
  →これは上にも記載していますが、アクションを起こしてもらえるようにページの充実が必要です。また、マイビジネス上に情報投稿(最近の情報、イベント、クーポン等があげられるようになっていますので、そちらの投稿で興味を誘い、リンクをクリックしてもらうといったことも必要になってきています。こちらの投稿についても『3.googleマイビジネスの情報入力について』で説明するようにいたします。


 ⑦パーソナライゼーション
  個人事へのカスタマイズした順位表示
  →こちらは、それぞれの方のこれまでの検索傾向や志向性によって変わるので、コントロールはできないです。ただ一方でお店のキャラクターが明確にGoogleが認識してくれたならば、志向性の合う方にはお勧めとして出る可能性があるのでそういった意味では、やはり情報の充実度は必要です。
 
 ⑧ソーシャルシグナル
   
SNS系でのエンゲージメント率etc.
  →ここは今後どうなっていくのか?がまだ不明確ではありますが、とりあえず、その指標を見始めているという事が分かっていますので、スタートとしては、ページを持つという事です。
  
   現状、店舗ページが存在していないのであればまずは作成した方がいいでしょう。0と1の差は大きいです。ただ、通常の飲食店においては、力の入れ具合に対して、ここから集客は大きく期待できないので力は入れていないかと思います。とはいえ、SNSから情報収集をする方が徐々に増えていることを考えると全く手を付けていないのは問題です。まずは月1回でいいので情報を発信するようにしましょう。0と1の差は大きいです。

   対Google対策というよりも今後の集客を考えた場合は、無視できなくなってきてはいるので、こちらに関してもまた記事上げるようにしたいと思います。

3.googleマイビジネスの情報入力について

 ①のGoogleマイビジネスシグナルの情報を自分で充実させたいといった方の為に記載の仕方を下記に記載いたします。

マイビジネスメニューm

ⅰ)情報欄
 管理画面に入り、左側にあるタブの中の情報をクリックして下さい。 管理画面に入ると左側にこんな項目が出ているかと思います。先ずは、ここの記載内容をきちんと充実させることが必要です。

最初に行うべきは、この中でも情報の項目です。下記に記載すべき
・住所、営業時間、電話番号
 最重要項目です、間違いが無いように入力&確認しましょう。

・リンク系
 ホームページのURL、メニューの載っているURL、予約サイトのURL(自社ページの予約サイトや予約台帳のURLを入れましょう)

・メニュー(文字データ)

 カテゴリー分けした文字データで入れられます。何を提供しているのか?が明確に分かるようにすべてのメニューを入力しましょう。

・商品(文字&写真データ

 β版から正式採用になりましたので、こちらも写真商品名をきちんと入れていきましょう。以前から存在しているメニューデータは文字のみでしたので、伝わりずらかったのですが、こちらができたことでお客様が見た際にメニューイメージが持てるようになりました。
 管理画面TOPページにある商品と全く内容は一緒ですので、どちらから入力していただいてもOKです。Googleからは各カテゴリー5品以上登録が推奨されていますが、足りていなくても問題ありません。

・属性項目
 ・お支払い

  現金、クレジットカード、電子決済等何がつかえるのか?もきちんと入れましょう。特に海外からのお客様を取り込むのなら、見られる部分ですので…

 ・サービス、バリアフリー、プラン、客送、特徴、設備、食事
  それぞれの項目の中で該当するものにチェックを入れましょう。

店舗基礎情報を入れましょう。

・ビジネス情報
 
店舗のついての説明を記載するところです。下記の項目は入れた方がいいと思います。
 ・立地やアクセスについて
 ・何屋なのか?
 ・特徴的な(売りの)商品について
 ・特徴的な設備について
 ・どんなシーンで利用するのがいいのか?
 ・宴会やパーティ等で使えるのか?

※注意点としては、一昔前のSEO対策であったように特定ワードを不自然に入れ込むのはやめた方がいいです。昨年の10月から日本語にも最新の自然言語処理技術”BERT”を採用し始めましたので、キーワードを連呼するような不自然な日本語ははじかれるようになるはずです。以前は細かいニュアンスをAIが認識できなかったためにダイレクトにその単語で判断していましたが文脈から意味を理解できるようになりつつあるので、自然な文章で記載するようにしましょう。
 自己紹介文だと思ってもらえればと思います。不自然な日本語や同じ単語を連呼する人をあなたはどう思いますか?お客様やgoogleの立場で見て考えて欲しいと思います。また、この紹介文と実際のお店を利用した時にGAPがあったらどうでしょうか?そのあとに書かれる口コミは想定できると思います。過剰な誇張は命とりです。。。

※過去に規約違反として、ページを落とされた事例をいくつか見てきましたが、多いのは
 ・店舗名に店舗名以外の物を入れている。
  例)居酒屋DRAGON 女子会・宴会・歓送迎会
  昨年一気にこの手のお店は警告をうけるorアカウント削除されているのであんまり見なくなりましたが、C級のMEO業者さんに任せるとたまにやっていることがあるので、気を付けてください。

  ・ビジネス情報の中に商品の金額やセールの告知を入れている。
  結構見ていてグレーなのですが、金額が入っていても大丈夫なお店もあれば、掲載停止になるお店もあるといった感じです。経験則上はセールの告知は落とされる確率結構高いです。特に半額とか無料とかは危なさそうです。

ⅱ)写真
 ⅰ)情報の項目をしっかりと埋めたら、次は写真データの登録を行いましょう。
 写真データのカテゴリーの説明を下記に入れておきます。

マイビジネス写真


・カバー写真、ロゴ(ID情報)
 基礎データなので、お店のイメージが伝わるようなカバー写真とお店を認識してもらう為の店舗ロゴを登録しましょう。

・360
 一時期、店舗に営業がたくさん来たのではないでしょうか?いわゆるインドアビューを登録するところです。
 現状はこの管理画面から360度写真を上げても綺麗に反映されないので、上げる際は、Googleストリートビューのアプリから登録するようにしましょう。
 Googleマップのように矢印で各写真をつなげようとすると結構面倒なので、ここをやりたい場合は業者さんに依頼した方がいいと思います。
※やたら安い業者さんもありますが、品質には注意しましょう。撮影ポイント数が少なかったり、画質のレベルが低いことがあります。

・動画
 
こちらは、普通に携帯で撮影したものでもアップできます。ただお客様が店舗を決める際に見られるんだという意識は忘れないでください。店舗のイメージを損なうレベルは論外です。見た方が行きたいと思うようなものを作成しましょう。いいものが取れなければ写真のスライドショーとかでもとりあえずはいいかと思います。

・店内、外観
 
皆さんが普段お店お決めるときに金額、商品と並んで知りたい事の上位に来る項目だと思います。きちんとお店の雰囲気が伝わるものをチョイスしてあげましょう。盛り過ぎはよくないですが、行きたいと思ってもらえる写真を使いましょう。

・食品と飲料
 お店で提供している自慢の料理の写真を載せましょう。いきなり全品を載せる必要はありません。あとで出てきますが、継続的に写真も追加していく事が必要ですので、徐々に拡充すればOKです。できれば、きれいに見せる為にもテイストは揃えた方がいいと思います。

・メニュー
 こちらは、メニューブック(表)の写真を登録するところです。
 綺麗なメニューデータがあればそちらをアップしてもいいでしょう。なければメニューブックを写真で撮影して投稿しましょう。

・チーム
 店舗スタッフの写真を登録するところです。現状は登録しても一般の人たちからは見えるところには表示されないようになっていますので、重要度は低いのかもしれませんが、一応登録できるのであれば、登録しましょう。



ⅲ)ウェブサイト
写真がの登録が終わったら、次はウェブサイト
の項目に入って、情報同様に各項目を埋めて公開しましょう。こちらは、Googleが自動生成してくれるホームページです。自社ホームページのある店舗も一応情報の登録を行っておいてもいいかと思います。後で説明しますがサイテーションの意味合いで自店舗が事が載っているページを増やすことはマイナスにならないはずです。下記に簡単に各項目の説明を記載します。

・テーマ
 ページのデザインをプリセットから選びます。自分のお店のテーマカラーに近いものがあればそれを選ぶのがいいでしょう。

マイビジネステーマ

・編集
 メインのボタン
  ページ上部中央に表示されるボタンの種類を選びます。
 『席を予約』『今すぐ電話』『お問合せ』『ルートを検索』『見積もりを依頼』『メッセージを送信(SMS)』『メッセージを送信(WhatsApp)』『注文を確定』『メニューを見る』の中から一つを選択して設定します。

 ヘッドライン
  通常は店舗名を記載します。

 説明
  簡潔に業態の説明を入れます。Googleから含めるべき推奨の業態ワードがでるので、そちらは必ず入れるようにしましょう。
  
 概要の見出し
  店舗のキャッチコピーを入れるといいでしょう。

 概要の本文
  こちらは、情報のビジネス情報に入れた内容と同様でOKです。

ⅰ)ⅱ)ⅲ)を一通り埋めれば、ほぼすべての項目が埋まっているはずです。こちらでベースの情報は入っていることになりますので、後は運用になってきます。

ⅳ)投稿
 最近はこの投稿の内容をgoogleが見ていますので、2つの意味でやった方がいいです。

 ・
一つはgoogleがそのお店が実際に運営されているかの判断をする為に投稿の有無をチェックしているといわれています。
 ・もう一つは先ほど書いたように投稿の内容をgoogleが拾って、その内容を見ています。⇒すなわち検索ワードとの照らし合わせをするようになってきています。

 
という事で、継続的に投稿は行っていく事が必要です。

 【投稿の種類】としては、下記があります。
  ・写真
  ・商品
  ・最新の情報
  ・イベント
  ・クーポン

それぞれを解説すると
・写真(こちらはTOP左のメニューの中にあります。)

Screenshot_2020-02-17 CCC Cheese Cheers Cafe EBISU チーズチーズカフェ恵比寿 - 写真

 写真タブの中に写真を追加することを指します。特に文章等はなく、写真をアップするだけです。 写真に入ると上記表示が上部に出るので、登録したカテゴリーをクリックし、右の青いプラスボタンを押すと写真が登録できます。


ここから下はTOP左のメニューの投稿から行います。
・最新情報
 
最新情報をクリックすると下記画面になります。

Screenshot_2020-02-17 投稿

こちらにあげる情報は、最新情報であれば何を上げても大丈夫です。(新規入荷の商品や営業時間の変更etc.)なお、こちらの情報はマイビジネスのTOPページからは1週間で消えます。(もちろん、履歴には残りますが)
目を引き、新規集客につながるような内容があればモアベターです。
投稿の内容も重要な文字情報です。端折らずにしっかりと入力しましょう。
ボタンの追加は省略することも可能ですが、閲覧者の行動のシグナルを上げる為にもできる限り設置してクリックしてもらうようにした方がいいでしょう。ボタンに追加できるのは下記の項目です。
(予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話)

Screenshot_2020-02-17 投稿


・特典(クーポン)
 こちらには特典(クーポン)を入れます。一時期アメリカではこちらを優先して表示していたようですが、日本においては今の所は他の投稿とウェイトは変わらないようです。
 基本お得な情報なので見てもらいやすいかと思いますので、グルメページ等で打ち出しているのであれば、こちらへも入力することをお勧めします。

クーポン

 入力項目で先程との差異は、掲載期間を設定できることとクーポンコードや特典利用へのリンクが貼れることです。こちらもできる限りリンクを貼った方がいいとは思いますので、自社ホームページやグルメ媒体等のクーポンページのリンクを貼りましょう。


・イベント
 
こちらは、イベント情報を入れる為の物です。期間限定のフェアやキャンペーンを行う際に入れるといいでしょう。最新情報で告知してもOKなのですが、1週間でトップページから落ちてしまいますので、期間の長いものはこちらでいれれば、期間中も表示されるようになります。

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・商品
 商品の告知ができます。情報の中で賞品をすでに入れてしまっているとそんなに使うシーンはありませんが、新商品が出た際の告知として使ってもいいでしょう。そのまま商品タブとリンクしているので、既に登録しているものをアップすると被ってしまうので注意です。

Screenshot_2020-02-17 投稿(3)

 以上が投稿の出来る内容となります。こちらに関しては定期的に行っていった方がいい部分になりますので、最低でもひと月に一回は投稿を行うようにしましょう。

3.今後について

 昨年(2019年)10月位から全国的にアクセス数が伸びてきています。着実にmapでの検索することのボリュームが増えていっています。一方で、マイビジネスを見た方の反応(リンクへ飛んだり、電話をかける)といった指標はアクセス数の伸びに対して大きく伸びていないといった状態です。
 恐らく今後googleがこの辺りを改善してくるはずなので、もっと情報の充実や見せ方の変更を図ってくるかと思います。随時変更に合わせて情報の追加を行っていく事が必要になるでしょう。

 一方で、mapアプリから入っ場合に表示される店舗情報にはお客様が上げた商品写真がメインに来ていたりします。よりリアルを追求していくと店舗側が上げた写真よりもお客様が上げた情報を優先していく可能性もあります。先日、アメリカにおいてアップルもLook Aroud(googleのストリートビューと同様の物)をリリースしました。こちらは、建物上に店舗名が表示されるようになっており、店舗名をクリックするとyelpに飛ぶようになっています。表示されている写真は一般投稿のものになっています。

 人々がよりリアルな情報を確認するといった流れを考えると加工に効きずらいショート動画のニーズが高まる可能性もあり、まだまだ、内容の変化は起こっていきそうです。

 現状のgoogle mapも日本のマイビジネスは食べログの一般投稿の写真に飛ぶようになっています。もしかすると海外の流れだと一般投稿の物を見せるのが主流になるのかもしれないという事を考えると、普段から、店舗での綺麗な写真を撮ってもらい、あげてもらうようにしておくことも必要かもしれません。

4.MEOまとめ

 ・googleマイビジネスでの上位表示を狙う為(いわゆるMEO対策)には複数の要素が絡んでいる。
 ・店舗で直接的にコントロールできるのは、マイビジネスの情報の充実&投稿での発信と自社メディア(ホームページやSNS)
 ・まずは、マイビジネスの情報の充実を図りましょう。(投稿も含め)
 ・まだまだ、発展途上の段階なので今後も色々と変化が予想されます。動向を追って、変化に対応をする必要があります。

 ・しかしながら、自店舗での運用はなかなか難しいといった事はあると思うので、その際は、信用できる業者さんをしっかりと選定して依頼しましょう。その際に今回記載しているような内容をきちんと知っているか?おこなっているか?はチェックしましょう。
  




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