やってはいけないセルフケア

今、やっているセルフケアがやってはいけないセルフケアの可能性があるというのをある本で読んだので、それをアウトプット!


それは「やってはいけないセルフケア ー肩こりは方を揉んでも治りませんー」 財前知典

とても興味深い本だったので、気になる方はぜひ!!!

そして最初に、ここで扱われていた迷信から3つ僕なりの文章で紹介!

1. 筋トレすれば腰痛が良くなる

→筋肉量は性差があるため、そこで差が出ない。さらにボディビルダーも腰痛や肩こり抱えていいる点で矛盾している。よって、筋トレが必ずしも腰痛改善には繋がらない。

2. ストレッチをすると、肩こりが改善する

→ストレッチすると、訳あって緊張していた筋肉が緩んでしまうため、むしろ悪化する場合もあるため、過信しないことが大切である。

・マッサージすれば肩こりが治る

→上記と同様、訳あって緊張している筋肉を緩めるのは得策ではない。もちろん施術された際は気持ちがよく、リラックス効果が期待できる。しかし、根治に至っていないことが多いのは明らかだろう。

これらの根底にある考えは、

働くべき筋肉がサボっているため、別の筋肉が過剰に頑張って肩こりや腰痛を招くということ。

例えるならば、会社の部署。ある部署が売上の70%をカバーして多忙の中、別の部署は10%の売上をあげつつ、サボっているような感じ。

つまり、サボっているところを働かせない限り、過剰に努力しないといけないところが永遠と頑張り続けてしまう。結果、不調をきたしてしまう。そこで大切になるのは「働いていないのがどこか知ること」である。

【目指すべきセルフケアと、その調べ方】

ということで、ここでは上半身と下半身に分けて自分の体のパターンをチェックしていく!

まずは前屈してその感覚を覚えて欲しい。

そして、以下の動作を実施して楽だと感じた方にチェックをしていく。

【上半身】 

チェックテスト①:首の動かしやすさ

A. まっすぐ楽な姿勢で立つ→上を向く→正面を向く 5回

B. まっすぐ楽な姿勢で立つ→臍を向く→正面を向く 5回

A、Bのどちらの後の前屈が楽だったかチェック

チェックテスト②: 息のしやすさ

A. 楽な姿勢で立つ→腕を左右に開いて、前に出して内側にひねる

B. 楽な姿勢で立つ→腕を左右に開いて、後ろに引き、外側にひねる

A、Bのどちらの後の呼吸が楽だったかチェック

チェックテスト③:足の上がりやすさ

ここでは、最初に仰向けになって脚を5cm上げる(左右どちらでも可)。そして、その感覚を覚えておく。

A. 仰向けになる→腕を内側にひねりながら、脚を5cm上げる

B. 仰向けになる→腕を外側にひねりながら、脚を5cm上げる

再度、5cm上げて、どちらが良かったかをチェック

チェックテスト④:上半身の曲げやすさ

A. 椅子に座る→両手を伸ばしたまま、胸の前で揃え、背中を丸めながら息を吐く

B. 椅子に座る→両手を後ろに引き、胸を張りながら息を吸う

https://onedrive.live.com/?cid=21994490ADF29D51&id=21994490ADF29D51%215587&parId=21994490ADF29D51%215570&o=OneUp

A、Bのどちらの後の前屈が楽だったかチェック
Aが多い=息を吐くパターン

これは胸をすらすように体を使うのが染み付いているパターン

これに該当する方は、もともと反り腰になりやすいので息を吐く際に丸くなるように吐く運動が効果的!

Bが多い=息を吸うパターン

これに該当する方は、背中が丸くなった姿勢で体を使うことが染み付いているパターン

息を吸う際に、肩甲骨を寄せ付けるように胸を張って吸う運動が効果的

【下半身】

チェックテスト①:膝関節の動き

A. 前屈→片方の膝を90度に上げ、膝下を伸ばす→前屈

B. 前屈→楽な姿勢で真っ直ぐ立ち、片方の膝を曲げる→前屈

チェックテスト②:股関節前後の動き

A. 前屈→楽な姿勢で立つ→股関節を意識しつつ片方の脚の股関節が90度になるように前に上げる→前屈

B. 前屈→楽な姿勢で真っ直ぐ立つ→片方の脚を後ろに上げる。(股関節から動かし、太ももの前面を伸ばすイメージ)→前屈

チェックテスト③:股関節内外の動き

A. 前屈→片方の脚を内側に引き入れる→前屈

B. 前屈→片方の脚を外側に上げる→前屈

Aが多い=太ももの前側を使うパターン

これに該当する方は、太ももの前側にある筋肉(大腿四頭筋)や脚を内側に寄せる筋肉(内転筋)を使うと動きが良くなる。

もも上げや、椅子に座りながら脚を内側に寄せる運動が効果的

Bが多い=太ももの後ろ側を使うパターン

これに該当する方は、太ももの後ろ側ぶある筋肉(ハムストリングス)脚を外に上げる筋肉(外転筋)を使うと動きが良くなる。

ヒップアップや脚を外に開く運動が効果的

※上半身と下半身のパターンが一致するとは限りません。なので、それぞれに合ったチェックが必要です。

パターンがどっちだから悪いのではなく、自分がどのパターンなのか認識することに意味があります。そして、それを基に効果的なセルフケアを行うことでニュートラル(パターンに縛られない、サボるところがない)に近づきます。

そして、その方法は先程のチェックテストがそのままエクササイズになりますので、一日5回~10回を目安にゆっくり実践することをお勧めします。

ニュートラルに近づくと、日常的な腰痛や肩こりから開放される日が来るかも、、、

ぜひ、取り組んでみてください。

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